国防論 の商品レビュー
自衛隊を軍にするかどうかはさておき。今回の大震災での自衛隊支援は素晴らしいものがあった。もっと報道され国民に理解されるべき。 変なアレルギーや無理解から、近年自衛隊の予算・装備・人員が大幅に削減されている。今こそ正しい評価をして、必要なところには必要なカネとヒトを充てよう!
Posted by
初出一覧 第3章~第6章、第10章~第18章 『SAPIO』(小学館)2010年8月25日号~2011年8月3日号 第1章、第2章、第7章~第9章、第19章 描き下ろし
Posted by
ここ数年のうちに活発な動きをみせる周辺諸国。東日本大震災に乗じた中国の不振な動き。自衛隊の報道されなかった働き。原発と核兵器とアメリカ、中国の関係。 知りたくても分からなかった部分が集約されています。 ネットでは本当か嘘かを見分けるのに労力を要します(何者がどういう意図で書いたの...
ここ数年のうちに活発な動きをみせる周辺諸国。東日本大震災に乗じた中国の不振な動き。自衛隊の報道されなかった働き。原発と核兵器とアメリカ、中国の関係。 知りたくても分からなかった部分が集約されています。 ネットでは本当か嘘かを見分けるのに労力を要します(何者がどういう意図で書いたのかをまず検証しなくてはいけないから) しかし、小林よしのりが描いているという時点である程度の判断ができるために、不要な気を回さずに読み進めることができるというのは強みですね。 難しい言葉の羅列で煙に巻こうとする本が多いなか、分かりやすく読み進めやすい本です。 自衛隊ってなんだろうと疑問に思った人は読んでもらいたいですね。
Posted by
やっと読み終えた、小林よしのりの「国防論」。なかなか素晴らしい本だった。「戦争論」にはじまり「台湾論」で台湾がなぜ日本を好きなのかを確認し、「沖縄論」で利権にたかる存在を認識し、「昭和天皇論」で昭和天皇のカリスマ性に驚き、「天皇論」で女系天皇の容認の必要性を認識させてくれた。今回...
やっと読み終えた、小林よしのりの「国防論」。なかなか素晴らしい本だった。「戦争論」にはじまり「台湾論」で台湾がなぜ日本を好きなのかを確認し、「沖縄論」で利権にたかる存在を認識し、「昭和天皇論」で昭和天皇のカリスマ性に驚き、「天皇論」で女系天皇の容認の必要性を認識させてくれた。今回の「国防論」は自衛隊の働き、そして自衛隊員の育成についていろいろ語られている。原発事故があった今、「段階的廃止論」ではなく「即廃止」にすべきであるという小林よしのりの意見に賛成である。「段階的廃止」はそのうち、すり替えられること必至だからである。次回作を期待したい。「原発論」かな?
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
・3月11日の震災、そしてそのあとの原発事故は、 衝撃的な映像で既に確認しているのに、マンガで描かれることによって、再度衝撃的に認識された。そして今ここにある、継続している非常事態なのだという思いを強くした。 ・自衛隊への取材によって描かれた部分は、とても興味深い。 マンガという手段で描かれることで、取材に応じた方々、取材の対象となった現場の雰囲気が、人間の立体感、人間味を伴って伝わってくる。横須賀の少年工科学校、呉基地、江田島の幹部候補生学校のこと、潜水艦のこと、知らないことがたくさんあった。現実を知らずして観念的な議論をしてもダメだ。 ・脱原発と原爆保有との関係については、考え込んでしまう。結論はまだわからない。 ・後書きには迫力があってはっとする。国防を考えるための良書。
Posted by
単純に自衛隊に焦点を当てた本作かと思ってたら、被災地での自衛隊の救助活動や津波被害の取材等を絡めた幅広い国防論だった。その流れの中で国防とは単に領土を守る事ではなく、天皇を象徴とする国体を護る事と言う考え方には同意。 後半の「脱原発」で「核保有」する覚悟を示せという下りはまだ自分...
単純に自衛隊に焦点を当てた本作かと思ってたら、被災地での自衛隊の救助活動や津波被害の取材等を絡めた幅広い国防論だった。その流れの中で国防とは単に領土を守る事ではなく、天皇を象徴とする国体を護る事と言う考え方には同意。 後半の「脱原発」で「核保有」する覚悟を示せという下りはまだ自分の中では消化不良気味。
Posted by