すべて真夜中の恋人たち の商品レビュー
川上美映子さんの小説は暗い感じの人が多く出てきます。 ヘブンもそうでした。でも主人公の性格や生活うなずけるんです。最後ハッピーエンドで終わって欲しかったです。
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全体を通してすごく暗い気持ちになった でも、冬子が三束さんと出会うことで幸せを感じている姿には、少し温かい気持ちになった
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久々にどうしていいか分からない本だった。 読み進めれば進めるほどに主人公大丈夫なのか⁉︎と心配になって、大丈夫かと思ったらそうでもなくて、でも大丈夫じゃないほどにはならずに終わっていった。 自分で何言ってるのかよく分からないな。
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どなただったか、 ブク友さんのレビューを読んで 図書館で順番がまわってくるのを待って、 そして、手に取った本。 でも、何を書いていいのか…。 読んでいる間、ずっと感じていた無力感。 誰だって器用には生きられない。 それにしても、 美しい文章の行間からにじみ出るのは 底の見えない...
どなただったか、 ブク友さんのレビューを読んで 図書館で順番がまわってくるのを待って、 そして、手に取った本。 でも、何を書いていいのか…。 読んでいる間、ずっと感じていた無力感。 誰だって器用には生きられない。 それにしても、 美しい文章の行間からにじみ出るのは 底の見えない孤独感。 頭でも心の中でも、読んだことが消化しきれない。 「見える色って、吸収されなかった残りの色なんですね」 入江冬子のこの言葉だけが、なぜか心に残った。
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みんなそれぞれ自分の人生を生きる権利がある。 勝手に憤慨して人の人生に土足で踏み入るようなことを言ってしまう聖に一番共感してしまった。 そんな風になりたく無いのにそうしてしまう辛さにも。 人と生きていくことはそういう自分と向き合うことでもある。 色んな人を傷つけたり嫌われたりした...
みんなそれぞれ自分の人生を生きる権利がある。 勝手に憤慨して人の人生に土足で踏み入るようなことを言ってしまう聖に一番共感してしまった。 そんな風になりたく無いのにそうしてしまう辛さにも。 人と生きていくことはそういう自分と向き合うことでもある。 色んな人を傷つけたり嫌われたりした自分にも向き合って生きていきたいと感じた。 川上未映子さんは本当にすごい!!
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私にはこのお話が、キラキラした、すごく透き通ったお話に見えた。 恋愛も人生も、自分から行動しないと何も変わらない。私も自分の意思で行動を起こせるような人間になりたい
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人との関わりや意志を伝えることが苦手な弱々しかった子が最後には少しづつだが相手に気持ちを伝えることが出来て良かった。冬子さんも聖さんも三束さんもそれぞれ違った個性があるが素敵な人たちだなと思った。最後はちょっとびっくりだったけどもやもやせず読み終えることができた気がする。
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人間の生々しい弱さが濃縮されたようなお話。 弱くて、脆くて、それでも、前に進んでいくような。 みんな幸せでいられますようにと願いたくなる、切ないけど温かい読後感。
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校閲の仕事をきっかけに知り合った主人公の入江冬子と石川聖。 二人の性格は真逆でまるで陰と陽。二人の共通点はコミュニケーションが不器用なアラフィフであること。 自分から発信することが苦手な冬子は、ひっそりと息を潜めるように生きているが、時に人を苛つかせて罵声を浴びてしまい、聖は持ち...
校閲の仕事をきっかけに知り合った主人公の入江冬子と石川聖。 二人の性格は真逆でまるで陰と陽。二人の共通点はコミュニケーションが不器用なアラフィフであること。 自分から発信することが苦手な冬子は、ひっそりと息を潜めるように生きているが、時に人を苛つかせて罵声を浴びてしまい、聖は持ち前の行動力が原因で敵を作りやすい。それぞれに孤独を感じ、人と深く交わることなく生きてきた。 だが、そんな冬子は三束と名乗る男性に特別な感情を抱くようになる。彼との距離を縮めたいが、容姿や表現力の自信の無さから会いたいという思いに疲弊してしまう。そこには校閲者の職業病とも言える悩みがあった。様々な感情を表す言葉は誰かの言葉の引用で、その感情を我が事として実感することが難しくなってしまっていた。 確かに、かたちのないものを自分独自の言葉で表現することは難しい。なぜなら私達の知っている言葉はすでに誰かが使った言葉であり、それを使って表現することは引用なのだ。 そんな現実とも想像の世界とも分別がつかない感覚を、芥川賞作家が言葉を巧みに綴る作品。凄い!と言わしめる中にも、さらさらと読め、どこか登場人物に親近感を感じるところが、さらに凄さを感じる。
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人との関わりが苦手で不器用ながらも相手に気持ちを伝える美しさが見えた。 丁寧な心理描写で共感性が高く、もらった服で勝負のディナーに行くシーンが好きだった。 最後、わわーそんな…となったけど、不思議と嫌な終わりではなかった。
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