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カラスの親指 の商品レビュー

4.1

1066件のお客様レビュー

  1. 5つ

    340

  2. 4つ

    419

  3. 3つ

    226

  4. 2つ

    25

  5. 1つ

    2

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2011/10/07

面白かった。 道尾秀介という人はすごいですね。 理想的な詐欺は騙されたと感じさせないで、理想的なマジックは騙されたと感じさせる。

Posted byブクログ

2011/10/07

なんだこれは。なんなのだ。 道尾秀介という作家はなんでこんなにすごいアイデアを考えられるのだ。 なんでこんな文章を書けるのだ。 これはすごい。 道尾秀介作品では『ラットマン』が一番好きだったけど、これはそれを超えたかもしれない。 幾重にも張られた伏線。 そして最後にはまさかの...

なんだこれは。なんなのだ。 道尾秀介という作家はなんでこんなにすごいアイデアを考えられるのだ。 なんでこんな文章を書けるのだ。 これはすごい。 道尾秀介作品では『ラットマン』が一番好きだったけど、これはそれを超えたかもしれない。 幾重にも張られた伏線。 そして最後にはまさかの結末。 これは必読の傑作だ。

Posted byブクログ

2011/10/06

道夫作品では主人公が子供から若者まで、比較的若い人達の物語が多かったように思います、この「カラスの親指」において主人公はおじさん二人の詐欺師、年代はちょうど自分を同じくらい。読み始めの気持ちもいつもと違ってたかも? おじさん二人は暗い過去を背負ってコンビを組み詐欺家業に精を出...

道夫作品では主人公が子供から若者まで、比較的若い人達の物語が多かったように思います、この「カラスの親指」において主人公はおじさん二人の詐欺師、年代はちょうど自分を同じくらい。読み始めの気持ちもいつもと違ってたかも? おじさん二人は暗い過去を背負ってコンビを組み詐欺家業に精を出してます、清算されない過去に追い立てられるうちに一人の少女が彼等の生活に舞い込み、やがて同居人は増えていき、共通の敵に一泡食わせようと一世一代の大勝負を挑んでいきます。 腕っ節の弱い仲間が、知力を頼りに大きな敵に挑んでいくコン・ゲームもの、明るいサスペンスタッチの描写はページが進みます。 最後はやはり道夫作品らしいどんでん返し、伏線の妙に感心至極となりました。

Posted byブクログ

2011/10/05

やられました。 単純なアタシは今回も気持ちよく騙されました。  今回は疑う気まんまんで、注意していたのに。 やはり、予想の上をいかれました。 悔しいな。でも、それ以上に嬉しい。 で、また騙されるために違う本を手に取るんだろうな。

Posted byブクログ

2011/10/24

読み終わった直後の感想。。。 どんでん返しありすぎ!まんまとストーリーにのせられ、ひっかかってしまう、 とてもテンポがいい作品でした。

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2011/10/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

登場人物 武沢竹夫 入川鉄巳 まひろ やひろ 貫太郎 あらすじ たけさん、てつさんは詐欺で生計をたてている。そんな詐欺行 為の途中にまひろがピンチに陥っている場面に遭遇。たまたま助けることに。ピンチを脱した後、まひろの話を聞いていると、まひろは偶然にもたけさんが、訳あって取立て屋として働いていた時に、自殺させてしまった女性の娘だった。後悔の念もあってたけさんは彼女とその連れ、やひろ、貫太郎と共に住むことに。そんな時に突然、家が放火される。犯人は以前働いていた取り立て屋の関係者。繰り返される嫌がらせにどうしようもなくなり、武さんたちは仕返しを目論むがその末に衝撃の事実を知ることになる。 トリッキーな詐欺行為の繰り返しの果てに明らかになる、物語を元から覆すような事実。読み応えあり。

Posted byブクログ

2011/10/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

詐欺師の物語。 皆もスッキリ騙されて下さい。 この作家の軽い作品は、好きです。 伊坂幸太郎作品にも通じるテンポ。 今後に期待したいです。

Posted byブクログ

2011/09/27

まっとうな人生から脱落し、詐欺を生業にする中年2人組。掏摸で生活費を稼ぐ女子高生と、自堕落なその姉と彼氏。過去に重い事情を抱えた彼らは、ひょんなことから一緒に暮らすことになった。しかし断ち切れない過去がその生活を脅かす時、彼らは一世一代の賭けに出るーー。第62回日本推理作家協会賞...

まっとうな人生から脱落し、詐欺を生業にする中年2人組。掏摸で生活費を稼ぐ女子高生と、自堕落なその姉と彼氏。過去に重い事情を抱えた彼らは、ひょんなことから一緒に暮らすことになった。しかし断ち切れない過去がその生活を脅かす時、彼らは一世一代の賭けに出るーー。第62回日本推理作家協会賞受賞作。 相手が騙されたことに気づかないのが理想的な詐欺。相手が騙されたことを自覚できなければ意味がないのが理想的なマジック。 そのどちらも堪能できるのが、この作品。 深刻だけど残酷じゃない、そんな道尾さんもいいもんだ。

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2011/10/02

この方の本は初めて読みました。 大体文庫本を買うときは、 裏表紙のあらすじを読んで、 面白そうだったら買うという行動を起こすのですが、 詐欺師とか任侠とかが出てきそうだったら、 僕は大概買って(読んで)しまいます。。 この本は、どちらも出てくる!!という訳で、 手...

この方の本は初めて読みました。 大体文庫本を買うときは、 裏表紙のあらすじを読んで、 面白そうだったら買うという行動を起こすのですが、 詐欺師とか任侠とかが出てきそうだったら、 僕は大概買って(読んで)しまいます。。 この本は、どちらも出てくる!!という訳で、 手に取った次第です。 最初のつかみはベタだなぁ…と思っていたのですが、 他の人同様、ラストのどんでん返しに驚かされました。 う~ん、うまいことヤラレタなぁ。。 途中、個人的にはちょっと中だるみしたのですが、 そんなことなんかどうでもいいくらいに感じるようなオチでした。 エンターテインメントとしてよくできた本だと思います。

Posted byブクログ

2011/09/24

ヤミ金によって人生の全てを失ったタケさんとテツさんは、詐欺師としてタッグを組みギリギリの生活を続ける日々だった。 そこへひょんなことから仲間が1人増え2人増え、ついにはあのヤミ金業者への復讐のため一大ペテン計画を実行することになるのであった。 前半ヤミ金業者からの締め付け部分...

ヤミ金によって人生の全てを失ったタケさんとテツさんは、詐欺師としてタッグを組みギリギリの生活を続ける日々だった。 そこへひょんなことから仲間が1人増え2人増え、ついにはあのヤミ金業者への復讐のため一大ペテン計画を実行することになるのであった。 前半ヤミ金業者からの締め付け部分は、1人の男の子典型的ともいえる転落人生を目の当たりにしているようでかなり心苦しさを感じるものの、 後半反撃に転じてからはまた違った意味でスリルを感じ心拍数は上がり気味。 必死でオチを探していくものの、いかにもという伏線が邪魔をして真相を導けなかったことが悔やまれる!

Posted byブクログ