心星ひとつ の商品レビュー
一言で言うと今回は岐路の巻だった。 今の店を手放すか、登龍楼から店を譲り受けるか、吉原で天満一兆庵を再建するかで澪は悩む。 結局、現状維持で自分の道を見出す。 坂村堂の実家の一柳のおやじが意地悪で腹が立つ。 料理人失格なんてどの口が言っているのか?りう婆さんが今回は大活躍...
一言で言うと今回は岐路の巻だった。 今の店を手放すか、登龍楼から店を譲り受けるか、吉原で天満一兆庵を再建するかで澪は悩む。 結局、現状維持で自分の道を見出す。 坂村堂の実家の一柳のおやじが意地悪で腹が立つ。 料理人失格なんてどの口が言っているのか?りう婆さんが今回は大活躍!スカッとする。 70代になって人生がなんたるかようやく分かってくるのよというセリフが深い。 最終話は、小松原の嫁入りでつる屋を辞めるかどうか話。 今回は正直、食べ物よりも内容にインパクトがあって、そちらに目がいってしまった。 嫁入りを一度は決めるも果たして!?
Posted by
シリーズ6作目。前半の選択を迫られる場面ではいろんな人のことを慮って結論をなかなか出せない澪。澪の気持ちが痛いほど分かる。そして後半にかけて怒涛の展開。また澪が決断に苦しむんだろうと思うと切ない。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
「自分の中に潜んでいる譲れないもの、生きる標となる心星」と「厚く垂れこめた雲を突き抜ける瑞風」とが、源斉と澪と野江を天に誘ってしまう。あたかも、地上に残る美緒、早帆そして柳吾の願いや希望、激励を飛び越えて。 料理の神さまに愛されし人の運命は、これだろうか。食する人の喜びに絡み取られて動けない。そして、”心星がある”ことを喜ぶべきだろうか、悲しむべきだろうか。悩むところです。 「ひとは与えられた器より大きくなることは難しい」柳吾は語るが、私たちは知っている。澪の器は、つる屋ではない、雲外蒼天であることを。だから、才能はすり減らないことを。 「一柳の店主同様、ご寮さんもまだまだ若い」と言い切るりうの意味深な含みを胸に、次の展開を待とう。毎回のことですが、野江ちゃんが出てくる場面は、なぜか涙を誘う。
Posted by
いゃ〜、こんな面白かったら、いけねぇよう。 シリーズの中でも一番良かった。 今回は究極の選択の連続。前半は澪の働く場所についての選択、後半は想い人小松原との縁談に関する選択。 あっちを立てれば、こっちが立たず。逆も然り。人生とはなかなか上手くいかないものですね。 しかし、ホント...
いゃ〜、こんな面白かったら、いけねぇよう。 シリーズの中でも一番良かった。 今回は究極の選択の連続。前半は澪の働く場所についての選択、後半は想い人小松原との縁談に関する選択。 あっちを立てれば、こっちが立たず。逆も然り。人生とはなかなか上手くいかないものですね。 しかし、ホントにこの物語の登場人物はみんないい! いろんな意味で丸く収まってほしいと思うのであります。 7巻が楽しみです♪オススメ!
Posted by
料理人として、ひとりの女性としての選択肢を迫られる澪。 誰かが幸せになったとしても、誰かが幸せでなくなる。 とても難しい選択。
Posted by
苦悩、苦悩、苦悩の第六巻です(>人<;) お澪坊もつる屋のメンバーも…悩みに悩む! 皆んなの思いは同じなんです。 お澪坊が幸せになること! わたしの心星はなに? その答えの第七巻にいそがねば‼︎εε=ε=┌(; ̄◇ ̄)┘
Posted by
わいのお澪坊(遂になんかキモいこと言い出した!)が全編にわたって悩みに悩みまくる『みをつくし料理帖』シリーズの六 何かを選ぶということは、他の何かを捨てるってことなんかな〜?ほんとにそうなん? つる屋の面々、ご寮さんにあさひ太夫こと幼なじみの野江たちのことを思うあまりに決断を...
わいのお澪坊(遂になんかキモいこと言い出した!)が全編にわたって悩みに悩みまくる『みをつくし料理帖』シリーズの六 何かを選ぶということは、他の何かを捨てるってことなんかな〜?ほんとにそうなん? つる屋の面々、ご寮さんにあさひ太夫こと幼なじみの野江たちのことを思うあまりに決断を先延ばしにしてしまう澪 悩んだ末に澪が下した決断は巻の七で明らかになる!早く読まなきゃ! でもその前にお澪坊には言っておきたい 「でもな澪、あんたが幸せになるんがわてらの一番の幸せなんやで」(お前はどの立場で言うてんねん)
Posted by
道を選ぶってむずかしいよね。 なぜ、それを選べたのに手を離してしまったんだろう、でも、選ばなかったんだよねということってある。きっとそれが自分を大事にしたってことなんだな。 ふっと自分をかえりみてしまう。
Posted by
人の道は幾重にも分かれ、どちらの道を選ぶか迷い悩む。どの道を選んでもそれは一つの人生であろう。しかし己の気持ちを偽って進んではいけない。源斎が教えてくれた心星。自分が本当に進みたい道を澪は見つける。大きな店に行く事でもなく、大切な人を守り救う事でもなく、好きな人と添い遂げる事でも...
人の道は幾重にも分かれ、どちらの道を選ぶか迷い悩む。どの道を選んでもそれは一つの人生であろう。しかし己の気持ちを偽って進んではいけない。源斎が教えてくれた心星。自分が本当に進みたい道を澪は見つける。大きな店に行く事でもなく、大切な人を守り救う事でもなく、好きな人と添い遂げる事でもないのであろう。ただひたすら料理の道を極め、人々に幸福をもたらす事。揺れ動く気持ちを丁寧に語り素晴らしい作品でした。器は自分で大きくするものというりうの言葉が胸に響きます。大好き度❤️❤️❤️
Posted by
何でこんなに切なくて泣けるんだろう。 うまく行かなくて思い通りに行かない澪を見てると胸が苦しくなる。 雲外蒼天だけど、切ないなあ。
Posted by