ハッピー・リタイアメント の商品レビュー
天下りの実態がなるほどよくわかりました。仕組みは一般企業でもさして変わらないんだろ~な〜と。樋口さんの人物像も明日は我が身と思うと、、頑張らねば。。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
浅田次郎さんの本ってあまり読んだことがなかったけど、やっぱり安定して面白かった。 天下りってすごくイメージが悪くて、ゆるされないことだという感じのだからこそ、こうやって天下り官僚に一撃をいれる話は面白いのかも。 最後は結局、おばあさんが全部手に入れたのか、それとも樋口氏、大友氏、橘嬢がめでたく大金を手にしたのかは不明だけど、どちらにせよまぁ、それなりにハッピーだろう。
Posted by
浅田次郎節炸裂!なコメディ作品。 ストーリーを考えながらウキウキと書き進める浅田次郎先生の姿が目に浮かぶ、楽しい作品です♪ 真面目な作品が好きな方には向かないぶっ飛び具合ですが、ドラマを見ているようでとても楽しい作品でした♪
Posted by
感想はブログでどうぞ http://takotakora.at.webry.info/201201/article_3.html
Posted by
面白かった! 泣けて笑える浅田エンターテイメントぎっしりの濃い一冊! なんかすごく自由に楽しく書いてるんじゃないかと思える、“浅田らしい”文が盛りだくさん。情緒溢れる表現と、バッサリと潔いくだりは痛快であり、感慨深いものでもある。直接そう書いてある訳じゃないが心の中に入り込んで、...
面白かった! 泣けて笑える浅田エンターテイメントぎっしりの濃い一冊! なんかすごく自由に楽しく書いてるんじゃないかと思える、“浅田らしい”文が盛りだくさん。情緒溢れる表現と、バッサリと潔いくだりは痛快であり、感慨深いものでもある。直接そう書いてある訳じゃないが心の中に入り込んで、問いかけられている様だ。しかも微塵も感じさせずに自然と。厄介である。実に。 天下りした官僚と自衛官の物語。そこは何もしなくとも、充分な給料がもらえるまさに夢の楽園。のはずだった… この際、このような理不尽なシステムが現実にあることには目をつぶろう。 感動のラストの後、その次のページからもう勝間和代による解説に入るのだが、それの難と無粋なことか!ウィットでユーモアに溢れる浅田の本編の後に、クソ真面目に「この小説の醍醐味は、なんと言っても、天下りの実態や、官僚の自己増殖をおもしろおかしくも、正確に書き表していることです。・・・」なんて書いているのである。瞬間、なんて馬鹿なんだと吹き出しそうになったくらいだ。その後2〜3ページにわたり延々とそのシステムと問題点について書いてあるのだ・・・ 可哀想なことに、小説をエンターテイメントとしてとらえることのできない冗談無しの頭なのかと哀れんだ程だ。感動のラストの後にそんな現実をこと細かく読者に突きつける神経が信じられん。 小説なんて物は、本文から引用すると「読書をしよう。それも、政治経済のノウハウ本なんて、クソくらえである。思いっきり役立たずの、しかし人生を豊かにするミステリーだのラブ・ロマンスだのを、片っ端から読んでやろう。」なのである。 人生における大切な物を、豊かな山あり谷ありな人生を過ごした浅田次郎が教えてくれるステキな本だ。矜持、矜りを捨てて悔い無き人生などありえないのだな。 個人的には、安井清のエピソードは良かった。泣いた。」
Posted by
んーまずまず。 話のコンセプトとかは好きやけど、もう少し先まで読みたい感じ。ラストが投げっぱなしというか、尻切れトンボというか、全部にスッキリ終わりを見せて欲しいなぁ。 そして解説が勝間和代で腹立たしいので、☆3つ。浅田先生には全く関係ないんだけどね。
Posted by
天下り天国、面白い!社会のために働いているか、組織を離れても仲間がいるか?それがハッピーリタイアメントになるかどうかだ。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
マイナスとプラスのバランスは多くの場合、結果として均衡が保たれる。 3人の仲間たちは、その行動を通して得たものがあったし、最後のひとりも・・・。 いきてりゃそのうちいい事あるさって感じでしょうか!? しかし、一方で逃げ切るであろう悪を退治でないのはすっきりしません・・・。 それもまたリアルな世ということですね。 ハッピーも10人10色。それぞれの価値観でハッピーがあるんでしょうね。 それに気づけるかという問い。気づかないで死んでいくこともまたハッピー。
Posted by
元・ノンキャリ財務官僚と元・バリバリ自衛官が天下り先でお仕事する話。 書き出しからして娯楽小説の帝王・浅田次郎前回。本当かどうか知らないが、実体験から起草したらしい。設定がおもしろいので、深く考えることもなく、個性豊かな登場人物主に5人ぐらいが踊っていく。 新宿紀伊国屋で購入...
元・ノンキャリ財務官僚と元・バリバリ自衛官が天下り先でお仕事する話。 書き出しからして娯楽小説の帝王・浅田次郎前回。本当かどうか知らないが、実体験から起草したらしい。設定がおもしろいので、深く考えることもなく、個性豊かな登場人物主に5人ぐらいが踊っていく。 新宿紀伊国屋で購入。文庫化をまっていた本だった気がする。
Posted by
財務官僚樋口、自衛官大友の二人は定年を4年後に控え、 JAMSという組織に天下りした。 天下りに甘んじることに疑問を覚える二人は、 秘書兼教育係の立花葵と共謀し、本来の業務を進めていく。 官僚の天下りの実態を詳細に描きつつも、 明るいキャラクター始め小説全体の楽しい雰囲気もあっ...
財務官僚樋口、自衛官大友の二人は定年を4年後に控え、 JAMSという組織に天下りした。 天下りに甘んじることに疑問を覚える二人は、 秘書兼教育係の立花葵と共謀し、本来の業務を進めていく。 官僚の天下りの実態を詳細に描きつつも、 明るいキャラクター始め小説全体の楽しい雰囲気もあって、 いやらしく感じることなく、大変面白く読める小説。 お金の価値・生きる目的等内容はいろいろと感じるものもあるが、 読み終わって、大変気持ちの良い小説だった。
Posted by