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われ日本海の橋とならん の商品レビュー

4.1

70件のお客様レビュー

  1. 5つ

    23

  2. 4つ

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2011/12/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

私は著者と同じ1984年生まれの27歳である。 まさか、自分が浪人生活で必死に勉強したり、だらだら大学生活を送っている間に北京大学に留学し、中国で一番有名な日本人になっているほどの実績を残しているとは。正直驚いたし、軽く嫉妬もしている。 ただ、本書を通じて、中国に対して抱いていた誤解も解けたし、大学生の勉強に対する熱心さ、政治に対する意識の高さも知ることができ、大いに刺激を受けた。 著者は日本の若者に対して、日本をよくしたければむしろ日本を飛び出せといっているが、これには共感する。私も飛び出す決意を新たにした。

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2020/07/27

勉強に対する集中力は感嘆。ちょっと偏っている感じもするが、北京大学入学時の勉強方法は参考になる。明治の頃の日本人のよう。◆◆大学生に2年間のモラトリアムで、介護とインターンをやるというアイデアはいいと思う。徴兵よりずっといい。

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2011/12/05

 中国政治中枢、さらに胡錦涛国家主席とコネクションをもち、メディアで絶大な支持を誇り、現北京大学研究員の日本人である著者が、内側から見た中国の実情を赤裸々に語る。  まずイメージとして、中国は一党独裁国家で情報統制、言論弾圧などを露骨に行う、自由のない国家であると予断する日本人...

 中国政治中枢、さらに胡錦涛国家主席とコネクションをもち、メディアで絶大な支持を誇り、現北京大学研究員の日本人である著者が、内側から見た中国の実情を赤裸々に語る。  まずイメージとして、中国は一党独裁国家で情報統制、言論弾圧などを露骨に行う、自由のない国家であると予断する日本人が少なくないと思われる。しかし、著者によれば中国最大のタブーである天安門事件と共産党による支持に疑問を持つようなこと(具体的には民主化、人権問題、宗教、民族問題、選挙など)にさえ触れなければ、あとは原則自由であるという。名目上自由ではあるが、暗黙の了解としてのタブーが空気として支配しているより日本より、境界領域がはっきりしており、そのサンクチュアリさえ犯さなければあとは自由である中国のほうがある面では自由ではないかと読者に問いかけている。  尖閣諸島問題に端を発した一連の中国当局の対応で、「核心的利益」という言葉がよく聞こえるようになった。核心的利益とは「国家の本質的な利益、すなわちもっとも優先されるべき国益」である。 具体的には次の3つ ①基本制度と国家安全の維持 ②国家主権と領土保全 ③経済社会の持続的で安定した発展 なぜ中国指導者たちは、日本の反感を買うとわかっていながら、あえて「核心的利益」について言及したのだろうか?その答えはいたってシンプルで国内の統一を守るためであると著者はいう。 極めて広大な土地の上に13億人という超大規模な人口を抱え、さらに多くの民族が共存しているという類例のない国家であるからこそ、分裂による不安定化こそ最も重要で避けなければならないイシューなのだ。  他にもさまざまな視点から中国の問題とその真意が率直に綴られている。これから先、戦略的互恵関係を築いていくことは必須である。相互理解のためにも入門書として本書は大変読み応えのある良書であるのでおすすめだ。

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2011/11/20

「中国は何となく嫌い」と思っていたり,海外に出る必要を感じていない今の若者・学生にぜひ読んでほしい。

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2011/11/12

中国で一番有名な日本人と言われる加藤 嘉一さんの処女作。つい、この間やっていたNHKの番組の内容とほぼ一緒だったので、さくっと読み終わるw 中国に好意的な興味を持つ人、中国にネガティブな印象を持つ人でだいぶ読後の感想は異なると思うが、今のところ前者である僕には面白かったです。 ...

中国で一番有名な日本人と言われる加藤 嘉一さんの処女作。つい、この間やっていたNHKの番組の内容とほぼ一緒だったので、さくっと読み終わるw 中国に好意的な興味を持つ人、中国にネガティブな印象を持つ人でだいぶ読後の感想は異なると思うが、今のところ前者である僕には面白かったです。 ただ、このまま今の感想を自分の中に定着させていいものかどうかは、ちょっと冷静になって感じないといけないかも…。そこら辺を気をつけてもう少し、別の視点のものも読んでみようと思った次第 (2011.11.10読了)

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2011/11/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

とりあえずすごく中国に行きたくなりました!(笑)内側から見た中国と一般的に日本で言われている中国像の違いに関することが多く、例えば日中問題の原因はどちらかというと”反日教育”ではなく”愛国教育”から結果として生まれる反日感情であるということや、中国の独特のIT市場を生み出している通称”グレードファイヤウォール”の存在、等々、とても興味深く読むことができます!

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2011/11/01

中国をステレオタイプでしか捉えられない人には、ぜひ読んでもらいたい一冊。そして、せっかく中国にいながら、日本人としか付き合わない人にも。

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2011/10/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

後輩に薦められて読んだ本。 中国への基本的な疑問に対する答えがよくまとまっていて非常に読みやすく、面白かった。 地震が起きた後、秩序を重んじ冷静でいられた日本人。 これは両刃の剣であると筆者は言っています。冷静な日本人=変化したくない日本人なのだと。 この視点はなかったなー。長所が浮かび上がる時こそ、クリティカルになって、そこに隠された短所にも目を向けなければならない。 なんか明日からの仕事で使えそうな視点です。

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2011/10/26

日本人(私よりも若い世代)から見た中国が赤裸々に語られていて、非常に参考になった。中国人は徹底した個人主義であるということを理解しつつ、日本人として彼らとどうビジネスをすべきか・・・やはり難しい・・・・

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2011/10/17
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「中国で一番有名な日本人」の本.なんと年下.文章から著者のエネルギーが凄い伝わってくる.内容としては中国の説明を中国人のマインドも含めて具体例も挙げながら説明している.そのため何が問題かとか中国の現状とかがとても分かりやすい.自国や他国を評価する際にこういった幅広い考え方を自分に取り込めるのはとても重要だと思っているが,かなりインプットしやすい本だなと思った.自分も何かしなきゃ!とモチベーションを持たせてくれる本でもあります.

Posted byブクログ