日本人がグローバル資本主義を生き抜くための経済学入門 の商品レビュー
ちょっとわかりにくいし、(仕方ないことかもしれないが)著者の断定的な物言いに疑問を抱いた。日本お裏的なところに関しての記述がアタのは興味深かった。 最終的な結論として、日本の高所得者への重い税率を批判し、才能のある人がより金を持ち、そう行った人が日本に集まり、発展していける土壌を...
ちょっとわかりにくいし、(仕方ないことかもしれないが)著者の断定的な物言いに疑問を抱いた。日本お裏的なところに関しての記述がアタのは興味深かった。 最終的な結論として、日本の高所得者への重い税率を批判し、才能のある人がより金を持ち、そう行った人が日本に集まり、発展していける土壌を作ることが必要という意見が述べられている。が、どうしてもそれではさらに格差が生まれるだけではないのか、という疑問が残る。弱者に対しては限定的に彼らを守る施策を実施すべき的なことが述べられていたが、上述した税率問題に比べ、その具体的な対策や根拠が述べられておらず、とりあえず補うために言ったに過ぎない印象を受けた。著者の反対となる意見を提示し、それがなぜダメなのか説明するなど、もっと反論となる根拠を示してほしかった。お金持ちの保護的意見にしか感じない。
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式が出てくるとわからなくなることが多々。ただ、非常に楽しく読めた 競争を作り出すこと 自由化 グローバル
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「金融日記」の藤沢氏の著書。経済学の入門的な内容から直近の日本の問題までわかりやすく説明されている。目新しい内容はない(マスコミのニュースしか見ない人には目新しいかも)が著者独特の毒舌ぶりが心地良い。好き嫌い別れるのでしょうが。
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経済について、非常にわかりやすく勉強になりました。代替案では、それを実行するためには具体的にどのようにするかが書かれていたらもっと良かったと思います。
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経済学の基本的教科書です。グローバリゼーション華やかなりし頃の本なのですが、グローバリゼーションは自然現象という主張は印象的。
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★市場が失敗する4つのケース 1.規模の経済と独占企業 2.外部不経済 3.公共財の提供 4.情報の非対称性 この4つ以外のすべては自由な市場による競争にすべきと説く。 所得税、法人税、消費税を10%フラットにする、年金の清算廃止、解雇自由化、農業自由化、道州制導入、教育バウチャ...
★市場が失敗する4つのケース 1.規模の経済と独占企業 2.外部不経済 3.公共財の提供 4.情報の非対称性 この4つ以外のすべては自由な市場による競争にすべきと説く。 所得税、法人税、消費税を10%フラットにする、年金の清算廃止、解雇自由化、農業自由化、道州制導入、教育バウチャー制度導入などドラスチックな政策提言が展開される。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ブロガーである藤沢氏が現在のグローバル経済で何が起こっているかを解説している。 中央銀行の役割や、なぜ世界中の通貨が連動して価値が上がったり下がったりするのか、がわかりやすく解説されている。そして、最後には藤沢氏なりの今後の日本がとるべき政策について論じられている。 頑張った人が報われるための規制緩和(法人税の引き下げ、関税ゼロ)、と、稼いでいる人、稼いでいない人も含めた平等な税の徴収(消費税の増税)等をすることによって、市場に徹底的に競争の原理を持ち込もう、というもの。国力の源泉は教育なのだから、今のような一度取ったら首にならない教員免許制度はやめ、競争原理を学校教育に持ち込もう、というのはとてもおもしろいと思った。
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ストーリー 政府か市場か、などという陳腐な議論は世界ではとっくの昔に終わっています! 日本人が世界で生き残るために、何を学び、何をすべきか? 外資系金融機関で活躍する著者が本当に役立つ経済学のエッセンスを教えます。 ユーロ危機、中国のバブル、アメリカ国債問題、デフレ経済...
ストーリー 政府か市場か、などという陳腐な議論は世界ではとっくの昔に終わっています! 日本人が世界で生き残るために、何を学び、何をすべきか? 外資系金融機関で活躍する著者が本当に役立つ経済学のエッセンスを教えます。 ユーロ危機、中国のバブル、アメリカ国債問題、デフレ経済… すべてがつながり理解できる、これまでにない経済の入門書。
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外資系企業でトレーディングなどを行い、科学者としての顔もある著者が経済学の実践的な内容と提言を書いた一冊。 2011年に出版された本書は現在でも変わることない様々な国の施策について提言がされており、非常に刺激的でした。 ただ経済学の基本的な知識についても科学者の見地から数式など...
外資系企業でトレーディングなどを行い、科学者としての顔もある著者が経済学の実践的な内容と提言を書いた一冊。 2011年に出版された本書は現在でも変わることない様々な国の施策について提言がされており、非常に刺激的でした。 ただ経済学の基本的な知識についても科学者の見地から数式なども用いて解説されており勉強になりました。 最後の第5章での提言は解雇自由化や道州制や教育バウチャー制度など実現するには困難なものも含まれていますが、戦後約70年を経過した日本で著者の提言されていることは希望ある未来に向けてのひとつの考えだと本書を読んで感じました。
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第一章 法学徒として裁判所批判的な内容が多く興味深かった。整理解雇の4要件が判例であり、正社員を守ると同時に非正規社員を切ることをある意味推進しているとの見方。また村上ファンドの利益市場主義を否定した東京地裁は日本で資本主義が通用しないといっているようなもの。インサイダーに関して...
第一章 法学徒として裁判所批判的な内容が多く興味深かった。整理解雇の4要件が判例であり、正社員を守ると同時に非正規社員を切ることをある意味推進しているとの見方。また村上ファンドの利益市場主義を否定した東京地裁は日本で資本主義が通用しないといっているようなもの。インサイダーに関して法的な取り組みの余地があるのかも。 第二章 政治学で学んだ市場の失敗が出てきて学問がつながったことに喜びを感じた。あとばぶるって要するにgreater fool theoryとのこと。 特に関心を持てたのは日本の教育に関する記述。教育バウチャーを導入するべきとのこと。そして大学の民営化。私も日本の教育について思うところがあるので、参考になった。
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