四十九日のレシピ の商品レビュー

伊吹有喜【著】

2012/01/14

動しました　やさしいやさしいお話です

妻、乙美が亡くなった後 良平は生きる気力をなくしていました

そこに、乙美の教え子の『井本』そしてブラジル人の通称『ハルミ』がやってきて四十九日まで家の手伝いをしてくれるといいます

そして、娘の百合子は夫との関係で傷つき実家に戻ってきます

http://momokeita.blog.fc2.com/blog-entry-46.htmlより

2012/01/12

それぞれに大切な人を失い、心に傷を負った父と娘。
そこへ亡き母の知人だというイモトが現れ四十九日の大宴会に向けた母の思い出と探しとともに、父娘の心の隙間を埋めてくれるようになっていく。まるで母がそこにいるかのように。

人を失い、傷つけられてもまた立ち直れる強さや芯のようなものを持っていることは武器だなと。
心折れても復活できる力が欲しい！

途中息苦しくなるけど、最終的にほっこりする話でした。

2012/01/11

ずっとずっと本屋で気になり続けていたのでついに買ってしまった。
もう、ずーっと泣かせっぱなしの本。
ある意味ファンタジーかも。

こういう生活いいな、と思ってしまった。
｢生活する｣ということを大切に書かれた小説だと思う。
文体も柔らかくとても読みやすかった。
ちょっと精神的に疲れていたけれど、なんだか温泉に入った後みたいな感じでホッとする読後感もよかった。

2012/01/09

あたたかい話だった。

それにしても最近こういう料理系あたたかい話多すぎないか？
女の子がこういうの好きなのかな

2012/01/05

読み終わるのが勿体無くて、終盤、何度も何度も読み返した。
大人だって失敗するし完璧じゃない。完璧すぎることが欠点になることだってある。それでいいんだと思う。

おっかさんのような女性になりたい、とつくづく思った。

2012/01/03

妻の乙美を亡くし、気力を失った良平のもとへ、夫の浮気で傷心した娘が出戻ってくる。そこへやってきた奇妙な格好をした女の子が、乙美が二人のために生前残したレシピの存在を教えてくれる。
掃除の仕方や料理の作り方の脇に、幼い頃の娘や良平のイラストが書かれていて、想像するだけでほのぼのした気持ちになります。きっと柔らかく愛情たくさんのイラストなんだろうなぁと想像すると、そのレシピ自体を目にしたい気持ちでいっぱいになります。
乙美と良平のほのぼのとした出会いのシーンもとてもきれいに描かれていて、寒い冬に読むのにぴったりな作品でした。

2011/12/30

文庫になるのを待っていました。

自分が死んだ時の、いろいろ細々としたこと。なんにも伝えていないので途方に暮れるだろうな・・と、このところ考えたりしていたもので。
感慨深いものがありました。
死んだあとのことだから、
あれこれ考えても仕方のないことはよくわかっている。

生きていく上で何かあったとしても、
見守ってくれている何かがあると。
だから大丈夫。信じて進みなさい。と言っているよう。

2011/12/30

出来過ぎだよなぁという気持ちはある。旦那さんにしても、おばさんにしても。それ以上に、あの二人にしても。それでもあったかな気落ちになるんならいいんじゃない、という気もした。「あしあと帳」の空白が埋められる様は素敵だなぁ。素敵な人生だし、素敵な人だったんだなぁとしみじみ思う。

塩ラーメンにバターがとてもおいしそうでたまらない。

2011/12/24

結婚のあり方、夫婦について、子供を持つということ持たないこと、再婚離婚などなど考えさせられる本です。
面白かったけど・・・ちょっと唐突なエンディングで。
私はお父さんの妹のあのおばさんが苦手だなー。

2011/12/23

「風待ちのひと」も良かったし、この本も良かった。
あったかくなる物語。
次の１冊が待たれる作家さん。