傍聞き の商品レビュー
すごく良かったです。 ほとんど一気読みでした。 ミステリーという感じより、なんていうんだろう、とにかく胸が熱くなるような感じがしました。 長岡さんの他の作品も読んでみたいです。
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巧みな短編集。 著者は事前取材をほとんどしないとのこと。 妄想こそ作家の個性でありスキルという考えなんでしょう。 百田尚樹は事前取材の綿密さで有名だし 作家さんによって物書きに対する姿勢は随分と異なるんだなあと解説読んでしみじみ。
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刑事・救命救急士・消防士・元受刑者支援施設の施設長がそれぞれ主人公の4つの短編集。 どのお話も良かったけど、表題作「傍聞き」が一番好き。 地味で淡々としているけど、ハッとする読み応えある短編集でした。
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よくできた話だな〜。 最初はタイトルの意味さえわからなかったのに、謎が解けた瞬間は、「なるほど!」と口に出していました。 いい本買った!
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
4つの作品が収録された短編集。長岡弘樹の作品特有の人間と人間の繋がりが顕著に現れた作品である。『898』が特にお気に入りだが、どの作品も良かった。以前から気になっていた事もあり、もっと早くに読めばよかったと後悔。長岡弘樹の作品は横山秀夫を彷彿とさせる。どちらも人間の綺麗な部分と醜い部分を上手く描かれている。傍聞きはいろいろと考えさせられる作品。
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どの話も読み応えがありました。2012国内ミステリー部門第1位だそうですが、どちらかというと人間ドラマとして秀逸だと思います。
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短編が4本入っている。表題作は面白かった。 会社近くの書店で「濃厚」「この20年で最高の傑作」「絶対読んで損しません」などと書いてある大絶賛ポップ・帯とともに平積みされていたのを見て購入したのだけど、そこまででもなかったと思う。 本が悪い訳ではないのだけれど、ポップにだまさ...
短編が4本入っている。表題作は面白かった。 会社近くの書店で「濃厚」「この20年で最高の傑作」「絶対読んで損しません」などと書いてある大絶賛ポップ・帯とともに平積みされていたのを見て購入したのだけど、そこまででもなかったと思う。 本が悪い訳ではないのだけれど、ポップにだまされた感じが残った。
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傍聞きと書いて、「かたえぎき」と読む。「そばぎき」じゃないよ。詳細→http://takeshi3017.chu.jp/file5/naiyou18601.html
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ハイレベルな四作のミステリー短編集。タイトルに向けてどんどんパズルのピースが埋まっていくような爽快な感覚と絡み合った様々な人と人との繋がりの糸を解いていくようなじんわり心温まるストーリー。だけど、実はどの作品もパズルのピースは一つ埋まらぬまま終わっていく。そこが、読んだ後に次の作...
ハイレベルな四作のミステリー短編集。タイトルに向けてどんどんパズルのピースが埋まっていくような爽快な感覚と絡み合った様々な人と人との繋がりの糸を解いていくようなじんわり心温まるストーリー。だけど、実はどの作品もパズルのピースは一つ埋まらぬまま終わっていく。そこが、読んだ後に次の作品にうつる前の一呼吸分の余韻をくれる。秀逸で心も温まる作品だった。
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ちょっと煽りすぎだからどうかと思いましたが、確かに無駄な部分が一切なく、どの題材も読みやすくなってます。なぞときも、そういうことかとひざを打つ場面は多々あったし、確かに言われるだけのことはあると感じました。
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