アシンメトリー の商品レビュー
単なる女性の上辺と本音の描写だけでなく、男性の、しかもここまで複雑な背景を持つ人物をきっちり描けているところに驚いた。 少し間違えると重くなってしまうはずなのに読後感も悪くなく仕上がっているのは、飛鳥井氏の力量だろうか。
Posted by
新しい関係の物語。どうしても手に入れたいと深く思う感情を、一言恋愛と呼ぶには切ないような気がした。対象的な女の子どうしの描かれ方がどちらに対しても共感をもてて良かった。
Posted by
結婚に強い憧れを抱く女、朋美。結婚に理想を追求する男、貴人。結婚に縛られたくない女、紗雪。結婚という形を選んだ男、治樹。朋美は、親友の紗雪が幼なじみの治樹と突然結婚を決めたことにショックを受ける。心から祝えない朋美だったが、ふたりの結婚パーティーで出会った貴人に次第に魅かれていく...
結婚に強い憧れを抱く女、朋美。結婚に理想を追求する男、貴人。結婚に縛られたくない女、紗雪。結婚という形を選んだ男、治樹。朋美は、親友の紗雪が幼なじみの治樹と突然結婚を決めたことにショックを受ける。心から祝えない朋美だったが、ふたりの結婚パーティーで出会った貴人に次第に魅かれていく。しかし、紗雪と治樹の結婚には隠された秘密があった…。アシンメトリー(非対称)なアラサー男女4人を巡る、切ない偏愛ラプソディ。
Posted by
ありがちな設定だけど、面白く読めた。少し外れた変な人間が出てくる。女子たちが最初のキャラと最後の方が真逆になったのが不自然過ぎ。もう少し心の変化とか書かなきゃ?
Posted by
+++ 結婚に強い憧れを抱く女―朋美。結婚という形を選んだ男―治樹。結婚に理想を求める男―貴人。結婚に縛られない女―紗雪。結婚願望の強い朋美はある時、友人の紗雪が突如結婚を決めたことにショックを受けた。紗雪の相手は幼馴染みの治樹。心から祝えない朋美だったが、ふたりの結婚パーティー...
+++ 結婚に強い憧れを抱く女―朋美。結婚という形を選んだ男―治樹。結婚に理想を求める男―貴人。結婚に縛られない女―紗雪。結婚願望の強い朋美はある時、友人の紗雪が突如結婚を決めたことにショックを受けた。紗雪の相手は幼馴染みの治樹。心から祝えない朋美だったが、ふたりの結婚パーティーで出会った年下の貴人と恋仲になる。しかし、紗雪と治樹の結婚には秘密があった…。現代における「結婚」とは何か?アシンメトリー(非対称)な男女4人を描く、珠玉の恋愛小説。 +++ 結婚という形をめぐる、それぞれ結婚観のまったく違う四人の男女の物語である。違う人間であるゆえに、同じものを見ていても異なることを感じ、受け取るものも違うのは当然のことである。結婚に関してもそれは同じこと。それぞれの想いがたまたま重なったり、すれ違ったり、前を向いて並んだままだったりするものである。それが、満たされたり、切なかったり、もどかしかったりして、悩むのだろう。それぞれが少しずつ強くなり、何かを乗り越えかけているような終わり方が希望を持たせてくれる。人は誰でもどこか歪なアシンメトリーな存在であり、それを認めるところから始まるのだと気づかされる一冊でもある。
Posted by
わりとずーっと暗いです。でも最後は無理な感じじゃなくてうまくまとめられてます。タイニータイニーハッピーとはだいぶ感じが違うかな
Posted by
女同士の心理戦の怖いこと怖いこと。そこまでするかと思って読んでいましたが、でも現実の女の人も、負けず劣らずですよね。
Posted by
とってもおもしろかった。 いろんな角度から楽しめるし、読後感もよかった。 先が気になるから、あっという間に読める。 あと、主人公がどんどん変わっていくから、登場人物の深い部分まで見れてよかった。 友情・トラウマ・ゲイ・お酒を飲むと狂暴化。 でも、なんだか痛いところがみょーに共...
とってもおもしろかった。 いろんな角度から楽しめるし、読後感もよかった。 先が気になるから、あっという間に読める。 あと、主人公がどんどん変わっていくから、登場人物の深い部分まで見れてよかった。 友情・トラウマ・ゲイ・お酒を飲むと狂暴化。 でも、なんだか痛いところがみょーに共感できる。 友達に紹介してもらった男の人のことを、いいなーと思って近づいていったら、友達がその男の人と結婚することになって、ひどく傷つく、とか。 同じことは起こらなくても、それに似たような痛さって、今まであったような気がする。 取られたくない、って思って、「あ、やっぱり好きだったんだ」って気づいて、それまでは友達だったけど、気持ちに気づくから、動く、という反応なのかな? 心理描写がとにかくすごくて、人ってこんなことまで考えてるんかな、、、ってちょっと気持ちが暗くなったほど。 すべての人がこうでもないと思うけど。。 あと、もっとネガティブに取れるところが逆にポジティブに取られてるところがあったりで、そこは意外だなーと感じたりした。
Posted by
こわい。 こわいファンタジーでした。 こわいほどリアリティがあるとおもいます。 でもさいごは有り得ないハッピーエンド。
Posted by
主人公の朋美と自分自身がリンクしすぎていて、そして紗雪が私の友達にリンクしすぎていて、そしてその2人の関係もそっくりで。それにまず驚いた。 恋愛は条件でするものなのか? 感情でするものなのか? どちらが普通でどちらがダメ? 人は十人十色。だから恋愛も十人十色。自分の気持ちに正...
主人公の朋美と自分自身がリンクしすぎていて、そして紗雪が私の友達にリンクしすぎていて、そしてその2人の関係もそっくりで。それにまず驚いた。 恋愛は条件でするものなのか? 感情でするものなのか? どちらが普通でどちらがダメ? 人は十人十色。だから恋愛も十人十色。自分の気持ちに正直に。 そして相手の気持ちを思いやる。 私たちも打ち解けあえればなー。
Posted by