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すべて真夜中の恋人たち の商品レビュー

3.4

463件のお客様レビュー

  1. 5つ

    58

  2. 4つ

    138

  3. 3つ

    150

  4. 2つ

    58

  5. 1つ

    7

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2026/04/14

ちょっと不思議な感じのお話だった。 ちゃんと現実のお話なんだけど、心理描写が多いからか夢見心地な気分が続く。 主人公に何となく共感もできるのに、共感できることにも共感できないことにもどちらにも薄い罪悪感があった。 ただ、主人公の目に映るものに対する描写が細かくて美しい。 手放しに...

ちょっと不思議な感じのお話だった。 ちゃんと現実のお話なんだけど、心理描写が多いからか夢見心地な気分が続く。 主人公に何となく共感もできるのに、共感できることにも共感できないことにもどちらにも薄い罪悪感があった。 ただ、主人公の目に映るものに対する描写が細かくて美しい。 手放しには愛せないけど、知りたくなる。 これが実写でどういうふうに映画化されるのかが気になった。

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2026/04/04

冬子には共感できなかったけど、周りからの扱いはひどいなぁ。そりゃアルコールに頼ったり、内向的になったりする。 害がない何も考えてないと思われて、言いたいこと言われてやられて、ちゃんと傷ついてるんだよ。みてるといらいらするとか、あなたは自分の人生の登場人物じゃないから言ったとか、本...

冬子には共感できなかったけど、周りからの扱いはひどいなぁ。そりゃアルコールに頼ったり、内向的になったりする。 害がない何も考えてないと思われて、言いたいこと言われてやられて、ちゃんと傷ついてるんだよ。みてるといらいらするとか、あなたは自分の人生の登場人物じゃないから言ったとか、本人に言うことないのに。

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2026/03/26

単行本として初めて購入した作品。学生時代に初めて読み、社会人10年目間近というタイミングで再読しようと思った。冬子の年齢に近くなったからだろうか、思い当たる節や感覚が所々に散りばめられていた。三束さんと聖、それ以外の登場人物。冬子から口にする言葉が少ないこともあり、対話とはここま...

単行本として初めて購入した作品。学生時代に初めて読み、社会人10年目間近というタイミングで再読しようと思った。冬子の年齢に近くなったからだろうか、思い当たる節や感覚が所々に散りばめられていた。三束さんと聖、それ以外の登場人物。冬子から口にする言葉が少ないこともあり、対話とはここまで千差万別なのかと思い知らされる。例え互いの言葉は少なくても、対話はできる。言葉数が少なくても、孤独や寂しさを埋めることはできる。

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2026/03/21

ちょいとモヤモヤ⁡ ⁡⁡ ⁡ってな事で、川上未映子の『すべて真夜中の恋人たち』⁡ ⁡⁡ ⁡本当の純愛小説と言いたい様な。⁡⁡ ⁡⁡ ⁡切な過ぎるけど、煮え切らない、いや煮え切り方もしならい冬子にモヤモヤしちゃうけど、人に対する気持ちの想いが分からないと、こんなにも無と言うのか狂う...

ちょいとモヤモヤ⁡ ⁡⁡ ⁡ってな事で、川上未映子の『すべて真夜中の恋人たち』⁡ ⁡⁡ ⁡本当の純愛小説と言いたい様な。⁡⁡ ⁡⁡ ⁡切な過ぎるけど、煮え切らない、いや煮え切り方もしならい冬子にモヤモヤしちゃうけど、人に対する気持ちの想いが分からないと、こんなにも無と言うのか狂うと言うのか…⁡ ⁡⁡ ⁡「…みんながみんな、あなたの常識で動いているって思わないでほしい」⁡ ⁡⁡ ⁡「人の気持ちはもっと複雑だし、関係だって…色々あるでしょう」⁡ ⁡⁡ ⁡「大事なものは、人それぞれ違うでしょう…」⁡ ⁡⁡ ⁡そして三束さんは一体何者じゃったんじゃろうか…⁡ ⁡⁡ ⁡そしてわしは聖が好きじゃなぁ ⁡⁡ ⁡2026年8冊目 ⁡

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2026/03/17

物語のはじまりが美しい。光の描写に、うっとりしてしまう。 「すき」と言葉にしてしまうと想いが形になることも。恋をすると弱くて脆くなることも。ときにはお酒の力を借りることも。 苦しかった…でも、人生に無駄な出逢いはないと思いました。

Posted byブクログ

2026/03/11

内向性の頂点のような女性の細かい心理の襞が、背景や交わる人時間の流れと確かな文力ではじめから終わりまで中弛みすることなく構成されこれは傑作の部類だと感じた。

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2026/03/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

とても静かな文章の中で 人生において「選択する」ということの大切さを強く感じさせられた。 聖と水野くんが主人公に対し言ってた「イライラする」というのは分かる気もしたけど 色んな人間おるねんからほっといたれよ、とも思った(笑) あと息子たちに、女の子に対し水野みたいな対応はしてほしくないと思った笑 三束さんが高校教師じゃないのはなんとなーく感づいてた(。-∀-)

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2026/03/15

表現が美しいかつ文学的な趣があり、入り込める日は入り込めるが、そうでない日は目が滑る。 恋する女性(校閲者・ちょっと暗め)の心情や見える景色が比喩ごりごりの描写で描かれる。 強めの友人と喫茶店で会う50代の好きな人と。主な登場人物は主人公の他にそのふたりだけ。大きな展開はなく、心...

表現が美しいかつ文学的な趣があり、入り込める日は入り込めるが、そうでない日は目が滑る。 恋する女性(校閲者・ちょっと暗め)の心情や見える景色が比喩ごりごりの描写で描かれる。 強めの友人と喫茶店で会う50代の好きな人と。主な登場人物は主人公の他にそのふたりだけ。大きな展開はなく、心情や見える景色の描写で進んでいく。主人公がお酒を飲みまくっていたり、三束さんと会っているときに雨の中突然外に出て行ってしまったりと、理解できない行動が多くて、あまり感情移入はできなかった。 すべまよと略すと聞いて興味を持った。 それはまるで冬の匂いのような光りかただった。 そこらじゅうに漂っている夏のなかには看板や街灯や車のライトや数え切れないくらいのたくさんの光が浮かんでいたけれど、三束さんのポロシャツからにじんでいたのは夏の夜のものではなかった。 わたしたちはお互いにお互いを構成するものをすこしずつ交換しながら、わたしは三束さんの記憶につまさきをそっと入れてゆく思いだった。(p204)

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2026/02/23

とにかく静かで綺麗で赤裸々で大人な物語。 結局みんな自分の欲のために生きているというのがなんとも苦しい。 私もいつか冬子のような単調で夢のない大人になっちゃうのかな。だったら聖のように自分の意見を主張して今を楽しめる大人でありたいな、まわりから嫌われちゃうだろうけど。 聖が言って...

とにかく静かで綺麗で赤裸々で大人な物語。 結局みんな自分の欲のために生きているというのがなんとも苦しい。 私もいつか冬子のような単調で夢のない大人になっちゃうのかな。だったら聖のように自分の意見を主張して今を楽しめる大人でありたいな、まわりから嫌われちゃうだろうけど。 聖が言ってた自分の感情が何かの引用な気がするっていう話にはすごく共感できた。初めて言語化できたかも。すごいわかる。 聖が最後ただの面倒な嫌なヤツになってしまうんじゃないかとヒヤヒヤしたけど、可愛いところあるじゃんと思えてよかった 芥川賞作家にしては読みやすいー!!感謝

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2026/02/18

終始ぼんやりとしてはっきりしない冬子にイライラしつつも不思議と読み進めてしまう 関わる人に高確率で「イライラする」と言われる冬子に、作者はそこを狙ってるんだなと 途中このままアル中になってとんでもなくドン底に落ちるんだなと思ってたら以外に持ち直してて、聖とも何だかんだいい友人関係...

終始ぼんやりとしてはっきりしない冬子にイライラしつつも不思議と読み進めてしまう 関わる人に高確率で「イライラする」と言われる冬子に、作者はそこを狙ってるんだなと 途中このままアル中になってとんでもなくドン底に落ちるんだなと思ってたら以外に持ち直してて、聖とも何だかんだいい友人関係でいて 簡単に破綻しない人生そこそこ強く生きていく人生淡々とした、けれど起伏が無いわけでもない人生を、考えさせられた

Posted byブクログ