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すべて真夜中の恋人たち の商品レビュー

3.4

420件のお客様レビュー

  1. 5つ

    51

  2. 4つ

    124

  3. 3つ

    135

  4. 2つ

    55

  5. 1つ

    6

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2023/04/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

男にも女にもなんとなく下に見られて、初めて恋した相手にも嘘つかれていて、それでも特に何も起こらない物語で、聖のいう通りイライラするけど、まあピュアだなと。

Posted byブクログ

2023/03/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

好きだと自覚するまで200ページ以上かかるスローなラブストーリー 聖ちゃんも難儀な人だなと思う。全然違う二人が仕事以上の関わりもてる友達になれたのが嬉しい。

Posted byブクログ

2023/02/06

主人公はChloeの香水ってタイプじゃないのに、2人の女性たちがそれぞれ別のタイミングでそれをプレゼントしてくる。その女性たちは、お互いいがみ合っているのに、本質のところは似てるんだな。 男も女もみんなサンドバッグみたいに主人公に言いたいことを言って、渡したいものを渡して、主人...

主人公はChloeの香水ってタイプじゃないのに、2人の女性たちがそれぞれ別のタイミングでそれをプレゼントしてくる。その女性たちは、お互いいがみ合っているのに、本質のところは似てるんだな。 男も女もみんなサンドバッグみたいに主人公に言いたいことを言って、渡したいものを渡して、主人公がどう思うかなんか意識もせず、平気で傷つけるような言葉を吐いていく。 三束さんだけが、そういうことをしなかった。

Posted byブクログ

2022/12/20

こんなふうに誰かを好きになったことがあるかなと思いながら読んだ 肌を合わせたいとか、全てを知りたいとか、そういう気持ちになったことはない 私は好きと言われたから好きになるだけの恋愛しかしてないから、冬子の気持ちが全くわからなかった 誰かを好きになったことがあるのなら、すごく...

こんなふうに誰かを好きになったことがあるかなと思いながら読んだ 肌を合わせたいとか、全てを知りたいとか、そういう気持ちになったことはない 私は好きと言われたから好きになるだけの恋愛しかしてないから、冬子の気持ちが全くわからなかった 誰かを好きになったことがあるのなら、すごく響くだろうなって思った 個人的にあまり好きな文章ではないし、心に留まるような言葉も少なかったし、恋愛も友情も描かれているけど微妙やな

Posted byブクログ

2022/11/29
  • ネタバレ

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『微かな光を求め彷徨う真夜中の恋人たちの葛藤』 海外でも川上未映子さんの作品は評価が高い。なぜ? 大きな事件は起きず、ハッピーエンドもないけれど、最後には前に一歩踏み出す希望を与えてくれる。本作も、もどかしさに心揺さぶられながらも、微かな希望の光が…

Posted byブクログ

2022/11/04

グサグサ刺さって一気読みできなかった。 憂鬱と光、柔らかさと神経質が混ざったような、内面を抉るような文章。 お酒をがぶ飲みする場面でこっちまで苦しくなる。 恋愛の部分はちょっとむず痒くて入り込めなかったけれども、聖と冬子の対照的な性格には感じるものがあった。 きっと聖は自分が色ん...

グサグサ刺さって一気読みできなかった。 憂鬱と光、柔らかさと神経質が混ざったような、内面を抉るような文章。 お酒をがぶ飲みする場面でこっちまで苦しくなる。 恋愛の部分はちょっとむず痒くて入り込めなかったけれども、聖と冬子の対照的な性格には感じるものがあった。 きっと聖は自分が色んな人から嫌われているのを分かっている。それでも自分を譲れない、そういう凸凹が冬子の凸凹とどこかハマって惹きあっている。 そういう関係性って実際あるあるだよな。

Posted byブクログ

2022/09/12

20歳程年齢差のある男女の大人な恋愛物語が川上未映子さんの素敵な文章にて綴られる。ままならない日常の中で二人は言葉を交わし、徐々に近づいていく。絶賛され、芸能人の中でも好きな小説として名を挙げる方がいるのも頷ける。ずっと読んでいたかった。

Posted byブクログ

2022/11/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ものすごくキュンキュンした。久しぶりにキュンとした。三束さんの落ち着いた口調や雰囲気に魅了されて冬子と共に恋に落ちてしまった。全くそんなそぶりがないのに寝たいと思ったことがあるかの問いにはいと答えた時は冬子と同じように崩れそうになった。冬子と同じようにモヤモヤして同じように嬉しくなって同じように今失恋した気分。疑似恋愛楽しかった。 あー他にも思うことがたくさんありすぎる。これを読んだ人と語りたい。まとまらない。聖の性格もなんだか憎めない。家での言い方には腹が立ったけどもそのあと泣く聖を見て憎めないなって思ってしまったし聖の気持ちもわからなくないって思ってしまった。 三束さんの嘘、いっそのことどうせなら既婚とかのがよかった。これは作者に対してじゃなくて三束さんに対してね。高校教師じゃなかった、それだけ?それだけでもう会えないの?って盲目中の私は思ったけど、読み終わって一旦冷静になったら納得できた気がする。生徒と区別するために姓でなく冬子と名で呼ぶことを提案した三束さんが好きだったからこそ、そこが嘘なのは悲しかった。冬子よりも三束さんのこと好きだったのではと思うほどに読了した今まだちょっと未練がある。楽しかった。この話大好き。 「夜があけて、朝がやってきて、すみずみにまで行きとどいている空の青さをみながら、目には映らないけれど、三束さんに教えてもらったそこにあるはずの無数の光のことを思い、仕事をし、そうしているうちに薄暮がおとずれ、毎日は何度でも夜になった。」 「人って自分の考えとかさ、言葉にするとさ、なんだかいっきにその気になっちゃうとこってあるじゃない。相談ってさ、あるじゃない。みんな相談するじゃない、よく。でもあれって何も誰かの意見を聞いたり参考にしたいわけじゃ全然なくて、自分の思ってることとか状況とかをさ、とりあえず言葉にしたいだけなのよね。だから何も解決しないでしょ、人に相談したところで。解決した人生相談なんてあなた見たことある?言葉にしちゃったせいで自分の中で問題がひとつ増えるか余計に複雑になるか、そんなのどっちかしかないじゃない。」

Posted byブクログ

2022/04/07

空気感がそのまま伝わってくる表現がすごい好きだった。恋愛小説おもしれー。 「わたしは三束さんの記憶につまさきをそっと入れてゆく思いだった」

Posted byブクログ

2022/03/10

うれしいとか悲しいとか、不安とか、色々あるじゃない。テレビ見て面白いなぁとか、エビ食べて美味しいなぁとか、なんでも。でもね、そんなのっていつか仕事で読んだり触れたりした文章の引用じゃないかって思えるの。何かにたいして感情が動いたような気がしても、それってほんとうに自分が思っている...

うれしいとか悲しいとか、不安とか、色々あるじゃない。テレビ見て面白いなぁとか、エビ食べて美味しいなぁとか、なんでも。でもね、そんなのっていつか仕事で読んだり触れたりした文章の引用じゃないかって思えるの。何かにたいして感情が動いたような気がしても、それってほんとうに自分が思っていることなのかどうかが、自分でもよくわからないのよ。いつか誰かが書き記した、それが文章じゃなくてもね、映画の台詞でも表情でもなんでもいいんだけど、とにかく他人のものを引用しているような気持ちになるの

Posted byブクログ