四十九日のレシピ の商品レビュー
読みやすく、さらっと読めた。 全体的に暖かい印象の話だったが、時々はっとさせられる描写も。 ただ、ラストというかオチの部分がややファンタジー過ぎてそれがマイナス要素かな。
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レシピという名がついてるので、 料理モノかと期待したら違った。 でも、結局面白かった。 正しい感じの本だったな。
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「夢は叶わぬこともある。努力は報われぬこともある。正義は勝つとは限らない。だけどやってみなけりゃ分からない。さあ,頑張ろう」 「好きとか愛とか,アイラブユーとか,そんな言葉はなくてもいいです。渡したこしらえたものをおいしそうに食べてくれる人,それだけで十分に幸せです。熱田さんは,...
「夢は叶わぬこともある。努力は報われぬこともある。正義は勝つとは限らない。だけどやってみなけりゃ分からない。さあ,頑張ろう」 「好きとか愛とか,アイラブユーとか,そんな言葉はなくてもいいです。渡したこしらえたものをおいしそうに食べてくれる人,それだけで十分に幸せです。熱田さんは,あのとき私の豚まん,おいしいって食べてくれました。あの記憶だけで一生幸せで,一生信じてついていけます。働き手じゃなくて,好いてもらって妻に迎えられたんだって,自分に自信が持てます」 「失って初めて気がついた。臨んだ花はなくても,別の美しい花がいつも咲いていたことに。差し出された愛情を当たり前のように受け取り,ないがしろにしていたことに,怒りよりも強く後悔ばかりがわきあがり,思いはつのる」 「テイクオフボード,跳び箱の踏み切り板ってあるでしょう。私たちはそれなんです。思い切り走って,板を踏み切って箱を超えたら,もう思い出さなくていい。過去を飛び越えたことに自信をもって,まっすぐに走っていけばいいんです」 温かい話。瀬尾まいこ的な感じ。ジャケ買いだったけど,けっこう良かった。
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人に薦められて読んでみました。内容が重いというか深刻なのにうまい具合に脱力できるように書かれていて、読みやすい。乙美さんとハルミがかわいらしかった。だいたいの登場人物にきちんと後日談が添えられているのにカイトくんだけなにもなく、まぁ母親と一緒なのでしょうけれどそこだけすっきりしま...
人に薦められて読んでみました。内容が重いというか深刻なのにうまい具合に脱力できるように書かれていて、読みやすい。乙美さんとハルミがかわいらしかった。だいたいの登場人物にきちんと後日談が添えられているのにカイトくんだけなにもなく、まぁ母親と一緒なのでしょうけれどそこだけすっきりしませんでした。いい人と無神経な人など人物のかき分けがデフオルメされていてやや極端に思いましたが面白かったです。
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祖母を亡くして間もないせいか、喪失感を痛いほどに感じた。失くしてから本当にわかる存在感やありがたみ。どうして、「在る」時にもっと傍に居なかったのか、気持ちを伝えなかったのか。 今からでもできること、やろう!
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失ってから気づかないようにいたいけれど、当たり前になってしまうとなかなか感謝することができない。人を通してまた人と出会うことで気づいていく様子が面白かった。
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いろいろ悲しいし、淋しい。だけど、温かい。滋味なスープのように、身体のすみずみにまで染み渡るような物語♪おススメです♪♪
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一人ひとりの登場人物が個性的で、良い味を出している。身近な人を亡くしてから、その人の大切さが分かる。亡くなってから、残された人を勇気付けられる。毎日の目の前の一つ一つを大切にしていきたくなるお話です。
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すごく読みやすかったです。 ドラマは観そびれたので、本を買ってみたのですが、結構、年代も状況も似たような立場の私としては、とても考えさせられてしまいました。 「子供を産まない女性の人生は空白なのか」 これと、似たようなこと。 実は周りの同年代の女性を見ていて、子供に恵まれない...
すごく読みやすかったです。 ドラマは観そびれたので、本を買ってみたのですが、結構、年代も状況も似たような立場の私としては、とても考えさせられてしまいました。 「子供を産まない女性の人生は空白なのか」 これと、似たようなこと。 実は周りの同年代の女性を見ていて、子供に恵まれない女性は、少なくとも一度は感じた事があるはず…。。。 女性は、そのことをコンプレックスに思って、引け目を感じたりしてしまうもの。 主人公は、周りの親戚からも子供のことを言われ…。 「子供がいない分だけお金がかからないんだから、姑の面倒くらい見てくれ」 と実の夫の妹から、言われたり…。。。 「でも、養育費だの教育費だのかからない替わりに、将来面倒見てくれる人がいるあてもないし、自分たちで自分たちの面倒を見なくては…」 と主人公に言われると、読んでいる方も、 「ああ。子供がいないからって、経済的にも時間的にも得をしているなんて、引け目に思う事もないのか」 と少し救われました。 でも、この旦那さん、あまりにも情けないなあと思ったりして…。 それでも、主人公は、この旦那の元に戻って行ったなんて、よっぽど魅力的な容姿だったのかな? 夫婦のすれ違いのきっかけも、 妻が思っているのと、夫が思っているのと…。 妻の父親が問いただしてみたらマヌケなほど違っていたり…。。。 やっぱり、夫婦と言えども他人は他人。 ちょっとしたことで、すれ違って、思わぬ方向に進んでしまったり…。 常にお互いを思いやることって大切だけど、難しいことでもあるんだなあと思いました。 でも、そんな話でも、最後は救われて優しい気持ちで終えることができたので、良かった。 「レシピ」って「処方箋」って意味もあるんですね。 しかし、つい最近、祖母を亡くして、我が家にも少なからずも不思議な出来事が起きたばかり。 やっぱり、四十九日の奇怪なことって、良く起こるものなのかな? でもなあ…ばあちゃんの場合は、助けにきてくれたって言う感じではなかったですけど…。。。
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(11.11.17) 泣けた… 後妻であった がこの世を去った。 悲しみに暮れる家族を励まそうと、無き妻の生前の弟子たちが家にやってくる。 そしてそこには四十九日までのレシピがしっかり記されていた… ちなみに、この日はボジョレー解禁日で、飲みながら読みました。
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