日本人なら知っておきたい日本文学 の商品レビュー
日本古典文学が得意でない私にはとっても楽しい一冊でした。 ちょっと知ってると物足りないのかもしれないけど…
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清少納言や紫式部から風の谷のナウシカのモデルになった堤中納言物語まで、魅力あふれる古典文学をおもしろく漫画にしています。 しかも作品や作者の本質をついた上で可愛い漫画にしているところに唸らされます。 平安時代も平成も人間の感情の機微は意外に同じでした。(紫式部が宮中で女同士の...
清少納言や紫式部から風の谷のナウシカのモデルになった堤中納言物語まで、魅力あふれる古典文学をおもしろく漫画にしています。 しかも作品や作者の本質をついた上で可愛い漫画にしているところに唸らされます。 平安時代も平成も人間の感情の機微は意外に同じでした。(紫式部が宮中で女同士のいじめに合わないように天然ボケのふりをしてかわしたとか。) 古典文学に出てくる人の人間臭さがとても良かったです。
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古典にはなかなか興味をもてませんでしたが。この本で作者のことが知れ、作品も読んでみたいと思いようになりました。
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※中身は漫画なんだけど、分類910.2でとってたから一応その他の文学。 古典文学の中でも有名なものを取り上げて、さっくりコミカライズしている感じ。でも解釈の仕方、というか表現の仕方がおもしろくてちょいちょい噴き出した。 その他にも関連する古典を紹介していて、子どものときに「今...
※中身は漫画なんだけど、分類910.2でとってたから一応その他の文学。 古典文学の中でも有名なものを取り上げて、さっくりコミカライズしている感じ。でも解釈の仕方、というか表現の仕方がおもしろくてちょいちょい噴き出した。 その他にも関連する古典を紹介していて、子どものときに「今昔物語」とか読み漁っていたなーというのを思い出してすごく懐かしかった。 児童向けのヤツね。 最後の「虫めずる姫」は、読んだとき、これで終わりか!と私も思った。 登場する人物に変わり者が多くって好きなおはなし。 紫式部と清少納言が、政治的にも性格的にも対比的なのは結構有名な話だと思う。 で、二人を比べたとき、紫式部はあまり人気がない。一般的に、というか他の人の話を聞いている限りでは。 私自身は、エッセイが苦手だったから小説家の紫式部の方が好きだったんだけれど、大学くらいで改めて二人を並べると、清少納言の方が好感が持てるのは納得できる。 だって前向きでハキハキしていて、そうそう!って頷いちゃいたくなるような感性の持ち主。 対して紫式部は、なんとなく勿体ぶっていて、言いたいことをはっきり言わない物静かなイメージ。自分が才女であることを疎んじつつ、それを鼻にかけている、というような。あくまでイメージだけど。 だけど紫式部の、周りの目を気にしてわからないふりをするところとか、いつも内省的なところとかの気持ちはわかる。 清少納言みたいな人は好きだけど、私自身は紫式部タイプだよなーとか思ってしまうな。 菅原孝標女にも共感してしまう。 なにこれおもしろい!ってなったらどっかりその世界に浸かっちゃうよね。 本があればいいやって思っていた時代が私にもありました。
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古典を漫画で読めるとイメージがつきやすくイイね! 清少納言の潔さ好きだわ~( ̄▽ ̄)b 『枕草子』にくきもの、見苦しきものの例題は現代にも通ずる!! 菅原孝標女(すがわらのたかすえのむすめ)のキャラも嫌いじゃない(*´∀`)
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日本人なのに、何をしたか具体的にはさっぱりな人達。 そんな人達を、ざっくりと分かりやすく、親しみやすく(?)紹介。 まったくもって知らない人がいる…と思って読んでいたのですが そういうエピソードをどっかで、と思いだせたのがすごい。 人は憶えていなくても、どこかしらで読んでいる、...
日本人なのに、何をしたか具体的にはさっぱりな人達。 そんな人達を、ざっくりと分かりやすく、親しみやすく(?)紹介。 まったくもって知らない人がいる…と思って読んでいたのですが そういうエピソードをどっかで、と思いだせたのがすごい。 人は憶えていなくても、どこかしらで読んでいる、という事です。 もちろん漫画なので読みやすいし、理解しやすいのもいいですが 人物の最後についている政策前~制作中 そこに絡めたエピソードも面白かったです。 しかし安倍清明が85まで生きたのは確かに驚きですが 一番驚いたのは、きんぴらごぼうエピソード。 驚きの原点、でした。
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日本文学もコミックになるとわかりやすいですね。 これまで全く知らなかったことばかり。 ホントに日本人かとツッコまれそう。
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人物と作品名程度は知っている古典文学者が、どんな人物だったのか伝説も含めてマンガでまとめている。 堅苦しくなく、すらすらと読み終えることができた。 ※参考文献 「紫式部日記 ビギナーズ・クラシックス・日本の古典」/山本淳子注訳(角川学芸出版) 「大鏡 全現代語訳」/保坂弘司(講...
人物と作品名程度は知っている古典文学者が、どんな人物だったのか伝説も含めてマンガでまとめている。 堅苦しくなく、すらすらと読み終えることができた。 ※参考文献 「紫式部日記 ビギナーズ・クラシックス・日本の古典」/山本淳子注訳(角川学芸出版) 「大鏡 全現代語訳」/保坂弘司(講談社学術文庫) 「万葉集」/角川書店編集(角川ソフィア文庫―ビギナーズ・クラシックス)
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
千年前の人も同じことを感じていた。「人間」って変わらないと思うのが面白い。こう言う目で古典を勉強したかったなと思う、楽しい作品。 この二人の本はいつも面白い。
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