傍聞き の商品レビュー
短編集でよみやすい。不可解な行動な裏に潜む各々の思いがよかった。特に傍聞き(かたえぎき)の娘の絵はがき。
Posted by
人情味豊かな短編ミステリー集。陰影に富む人物造詣、巧みな伏線を敷いたストーリー、緊張感のある無駄のない文章で読ませる。収録作のタイトルと主人公は以下の通り。 「迷走」救急隊員 「傍聞き」家庭では娘との関係に悩む女性刑事 「899」消防士(899は「要救助者」を意味する符牒) 「...
人情味豊かな短編ミステリー集。陰影に富む人物造詣、巧みな伏線を敷いたストーリー、緊張感のある無駄のない文章で読ませる。収録作のタイトルと主人公は以下の通り。 「迷走」救急隊員 「傍聞き」家庭では娘との関係に悩む女性刑事 「899」消防士(899は「要救助者」を意味する符牒) 「迷い箱」更生保護施設を営む女性 甘過ぎないエンディングで読後感は良い。他の作品も続けて読みたいと思った。
Posted by
短編4作。通勤中などにササッと読める本。 小説はフィクションの世界だけど、作りすぎ と感じてしまった。
Posted by
ミステリーって書いてあったけどそんなに恐ろしい話はなく、それぞれ小技がきいてる…ようなきいてないような。 短編全てにおっと思うところがあるのに、そんなに「おもしろかったー」って思えないのはなんでだろう。 全体的に暗い本、って感じだったからかな。
Posted by
ああ、なるほどねぇ。とは思ったんだけど なぜか頭にうまく入ってこなかった。 印象も薄い。 なんでかなー。 「傍聞き」なんでうまい題名なのになー・・・
Posted by
いくつかの短編推理小説を合わせたオムニバス形式。 推理小説でも叙情的なストーリーや キャラクターが強いインパクトを持っているもの に対して、推理のトリックやプロットが巧みで 謎解きの段階で「オオッ。」「ああー、なるほどなー」 なんて驚きがあるタイプの作品に思う。 ドラマが部分も...
いくつかの短編推理小説を合わせたオムニバス形式。 推理小説でも叙情的なストーリーや キャラクターが強いインパクトを持っているもの に対して、推理のトリックやプロットが巧みで 謎解きの段階で「オオッ。」「ああー、なるほどなー」 なんて驚きがあるタイプの作品に思う。 ドラマが部分も引き込まれるし 短編集うなのでサクッと読めて楽しめる。
Posted by
電車での往復2時間で読了できるボリューム。 4編の作品が収録されているが、どの作品もミステリーとしては秀逸の部類と言えると思う。 トリックにより「なるほどっ!」と膝を叩くイメージより「なるほどぉ~」とジワッと来るイメージの読了感である。 4編ともに「我が身を捨てて誰かの為に」と言...
電車での往復2時間で読了できるボリューム。 4編の作品が収録されているが、どの作品もミステリーとしては秀逸の部類と言えると思う。 トリックにより「なるほどっ!」と膝を叩くイメージより「なるほどぉ~」とジワッと来るイメージの読了感である。 4編ともに「我が身を捨てて誰かの為に」と言う職業をしている人物が主人公である。 自己中心的な世の中において、自分の職業についてのプライドやポリシーを思い起こさせる作品群であると感じた。 個人的には3作目の「899」という作品が一番「なるほど」と思わせていただいた。
Posted by
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
なるほどうまい この作家の小説作法は 2つのストーリーをひとつのキーワードでつなげる 不当な不起訴と救急車の迷走を患者の発見で 隣家の窃盗と勾留中の被疑者の面会要求を傍聞きで 子供をなくした消防士と道具を紛失した消防士と虐待する母親を 大事なものを隠すということで 自殺したがっている男となんでも拾ってくる男を迷い箱で いちばん衝撃をうけたのは ヒロインと思われた女性が 虐待をしていた「899」だった 解説のなかの アイデアの出し方について 人間の無意識の行動の裏にある心理がわかったときに 「なるほど」と思う,そこにミステリのネタがある と触れている点も面白かった
Posted by
タイトルと帯に惹かれて購入。 …うーん、期待しすぎた!笑 特別な職業が題材の話とは言え、難しい言葉が使われているわけでもないのに頭にすんなり入ってこなかった。相性の問題なのかな。 そして何よりも、トリック解明の部分が妙に説明臭い。迷走、迷い箱あたりは途中で先が読めてしまってい...
タイトルと帯に惹かれて購入。 …うーん、期待しすぎた!笑 特別な職業が題材の話とは言え、難しい言葉が使われているわけでもないのに頭にすんなり入ってこなかった。相性の問題なのかな。 そして何よりも、トリック解明の部分が妙に説明臭い。迷走、迷い箱あたりは途中で先が読めてしまっていたので、改めて説明されると何とも言えない微妙な気持ちになってしまった。 まぁ、こういう解釈でいいのかな?などというもやもやは残らないので、短時間でさくっとすっきり読みたい時にはいいのかも。 短編だから仕方ないのかもしれないけど、いきなり感があるというか…登場人物に感情移入できないままストーリーだけが早々と展開していってしまうというか。 決してつまらなくはないんだけど、あんまり好みではなかったです。 「傍聞き」という言葉については、なるほどなぁと思った。
Posted by