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心星ひとつ みをつくし料理帖 ハルキ文庫時代小説文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 角川春樹事務所 |
発売年月日 | 2011/08/11 |
JAN | 9784758435840 |
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商品レビュー
4.3
389件のお客様レビュー
仕事と家庭を両立できない時代だから仕方ないのか。あー、みんなの思いが重すぎる。澪さんが気の毒で。 折角好きな人からの嬉しい言葉に浮かれポンチになれない切なさよ。
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しくじり生麩 日本橋の老舗旅籠よし房の店主房八が芳を気に入り後添えに迎えたいと言う。また江戸で馴染めのない生麩を作ろうとするも上手くいかない澪。 房八の幼馴染で料理番付の行司を務める一柳の柳吾よりつる屋にいる限り料理人としての器はこれ以上広がらないと厳しい言葉を浴びせられる。 ...
しくじり生麩 日本橋の老舗旅籠よし房の店主房八が芳を気に入り後添えに迎えたいと言う。また江戸で馴染めのない生麩を作ろうとするも上手くいかない澪。 房八の幼馴染で料理番付の行司を務める一柳の柳吾よりつる屋にいる限り料理人としての器はこれ以上広がらないと厳しい言葉を浴びせられる。 賄い三方よし 翁屋の楼主伝右衛門から吉原で料理屋に最適な店を押さえ、澪に任せたいと言う。一方で登龍楼が神田の店を破格の条件でつる屋に売ると言う話が舞い込む。二者択一を求められるもの澪が出した答えは、、、。 お手軽割籠 蕎麦屋の失火により火の扱いを朝の一定時間に限定するというお達が町年寄りから出され、温かい料理を提供できなくなることから弁当を作ることを考えついた澪。一方で道端で立ちくらみをしていたところを助けた縁から武家の娘早帆と知り合い、料理を教えることとなるが早帆はまさかの小松原(小野寺数馬)の妹であった。小野寺家に呼び出された澪は数馬の母より数馬の嫁になる提案をされる。 あたり苧環(おだまき) 数馬から妻になって欲しいと言われ了承する澪。武家の妻になる為に武家見習いをしながら、つる屋は澪がいなくなった後の手配が進められていく。最後の料理として選んだ苧環を美味そうに食べる客を見た刹那、澪は数馬との幸せを犠牲にしても決して譲れない自分が目指すべき道が見えた。
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心星とは北極星のことのようだ。私たちが生きている間は少なくとも動かず同じ場所にある。それはひとつだけだ。題名はひとつだけのものに重ねて「ひとつ」と入っている。筋道は一本道であると強調したい思いが強いのだと感じる。 人生の岐路において、人はしばしば悩む。澪も大きな転機を迎える。み...
心星とは北極星のことのようだ。私たちが生きている間は少なくとも動かず同じ場所にある。それはひとつだけだ。題名はひとつだけのものに重ねて「ひとつ」と入っている。筋道は一本道であると強調したい思いが強いのだと感じる。 人生の岐路において、人はしばしば悩む。澪も大きな転機を迎える。みをつくしシリーズの半ばで、節目というのも見事な構成だと思った。 先日読んだ「出世花」と同じく、「幸せ」について考えさせられた。 物語は4つ。 澪は季節モノが入手困難で手に入るものを工夫していた。生麩を作ろうとするが、料理屋の息子である坂村堂の父柳吾を怒らせてしまう。私は生麩は大好きだ。でも作るのは御免だ。坂村堂の生い立ちや佐兵衛の話や玄斎先生の語る「恋」、また布石が増えた「青葉闇」。 つる家に2つの大きな申し出が入る。吉原で天満一兆庵の再建を持ちかけた翁屋の楼主伝右衛門、神田須田町の登龍楼を30両という破格で譲るというものだ。美味い話には裏があるのも世の常だ。種市、ご寮さんの優しさが澪を悩ませる。りうさんの見る目が優れた光を放つ。そして野江と襖越しの対話、大きな転機を澪はどう選択するか「天つ瑞風」。おりょうさんも含め周りの人たちの優しさが身に染みる。 澪に料理を教えてほしいと早帆がつる家にやってくる。何者なのか。ボヤにより火を使うのは午前中2時間と制限の中、澪はどうするのか、そして終盤意外な展開が待っていた「時ならぬ花」。 澪と小松原の恋の行方は「心星ひとつ」、これも大きな転機だ。 人の幸せとは、その人の心根に沿ったものかどうかであり、他人がとやかく言うものではないと思うのである。澪の周りには優しい人が集まってくるが、一方で陥れようとする者も出てくる。自分自身の一本筋を通す事が、人を強くし幸せを感じ取れるように感じた。 (蛇足)巻末にみをつくし瓦版がある。インタビュー/りう、版元/坂村堂、りうの質問箱に高田郁さんが答える。面白いので、是非読んでみてほしい特別付録だ。
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