日本人がグローバル資本主義を生き抜くための経済学入門 の商品レビュー
Twitterやブログで有名な藤沢数希さんの本。思ったより真面目な経済学の本で、ミクロと特にマクロを学んだことがない人には理解しにくいところが多いかも。それ程オリジナリティは感じなかったけど、現代社会の問題やビジネスと経済学を絡めて理解するにはとても分かりやすい良書。
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経済学の概論をサクッと学べ、現代社会はどう動いているかを学べる本。 要所を絞っており、すっと頭に入ってきやすい。 この本を基に専門書を読み進めると良いと思う。 第5章については、個人的には目新しさはないというか、自分自身の考えと似たものでした。 第1章 マネーは踊り続ける 第2...
経済学の概論をサクッと学べ、現代社会はどう動いているかを学べる本。 要所を絞っており、すっと頭に入ってきやすい。 この本を基に専門書を読み進めると良いと思う。 第5章については、個人的には目新しさはないというか、自分自身の考えと似たものでした。 第1章 マネーは踊り続ける 第2章 小一時間でわかる経済学の基礎知識 第3章 マクロ経済政策はなぜ死んだのか? 第4章 グローバリゼーションで貧乏人は得をする 第5章 もう代案はありません
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タイトルは仰々しいけど、中身は経済学の基本について書かれている。 世界同時金融危機と福島原発事故が引き起こされた経緯に類似点を見出したり、日本の公的年金のシステムは“ねずみ講”と同じ仕組みであると酷評したり、日本はGDP比200%にも達する政府債務を抱えている世界有数の借金大国...
タイトルは仰々しいけど、中身は経済学の基本について書かれている。 世界同時金融危機と福島原発事故が引き起こされた経緯に類似点を見出したり、日本の公的年金のシステムは“ねずみ講”と同じ仕組みであると酷評したり、日本はGDP比200%にも達する政府債務を抱えている世界有数の借金大国であると悲観したり。 ケインズ政策、乗数理論、流動性の罠、リフレ政策、マンデル・フレミング・モデル、不可能なトライアングル等、経済学を専門的に学んだことがない人間でも、あるいは新聞等で目にしたことがあるかも知れない、今日の経済に関する諸問題を紐解く手助けとなるこれらの理論を、日本経済を取り巻く現状から説明している。 タイトルの割に内容はとてもドメスティックであり、代案はありませんという割にその代案は決して印象的なものではなかった。日本経済の現状に関する上面の上面を勉強することができる、流行りの“不安を煽る経済的憂国論”な一冊だった。 どこかのタイミングでマクロとミクロにガチで向き合いたい。
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今まで感じていた多くの政治家が非合理的な政策を推し進めていることについて、背景が分かった。 失業はイノベーションのためには欠かせないことで、行政が企業に対して無理に雇用を強いることの弊害を強く感じた。
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政府が成長産業を見抜きその分野に投資することは非常に困難で、また政府がそんなことをしなくても敏感な金融マーケットから自然にお金は集まってくる。政治は余計なことはせず、必要最低限のセーフティネットを用意したり、税制を改革して外資のインバウンドを促す等限られたことに注力すべきである。...
政府が成長産業を見抜きその分野に投資することは非常に困難で、また政府がそんなことをしなくても敏感な金融マーケットから自然にお金は集まってくる。政治は余計なことはせず、必要最低限のセーフティネットを用意したり、税制を改革して外資のインバウンドを促す等限られたことに注力すべきである。それは東西ドイツや北朝鮮と韓国を見れば一目瞭然だ。 消費税は薄く広く漏れを少なく集められ、安定的な推移が期待できる。一方で現在の日本は高所得者から多くを取ろうとして富裕層に逃げられ、結果として所得税でとれているのは3%程度である。法人税も所得税制累進課税と同様に引き下げるべき。 久々に数式見たら辛かった。税制、道州制といい、大前研一の主張と近いものを感じた。
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著者のウィットに富んだ表現に引き込まれる。グローバル化=賃金の平準化であり、日本人にとっても耐えられない。競争は激しさを増し、生き残るには戦闘力を増すしかないのだ。
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Blog金融日記の著者が世界同時金融危機やホリエモン有罪判決などを切り口にグローバル経済をとても分かり易く解き明かす。日本のこれからに向けて数々の提言し、返す刀で既得権益者バッサリと切り捨てる。 提言など賛同する部分も多々あるが、基本的なところでの違和感は拭えないな。
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少し前に読んだ「新自由主義の復権」(八代尚宏)や「通貨経済学入門」(宿輪純一)の復習として読む. 今後日本のとるべき道筋については基本的にほとんどの部分で賛同できるのだけれど、サブプライムから金融危機に至った原因を「国策」だけに求めるのは流石にどうかと思う. 他人のカネで「踊り過...
少し前に読んだ「新自由主義の復権」(八代尚宏)や「通貨経済学入門」(宿輪純一)の復習として読む. 今後日本のとるべき道筋については基本的にほとんどの部分で賛同できるのだけれど、サブプライムから金融危機に至った原因を「国策」だけに求めるのは流石にどうかと思う. 他人のカネで「踊り過ぎる」原因の追求も併せて行うべき. すでに今、更なる景気悪化とそれに続く非伝統的金融緩和を当て込んで、他人のカネを目一杯張るという歪んだ行為が世界中で行われているのだから.
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グローバル経済についての入門書ということで読んでみたところ、入門書とは言えやはりある程度の経済学の理解は必要なことを痛感! これ一冊だけの知識でニュースでやりとりされている内容の本質を正確に理解するまでには至りません。 また、微妙に著者の持論に偏り過ぎてて、多角的で客観的な説...
グローバル経済についての入門書ということで読んでみたところ、入門書とは言えやはりある程度の経済学の理解は必要なことを痛感! これ一冊だけの知識でニュースでやりとりされている内容の本質を正確に理解するまでには至りません。 また、微妙に著者の持論に偏り過ぎてて、多角的で客観的な説明が不足している章もあるので、その部分はもう少しフラットな視点で自分の気持ちを脇に置いた分かりやすい説明が欲しかったところ。 かなり分かりやすくはあるけれど、個人的には「入門」という名前を関するにはあと一歩という印象
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経済学の各理論を現実経済を例示にして解説。証明ばかりの大学の講義よりこの本の方が有意義に学べます。例えば、ユーロ危機をマンデルフレミングモデルで分析。
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