傍聞き の商品レビュー

長岡弘樹【著】

2014/02/27

書評を読んで。
知らずの内に、もの凄く期待していたようだ。
なんの不満もなく、面白く読み終えたにも関わらず、
「あー、そっかぁ」と思っていた。

次回作は先入観なく読みたい。

2014/02/13

読めてしまうけど、でもいい話。
だいぶ前に読んだきりレビューを書きそびれてたので、細かいところは覚えてないです…

けど、どの作品も胸に迫る、ただ明るいわけでも爽快なわけでもない、でも少しすっとする…そんな作品でした。
読み返したい作品。

2014/02/12

四つのお話の短編集です
人に尽くす尊い職業の彼らにも人知れず悩みも、迷いもある
そんな主人公たちの物語です
短編ながら引き付けた意識の方向からの急変更、急展開は長編にも劣らない驚愕の結末が待ち受けます
気軽にサラッと読了できるミステリーをお望みの方にピッタリです!!

2014/02/09

短編の良さにもいろいろあるのだと思うが、いろいろ詰め込み過ぎ感があって楽しんで読めなかったな。後、人情より過ぎなのも気になった。

2014/02/05

「すぐれた短編ミステリは、長編一冊分以上の爽快感や感動を与えてくれる。」
大森さんが解説でそう述べている通り、この4編、この一冊はすごく完成度が高いなと。

登場人物の不可解な行動を核として、そこに内包された人間ドラマが見事に融合していて、短編としてなんの不足もなく完成しています。中でも、やっぱり表題作の「傍聞き」は、心揺さぶられるものがありました。

実は長岡さんの作品に挑戦するのはこれが初めてだったので、他の作品も読み漁っていきたいなと。

2014/02/02

内容（「BOOK」データベースより）
患者の搬送を避ける救急隊員の事情が胸に迫る「迷走」。娘の不可解な行動に悩む女性刑事が、我が子の意図に心揺さぶられる「傍聞き」。女性の自宅を鎮火中に、消防士のとった行為が意想外な「８９９」。元受刑者の揺れる気持ちが切ない「迷い箱」。まったく予想のつかない展開と、人間ドラマが見事に融合した４編。表題作で０８年日本推理作家協会賞短編部門受賞。

2019/05/03

警察官、救命救急士、消防士、元受刑者受け入れ施設長を主人公とした、短編四編。なかでも、「迷い箱」は、初めてこの観点からの話を読んだこともあり、新鮮に読めた。　謎解きというと弱いが、人物描写が素朴で、あたたかい気持ちになる話が多かった。

2014/01/24

これはミステリーだったのか。実はこういう意図だったみたいな種明かしが最後にある点がどの短編作品も似通っていたが、どれも重なるところが少なく、短いのにすごく充実感を味わう事ができた。長編も読んでみたい。

2014/01/22

著者も短編ミステリーだとも知らず読了。「迷走」かあたかあた傍聞きはらやの二編は特に最後までハラハラドキドキ。ハッピーエンドかつ心温まるストーリーは、短編として心地良い。この著者の他の本も読んでみたい。

2015/06/11

４編からなる短編集。ミステリーものとはちょっと違う仕掛けがある話となっている。短い話の特徴を生かして無駄がなく、スピーディに展開され一気に読めた。表題の『傍聞き』は、日常でもよくある事で、なるほどと思わず試してみたくなってしまった。