傍聞き の商品レビュー
短い話のため凝った仕掛けはないものの、1作に簡潔に仕掛けが仕組まれている点に感動した。収められている作品すべてが非常に面白かった。途中でオチが読めてしまう作品もあったが、予想したオチ通りに話が進んでいく快感さを味あわせるために、長岡さんがあえて途中でネタバレを仕込んでいるように感...
短い話のため凝った仕掛けはないものの、1作に簡潔に仕掛けが仕組まれている点に感動した。収められている作品すべてが非常に面白かった。途中でオチが読めてしまう作品もあったが、予想したオチ通りに話が進んでいく快感さを味あわせるために、長岡さんがあえて途中でネタバレを仕込んでいるように感じた。
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収録されている四編はどれも秀逸な短編ミステリー。 下手にディテールにこだわってズルズルとページ数を稼ぐような長編ミステリーよりも、潔く分かりやすく、でもミステリーww。 さっぱりとした読了感は五月の青空の下にぴったり、でもミステリーww
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1話がきれいにまとまっていて、読み返してもなお、 巧みな伏線の数々に感心させられる。 だけど、あんまり好きじゃないんだよなぁ。
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時間つぶしにはちょうどいい程度のおもしろさと分量。短編であるにもかかわらず、非常にまとまりがある。作者の技量の高さが窺がえる。 次は長編があれば長編を読もう。
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ミステリ短編集、父に借りて読了。 短編は物足りなくてあまり好んでは読まないんだけれど、この本はそんなことなかった。 どっしりした重みがあって、むしろお腹いっぱい。 長編だったら読むのに結構なパワーを必要としそうな…。 ミステリなんだけど、謎解きよりも人の心情に重点を置いている...
ミステリ短編集、父に借りて読了。 短編は物足りなくてあまり好んでは読まないんだけれど、この本はそんなことなかった。 どっしりした重みがあって、むしろお腹いっぱい。 長編だったら読むのに結構なパワーを必要としそうな…。 ミステリなんだけど、謎解きよりも人の心情に重点を置いているのでそう感じるのかも。
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面白かったです。 短編なので暇なときにちゃちゃっと読めて良かったと思います。 最後まで読まなくても予想がつく話が多かったですが…。
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帯・平台で薦めていたので即買い。短編で読みやすかったが、主人公がやたらと他人を疑う。人間不信の私が言うのもなんだが、失礼な方向で他人を疑っていた。表題作よりも「迷走」の方が面白かった。
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08年日本推理作家協会賞短編部門受賞、および、帯には「この20年で最高の傑作!」「百万部売っても売り足りない!」と絶賛されてたから、買って、京都駅の2階で1階中央ターミナル見下ろしながら読んでみた。なんじゃこりゃ、普通じゃん。題名のキーワードに関連する驚きの事実が、各話の結末や核...
08年日本推理作家協会賞短編部門受賞、および、帯には「この20年で最高の傑作!」「百万部売っても売り足りない!」と絶賛されてたから、買って、京都駅の2階で1階中央ターミナル見下ろしながら読んでみた。なんじゃこりゃ、普通じゃん。題名のキーワードに関連する驚きの事実が、各話の結末や核心を表す話ばかり。ミステリーっていうより、連想ゲームみたいで、中間地点でのネタばれ多数。双葉文庫さん、あなたは出版社じゃなくて広告会社ですか?
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短編集なんだけど、すごい! ムダがないというか隙がないというか。 冗長な長編を読むよりよりよっぽど密度が濃い気がするミステリー。って言っても連続殺人とかじゃなくてきちんと一話完結で、ちょっとつながりを想起させるところが良い。 タイトルがそのまま大ヒントになってるものもあったり...
短編集なんだけど、すごい! ムダがないというか隙がないというか。 冗長な長編を読むよりよりよっぽど密度が濃い気がするミステリー。って言っても連続殺人とかじゃなくてきちんと一話完結で、ちょっとつながりを想起させるところが良い。 タイトルがそのまま大ヒントになってるものもあったりするのに、全然気づかなかった…! 忘れた頃にまた読んで騙されたい。笑
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それぞれ50頁弱のミステリ四編。 とにかく、うまいなぁ…と思ってしまったのがこのコンパクトさ。 救急車の中で救命士が、彼と良からぬ縁のある患者と繰り返す問答… スリリングで先がなかなか読めないのに、この短さで綺麗にオチる。 おまけに後味が悪くならないドラマを入れる。 表題作は特...
それぞれ50頁弱のミステリ四編。 とにかく、うまいなぁ…と思ってしまったのがこのコンパクトさ。 救急車の中で救命士が、彼と良からぬ縁のある患者と繰り返す問答… スリリングで先がなかなか読めないのに、この短さで綺麗にオチる。 おまけに後味が悪くならないドラマを入れる。 表題作は特に題付けも綺麗で、 "かたえぎき"という大してインパクトもない言葉だったのに、 読みおえると心の中にしっかりその意味が収まっている。 しかも、温かいエピソードと供に。 最終話はなかなかあざとい!と思いつつも、やっぱり切なくて温かくて・・・ この短さだからこそ感嘆してしまいました。 事件と事件の絡ませあいや共感させるドラマなんて、 長編の持ち味だと思っていたので(笑)
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