われ日本海の橋とならん の商品レビュー
加藤さんが中国通となったきっかけはとてもドラマチックだと思う。セミナーにも参加したが、中国の今をエネルギッシュに、でも判りやすく語る姿は、現地で様々なものを見聞して来た人だから出せる説得力があった。応援したい。
Posted by
だから僕は声を大にして言いたい。 ここで変わらずして、いつ変わるのか。 ここで動かずして、いつ動くのか。 ここで立ち上がらずして、いつ立ち上がるのか。
Posted by
「中国人は本当にそんなに日本人が嫌いなのか」と同時並行で読了。 「中国人は・・」はタイトルと内容が合致せず 出版社のあざとさを感じた (元々は中国版がオリジナルで 我看中国人・・が本当のタイトル) 「われ日本海」も内容的にはあまり変わらない。がときどき ハッとさせられる個所が...
「中国人は本当にそんなに日本人が嫌いなのか」と同時並行で読了。 「中国人は・・」はタイトルと内容が合致せず 出版社のあざとさを感じた (元々は中国版がオリジナルで 我看中国人・・が本当のタイトル) 「われ日本海」も内容的にはあまり変わらない。がときどき ハッとさせられる個所が出てくる 「中国には日本のような選挙はありませんが、はたしてそれで日本は 幸せになりましたか」との問いにはドキッとさせられる あくまでも形式にこだわる日本と自分と家族が幸せであれば体制であれ政治であれ他はどうでも構わない中国人の違いを見事に表している。 そのベースが「無関心」 である中国人を個人のメリットに直接 結びつかない反日に向かわせている原因 というかそんな一般的中国人に生産性の無い活動をさせるのは「個人のメリットを享受できない層」 であり それが都市部の失業者なのである。 筆者の言う「暇人」層と 一致してはいないのだが中国政府はこの層をどうするかが社会の安定にとって最も重要だととの考えには同意する。 中国社会をウォッチする本 だと思っていると半分くらいは 立志伝や若者への海外修行への啓蒙だったりするので 立志編は別々の本で著して欲しい。
Posted by
意欲的なタイトルで、週刊誌のコラムをちょこちょこ見てたことから購入。北京大に留学し、8年間にわたる中国生活で「中国で最も有名な日本人」となったそう。知らなかったのは、中国の個人主義の集大成の「暇人」の存在だ。一日中、公園で寝ていたりする人たち。政治やオリンピックには全く無関心だ...
意欲的なタイトルで、週刊誌のコラムをちょこちょこ見てたことから購入。北京大に留学し、8年間にわたる中国生活で「中国で最も有名な日本人」となったそう。知らなかったのは、中国の個人主義の集大成の「暇人」の存在だ。一日中、公園で寝ていたりする人たち。政治やオリンピックには全く無関心だが、根底にあるのは中国独特の半径5メートルのことを重んじる個人主義から生まれる「無関心」と説明している。そう言ったふわふわと空気にまん延する雰囲気はなかなか知れるものではない。 中国の反日感情という日本が抱える「チャイナリスク」は、中国では同じく「ジャパンリスク」ともなり得る。著者は「中国は日本と敵対することのメリットはない」と言い切る。感情的な好悪を乗り越えた連帯が必要で、そのためには、外国に対する日本のイメージそのものを払拭する必要があるのではないか。著者は第5章でとにかく「海外に出よ」と主張する。よく言われるところだが、日本の課題で簡単に解決できるのがまさに「海外に対するステレオタイプな拒否感」にあるからではないか。
Posted by
「今、中国で最も有名な日本人」の加藤嘉一氏の著書。これほどまでに中国国内事情に精通し、日本人としての誇りを持ち、冷静な分析と今後の対中姿勢を明確に示すことが出来る日本人が他にいるであろうか。「われ日本間の橋とならん」は彼の本で初めて読んだ本だが、彼のストイックなまでの成長意欲と現...
「今、中国で最も有名な日本人」の加藤嘉一氏の著書。これほどまでに中国国内事情に精通し、日本人としての誇りを持ち、冷静な分析と今後の対中姿勢を明確に示すことが出来る日本人が他にいるであろうか。「われ日本間の橋とならん」は彼の本で初めて読んだ本だが、彼のストイックなまでの成長意欲と現実に向き合う姿勢に、中国関連書籍の枠を超え、一人の人間としての生き様に触れることができ、自らを奮い立たせる最高の参考書である。
Posted by
私は筆者と同じ年(1984生まれ)で、しかも同じ北京に住んでいます。一番の感想は、「熱すぎて、恥ずかしい!」(悪い意味ではなく) まず題名が恥ずかしいし、倒置法がたくさんでてくるし、帯にある筆者の写真の顔が何故か濡れているのもちょっと恥ずかしい(これは本の内容とは関係ないけれど...
私は筆者と同じ年(1984生まれ)で、しかも同じ北京に住んでいます。一番の感想は、「熱すぎて、恥ずかしい!」(悪い意味ではなく) まず題名が恥ずかしいし、倒置法がたくさんでてくるし、帯にある筆者の写真の顔が何故か濡れているのもちょっと恥ずかしい(これは本の内容とは関係ないけれど)! 私の実感として、同じ世代の人たちは、熱苦しい、真面目な話を真っ正面からされると、「うっ」としてしまいます。だから、ストレートに自分の熱意をぶつけてくる感じを持っている人が、同じ27歳の人に居ると思うと、嬉しいです。 内容も全体的にとても分かりやすかったのですが、特に印象に残ったのは、第四章の「暇人」についての考察です。 私もがんばろうと思い、さっそく中国語辞書を片手にとってみましたが、いつまで続くか分かりません(笑)自分との戦いです。リポビタンD的に、やる気がなくなったらこの本を読み返そうと思います。
Posted by
中国を理解するのによい本。著者の活動力には圧倒されるが、中国の現実に対する見方は的確と思える。 巨大複雑な国家を崩壊させないように最大限の努力をしている政体、面子を重視する国民性。歴史の影響下にある隣国としてどう付き合うべきかという意見も、参考になる。 しかし、この本を読んで、酒...
中国を理解するのによい本。著者の活動力には圧倒されるが、中国の現実に対する見方は的確と思える。 巨大複雑な国家を崩壊させないように最大限の努力をしている政体、面子を重視する国民性。歴史の影響下にある隣国としてどう付き合うべきかという意見も、参考になる。 しかし、この本を読んで、酒が飲めない人間には困難な国だとの思いを新たにさせられた。
Posted by
社会に作られ、ただやり過ごしていた「中国」という先入観を追い払ってくれ、興味を持たせてくれる本。さっそく中国人の友達に聞いてみたくなった。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
加藤さんのような人は、日本の文化圏ではやっぱり息苦しくなってしまうんだろうなあと感じた。日本では、足並み揃えてという文化が根強いので、能力のある人はどんどん海外に出ていくのだとうなと思う。ただ、出て行った後、加藤さんが「日本のために」と思って活動してくれているのは嬉しい。 なかなかこんなにバイタリティと使命感みたいなものを持つ人っていないと思う。とっても貴重な人だなって感じる。これからの加藤さんがどういう風なことをしていくのか楽しみ。
Posted by
「中国でもっとも有名な日本人」である加藤氏の著書。ダイアモンドのコラムを読んで気になって借りてみた。 中国という国を知る意味で、短期間でほぼ中国人となった加藤氏の視点は非常に参考になり、大人の目線でのいわゆる日本らしさが希薄であるため、極めてニュートラルな位置からの評論なのではな...
「中国でもっとも有名な日本人」である加藤氏の著書。ダイアモンドのコラムを読んで気になって借りてみた。 中国という国を知る意味で、短期間でほぼ中国人となった加藤氏の視点は非常に参考になり、大人の目線でのいわゆる日本らしさが希薄であるため、極めてニュートラルな位置からの評論なのではないかと思った。 もっと世界に目を開いてがんばらないと、と思うと同時に、ムスメの世代はもっと進んだ世界になるので、置いていかれないよう教育と動機づけを行なって行きたいと感じた。
Posted by