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鉄の骨 の商品レビュー

4.2

507件のお客様レビュー

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  2. 4つ

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2024/05/02

どんどん話に引き込まれ、先が気になって、やめられない止まらない(笑 談合はルール違反、というのは分かっていますが、こんなに仕事に熱くなれるというのは、ある意味うらやましいと思ってしまいました。

Posted byブクログ

2024/04/28

久しぶりの池井戸作品。ゼネコン業界の"談合"をテーマとした物語です。 一松組に勤める平太は、技術系の職務から入札を担当する業務課への異動を命ぜられ、入札事業における“談合"の存在を目の当たりにすることになります。 談合は悪いことではないのか…という...

久しぶりの池井戸作品。ゼネコン業界の"談合"をテーマとした物語です。 一松組に勤める平太は、技術系の職務から入札を担当する業務課への異動を命ぜられ、入札事業における“談合"の存在を目の当たりにすることになります。 談合は悪いことではないのか…という戸惑いを抱きつつも、上司の指示に従い、関係者との調整に懸命に従事する様子が描かれています。 複数の会社の利害や、時には政治家を巻き込んだ“調整"の場では、様々なしがらみにがんじがらめになってしまって自分の意思を通すどころの話ではないのだな…と思いました。 本作では、平太を含めた業務課のメンバーが、あらゆる制約のなかでも必死に会社のために奔走する姿が印象的でした。 仕事に熱くなれるって、、、何かいいなぁ。 ずっしりボリューム感のある作品でしたが、熱い気持ちをいただきました♪

Posted byブクログ

2024/04/19

談合。製造業で働く自分にとっても、その背景は理解できる話だと思う。 どの業界であれ、提供した価値に対して、適正な対価を享受できる構造にしていかないとダメだと最近思ってる中で、思ってくることをそのまま表現してくれる1冊だった。

Posted byブクログ

2024/04/06

談合のことはよく知らなかったが、なるほどと思った。 主人公の部署の人達がアツく、二転三転していくストーリーに目が離せなくなる。 ただ彼女の萌にはイライラする。。。

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2024/03/17
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ドラマの半沢直樹にハマっていたところ、 先輩から勧められて読んだ。 先輩西田が熱い。 平太が業務課への異動理由を 西田に尋ねた時の返答が熱い。 自分も頑張ろうって思えた。 それと彼女。 現実と理想の揺れ動きには ハラハラとさせられた。 一旦園田の方にいった時の喪失感たるや。 最後、彼女が園田に送ったメール内容や 心理描写が気になりすぎる。 分厚い本だったけど、苦にならず読めた。 自分の今の仕事について 改めて考えることができた。

Posted byブクログ

2024/03/15
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

西田みたいな先輩に出会いたい。後輩も絡みやすい性格で、仕事が大好き(かつ優秀)で、上司にも必要に応じて強く発言できて、職場の家族を大切にできて…本作で一番好きなキャラです。 ストーリー自体は、入札・談合という話を非常に分かりやすく書かれており読みやすい。流石池井戸潤。 ただ新工法を見出してコスト大幅ダウンに成功した流れにはやや無理があると感じた。 不正は必ずしも自らの意思で行われるものでなく、巻き込まれていくことも多いのだろう。組織に入ると、その組織風土が当然で、今までの常識が非常識に感じることがある。そこで乗るかそるかを判断できる軸と強い意志を持ちたいと思った。 自分が平太と同じ状況に置かれていたらどうするかを考えながら読むと面白い。

Posted byブクログ

2024/03/15

Amazonオーディブルで聴いた。 あんまり面白くなかったな〜。 しかも主人公の彼女がかなりイヤなタイプ。

Posted byブクログ

2023/12/25

談合の話です。 毎年同じ、区役所の駐車場管理のおじさん。 本当は入札で管理会社が選ばれるわけですから毎年同じと言うのは「当たり前」ではありません。 道路整備、ビルの建設、地下鉄工事・・・それらが「本当に」入札で決まるようだったら、建設会社はどんどん利益を削って競争し、...

談合の話です。 毎年同じ、区役所の駐車場管理のおじさん。 本当は入札で管理会社が選ばれるわけですから毎年同じと言うのは「当たり前」ではありません。 道路整備、ビルの建設、地下鉄工事・・・それらが「本当に」入札で決まるようだったら、建設会社はどんどん利益を削って競争し、そのうちに潰れてしまう。 利益度外視の新興会社が実績づくりのために入札で工事を請け負い、そのうち無理がたたって倒産したら誰が穴埋めするのか。 もし入札が不調の場合、再入札等で工期がずるずると遅れてしまう。 だから談合は「相互互助の知恵」なんだ。というのは正論なのでしょうか。 「業界、会社の当たり前」に対して疑問を持ちながらも「社員」として行動せざるを得ない主人公。 「組織」に対して「個人」は無力なのか。 「疑問」はそのうち「当たり前」に変わってしまうのか。 そういう視点で見ても面白いです。 読み応えのあるおすすめの作品です。

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2023/12/20

談合というセンシティブであり、この本の書かれた時代において社会的な話題になりやすい題材の小説。なぜ談合が起き、誰もが悪いことと解っていながらなくならないのか、様々なことを考えさせられながらも小説として面白く読み応えがあった。

Posted byブクログ

2023/11/20

走れ平太 650ページほどある作品でしたが、一日で一気に読めました。 会社のために死ぬか、正義を貫いて死ぬか 二転三転する状況に読む手が止まりませんでした。

Posted byブクログ