われ日本海の橋とならん の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
これを読んで中国・日本についての認識が少し変わった。 内容は「中国解説+自叙伝+啓蒙」という感じで、 読みにくい、自慢っぽい、説教臭い と感じる人もいるかもしれないが一読の価値はありです。 中国のイメージは言論の自由がないというものだったが、 あるタブーだけを除けば基本的に自由らしい。 また、ある地域がその人の生活圏、縄張りなら、 その人の面子をたてるために貧困層が富裕層に飯をおごるのが当然だ。 というのも驚きだった。 中国人にとっての面子はすごくウェイトが重く、 みんなの前で叱るなんてことをしたら返って逆効果なんだとか。 インターネット人口は5憶であり、日米総人口を足した数くらいいる。 その辺の小さなカフェでもどこでもインターネットに接続できる環境が整備されていて日本よりも進んでいるらしい。 そして国家主席が日本のにちゃんねるのようなもので人民の声を聞き交流しているのだとか。 色々ためになる内容が多かった。 そして改めて自分は無学すぎるということを痛感した。 まだ消化しきれていない感じがするので、また読みなおそう。
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・制度による自由と意識としての自由 ・擬似的な政権交代。国内世論を見たスピード感のあるトライアンドエラー ・インターネットの影響 ・戦略的途上国を脱却できるか(日本は何をすべきか) ・共産党の正当性のための反日 ・国民(若者)にとっての反日≒反自分 ・日中ともに相手に...
・制度による自由と意識としての自由 ・擬似的な政権交代。国内世論を見たスピード感のあるトライアンドエラー ・インターネットの影響 ・戦略的途上国を脱却できるか(日本は何をすべきか) ・共産党の正当性のための反日 ・国民(若者)にとっての反日≒反自分 ・日中ともに相手に対する劣等感と優越感の壁を持つ ・暇人の存在(地方、地元、時間あり。知識としての関心と生き方としての無関心) ・面子経済学 ・日本人の公的意識→統制がとれる、変化できない ・語学習得 1.辞書を毎日めくる 2.英語での一人芝居(1人2役)をする 3.英字新聞を読む ・自分をコントロールした発言 1.日本人であること 2.中国にいること 3.政府・有識者への建設的提言であること(政府要人が読む) 4.平易であること
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いろいろ批判する向きもあるようですが、加藤嘉一という人物はとても魅力的だなぁと思います。 中国事情の解説というよりも、自叙伝に近い。 彼の中国観は日本人から見た中国観を相対化することが出来ます。そのexperienceだけでも、読んだ甲斐があったなと。
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週プレで中国で一番有名な日本人として紹介されていた加藤嘉一の新著。かなり自信のある文章で見方を変えれば自慢話なのだが、こういう気持ちでいないと中国では生活できないんだろうと実感、なんでも加藤氏は日本ではそうとう空気が読めなくて苦労したとのこと。日本人(特に若者)は一読の価値あり。
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中国について無知だった私には、とても為になりました。 なによりも分かりやすい! 政治本やテレビニュースを見るだけでは窺い知ることのできない中国の“今”を、少しだけ教えてもらえた気がします。 著者の熱意に感化されて、隣国中国にとても興味が湧いてきました。 また、語学習得方法につい...
中国について無知だった私には、とても為になりました。 なによりも分かりやすい! 政治本やテレビニュースを見るだけでは窺い知ることのできない中国の“今”を、少しだけ教えてもらえた気がします。 著者の熱意に感化されて、隣国中国にとても興味が湧いてきました。 また、語学習得方法についても興味深かったです。 真似はなかなかできそうにないですけれど…。
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中国で「もっとも有名な日本人」となった著者が、内側から見た人にしかわからないリアルタイムの中国を語ります。これからの日本を考える上で、中国を知ることがもっと重要になってくる。未来を生きる若者にとっての必読書。
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日本の若者は加藤嘉一に挑発されている! 第5章の、大学生の2年間のギャップイヤー推進は興味深い。1年目は老人介護施設でインターンして、2年目はそれで得たお金を使って留学するというもの。
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日本で生まれ育ち、中国で生活しているからこそ知っている情報。現在の中国の現状をどちらにも偏りのない見方で分かりやすく伝えてくれる本だと思いました。一番興味深かったのは、中国が国家として個人として日本をどう捉えているのかというところでした。対中関係は、今後より一層重要になるでしょう...
日本で生まれ育ち、中国で生活しているからこそ知っている情報。現在の中国の現状をどちらにも偏りのない見方で分かりやすく伝えてくれる本だと思いました。一番興味深かったのは、中国が国家として個人として日本をどう捉えているのかというところでした。対中関係は、今後より一層重要になるでしょうし、日本として日本人として隣国中国とどう向き合っていくかのヒントになるのではないでしょうか。
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今の中国を感じることができた。たくさん中国に対して誤解していることもあり、中国の事情を知りたい人、海外に出たい人にはオススメ。 妻の母親が来日する前に読んでおけば、喧嘩の回数が減ったのに(^-^)/
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自分と同い年でこのような生き方をしている人がいるということがショック。中国に関して色眼鏡で見ることの多い自分だが、見方が変わった。やはり生で行かないとわからないことがたくさんある。
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