アシンメトリー の商品レビュー
もやもやもや~って気分です 恋愛の甘い感じもなく、かといって失恋とかの切ない感じでもない よくわからないから、もやもやする。まさにそんな感じ。 人の感情ってよくわからない。好きか嫌いかもそうだけど、楽しい、悲しいって感情も。 晴れそうな予感はするんだけど、それでもどこかに引...
もやもやもや~って気分です 恋愛の甘い感じもなく、かといって失恋とかの切ない感じでもない よくわからないから、もやもやする。まさにそんな感じ。 人の感情ってよくわからない。好きか嫌いかもそうだけど、楽しい、悲しいって感情も。 晴れそうな予感はするんだけど、それでもどこかに引っかかりを覚えずにはいられない。そんな小説でした
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結婚感、性の価値観の全く違うアラサー男女4人が、互いに競ったり、傷つけあったり、傷をさらしあったりしながら、誰かと一緒に暮らすことに向き合う話。 あー、ねー。あるよねー。ってつい思ってしまう、女同士の微妙なせめぎあいとか、どす黒いとこをきちんと描きつつも、ちゃんと向き合って、混...
結婚感、性の価値観の全く違うアラサー男女4人が、互いに競ったり、傷つけあったり、傷をさらしあったりしながら、誰かと一緒に暮らすことに向き合う話。 あー、ねー。あるよねー。ってつい思ってしまう、女同士の微妙なせめぎあいとか、どす黒いとこをきちんと描きつつも、ちゃんと向き合って、混ざり合っていける前向きなラストがよいです。
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コンプレックスやら嫉妬やら妬みやら悪意やら、とにかく読んでてチクチクする。 それもなんとなく自分にも身に覚えがあるようなことだからなおさら。 結局はないものねだりなんじゃんねって結論にたどり着くまでどれだけお互い嫌な思いしたか。 友達とも恋人ともずっと駆け引きして、一つ一つの言動...
コンプレックスやら嫉妬やら妬みやら悪意やら、とにかく読んでてチクチクする。 それもなんとなく自分にも身に覚えがあるようなことだからなおさら。 結局はないものねだりなんじゃんねって結論にたどり着くまでどれだけお互い嫌な思いしたか。 友達とも恋人ともずっと駆け引きして、一つ一つの言動を取り上げて診断したり深読みしたり。 すごくイライラするんだけど、でもわかってしまう。 普通であること。少数派であること。 片側から見ただけではわからないけど、人には全て生い立ちや経緯があって、そうやって成り立った人格と今向き合っている。 理屈ではわかっているつもりでも相手を目の前にするとそんなこと考えられなくなっちゃうんだよな。 多視点で書かれているからこそ、そうやって気づけた。 吹っ切れたあとの朋美はすごくかっこよかった。 もう、やめない?あの一言がすごく気持ちよかった。 水道水が飲めるようになった貴人。 治樹がいなくてもやっていけると気づいた紗雪。 この二人もおんなじ。 今まで縛られてたものから解放されてすっきりしていてすごく羨ましいなと思った。
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結婚しないと思っていた元同僚が結婚することになり、男女4人の歯車が動きだし… 4人の個性がバラバラなんだけど、何か繋がってる感じでした。
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友人の結婚を契機にした、女子の悶々とした話が中心と思いきや、同性愛、信心、にも言及。 軽く読めるけど、自分の今までの価値観を見直すきっかけになる話。 「普通」って言葉の使用は、控えようと思った。
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アラサー男女四人の、「普通」だったり、「普通じゃない」恋愛と友情話。性同一性障害とか、結婚への憧れとか、まあ色々。色んな形をとった人間たちが、違いを認め合いながら、つかず離れず付き合っていくことの難しさと貴重さを描いたように読めた。
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読み始めてから、中盤になるまで気が付かない 普通の恋愛ストーリだと思ったが違った。 人それぞれに個性あり、恋愛も友情もいろいろなパターンがある。 見た目や決めつけで人を判断せず心の目を持ちたいなって思いました。
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人それぞれの個性 ぱっと見じゃ分からない個性 言葉や偏見には気を付けないといけないなと思う 親友の語った言葉と、 お話しに出てくる言葉がとても似ていて 親友の気持ちや環境を前より少しだけ知れた気がした 人のなかなか表に出さない所がよく書かれていて 何だか為になった本でした♪
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とても一言で表現しにくい小説だ。 二組の男女の恋愛と友情を描いた物語なのだが、 決してラブラブな感じではなくて、小さなエピソードの積み重ねがやがて 大きなうねりにつながっていくような。 その一つ一つのエピソードにドキッとさせられる。 たぶん、これ俺もやっちゃったことある!と一々...
とても一言で表現しにくい小説だ。 二組の男女の恋愛と友情を描いた物語なのだが、 決してラブラブな感じではなくて、小さなエピソードの積み重ねがやがて 大きなうねりにつながっていくような。 その一つ一つのエピソードにドキッとさせられる。 たぶん、これ俺もやっちゃったことある!と一々身につまされるのだ。 何度心を凍りつかしたことか。 アシンメトリーとは左右非対称のことだ。 ぴったりと納まらない四人が自分たちの進む道を右往左往しながらも 前に進んでいくことを表している。 生きていくことが楽しくもありつらくもあり、でもそれらすべてにありがとうと言えるようになれればなあと思うのだ。 そしてその自分の人生には、家族がいたり友人がいたり先輩や後輩がいたり。 誰かに支えられているんだとあらためて気づかされる物語だった。
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