傍聞き の商品レビュー

長岡弘樹【著】

2013/09/21

あらすじ・・・・・
患者の搬送を避ける救急隊員の事情が胸に迫る「迷走」。
娘の不可解な行動に悩む女性刑事が、我が子の意図に心揺さぶられる「傍聞き」。
女性の自宅を鎮火中に、消防士の取った行為が意想外な「８８９」。
元受刑者の揺れる気持ちが切ない「迷い箱」。
まったく予想の付かない展開と人間ドラマが見事に融合した４編。
表題作で０８年日本推理作家協会賞短編部門受賞。

傍聞きって言葉を初めて知ったよ～
漏れ聞かせっていうか、直接ではなく、偶然聞こえてしまったとき
話の方が信用しやすいって事らしいんだけど、確かに～
そんな傍聞きを使ったミステリー
やっぱり傍聞きが一番面白かったけど、他のもガッツリミステリーって感じでは無く、人間の心理みたいなところがよく考えられてる話って感じ
ただやっぱり短編だから、軽い感じがするんだよね～いいんだけど
この人の長編が読んでみたいと思いました

2013/09/16

短編集。どこか人情がにじみ出る良作揃いでした。
著者の術中にはまり、見事に全話騙されました…。
情報を出してくるタイミングが絶妙！

2013/09/10

感想はブログでどうぞ
http://takotakora.at.webry.info/201308/article_6.html

2013/09/08

短編小説。
最後に物語の中での謎が解き明かされる。

私の日常生活において、対人関係で生まれる謎は解明されないものがほとんど。
この小説のように、最後にはモヤモヤしてるからくりがちゃんと分かればいいのに。

ただ、この物語の謎が解けるのは、「小説だから」という理由で片付けたくない。
実際にこの物語の登場人物のように、誰かと関わることが出来たら、
いろんな謎が解けていくんじゃないだろうか？

2015/06/07

予想以上におもしろかったです！とても気に入りました。ミステリーということですが、意外性がなかったり、早い段階で真相が判ってしまったりと、あまりミステリーという感じがしなかったのですが、４作どれも、不器用ながらもまっすぐ、誠実に生きようとする人たちがとても魅力的に書かれていて、とても印象に残る１冊となりました！

2013/09/02

全体的にはあまり好きにはなれなかった。

日本推理作家協会賞を受賞した表題作は楽しめたが、その他は登場人物の行動が理解し難かった。

2013/08/08

短篇集。
ミステリーと分類されていますが、
ミステリーと言うよりも、人情物語と言う方が
いいような気がしますねぇ。

確かに主人公が警官だったり、
救命救急士だったりと、
ミステリー的要素はありますが、
その彼ら・彼女らが係る事件・事故の
一瞬を捉えた物語になっており、
その一瞬に示される主人公の心の動きが
上手く書かれています。

タイトル作品「傍聞き」だけではなく、
その他の作品も、結構秀逸。
最初の「迷走」がよかったりしますね。
元々の事件・事故がどうなるのかが
物凄く気になりますが。

2013/07/28

サクッと読める４つの短編。
表題作の「傍聞き」や他の作品もさることながら、ラストの「迷い箱」に唸らされた。

2013/07/25

とても短いミステリー。
最後の最後に明らかになる、ほんのり温かくて優しい真実が胸を軽く締めつける。
大きな感動なんていらない、ちょっとした身近なものでいい。

2013/07/17

救急隊員、刑事、消防士、更生保護施設の施設長、
この4人が主人公の短編集

なんでそんなことするの？と思って
ドキドキしてたことが全部繋がって、
最後にハッとするオチが見事でした

文章も読みやすくて上手