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「イギリス社会」入門 の商品レビュー

3.8

48件のお客様レビュー

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2015/10/28

著者はイギリス以外の国(日本とアメリカ)にも長く居住しており祖国に対して冷静に分析して解説していますが、所々にイギリス愛が滲み出ていてそこが良かったです。階級・住宅事情・ロイヤルファミリー・食べ物・お茶・歴史・パブ等々知りたかった事が沢山掲載されていました。

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2015/09/11

イギリスの文化、社会、歴史を理解する上でとても役に立つ部分が大きいと感じました。特にパブに関する名前の由来やUKとヨーロッパの関係など興味深かったです。

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2015/07/05

まるでたのしい雑学のように読み受けてしまうのですけれども、雑学と感じるのは、日本の日常とイギリスの日常がけっこう違うからなんですね。英国人の生活に根ざしたものであっても、日本人の生活習慣と違っている異世界の情報や常識であれば、それは雑学的に受け取ってしまいますからね。だけれど、そ...

まるでたのしい雑学のように読み受けてしまうのですけれども、雑学と感じるのは、日本の日常とイギリスの日常がけっこう違うからなんですね。英国人の生活に根ざしたものであっても、日本人の生活習慣と違っている異世界の情報や常識であれば、それは雑学的に受け取ってしまいますからね。だけれど、そういう日本と違った形式の社会である英国の社会がきちんと成立しているということを知るということは、日本の社会や日常に対するぼくらの考えや常識が唯一無二のものであり、もっとも完成しているものだ、などと勘違いしないためにも有益なことです。日本の常識の枠組にとらわれてしまって、硬直した考えやものの見方をしないために、こういう外国事情の本を読んでみるといいですね。もっというと、外国に行ってみるとなお自分のためになるのでしょう。

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2015/05/22

イギリスに関する話題で知らなかったことがどんどん出てくる好著だ.ジョージ・オーウェルの文章、パブの奥深さ、イギリス特有のスポーツなど、楽しめる話題が満載だ.

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2015/02/08

イギリス人ジャーナリストとして社会人生活の大半を日本で送った著者が、故国を離れた異邦人の目で英国を問い直したもの。 階級ごとの習慣や英語の言い回しは変化しても、コトバやお茶へのこだわりは不変のものであるようです。ひねくれ英国人の典型ともいえるジョージ・オーウェルを好み私淑する...

イギリス人ジャーナリストとして社会人生活の大半を日本で送った著者が、故国を離れた異邦人の目で英国を問い直したもの。 階級ごとの習慣や英語の言い回しは変化しても、コトバやお茶へのこだわりは不変のものであるようです。ひねくれ英国人の典型ともいえるジョージ・オーウェルを好み私淑するとまでいう著者。 ○しかしオーウェルの経験は、彼の作品の中に豊かな鉱脈となって息づいている。『パリ・ロンドン放浪記』には、簡易宿泊所に寝泊まりし、皿洗いをして、どん底の暮らしを経験した数年間を書いた。若い頃にビルマで警察官として勤務し、大英帝国を支えたことへの罪悪感から、オーウェルは「人生を降りる」ことを選んだのかもしれない。 ○オーウェルの黄金律にぼくから補足したいことがいくつかある。まず、お茶のポットは洗ってはいけない。ポットの内側は、お茶の色でけっこう早く茶色に染まる。それがいい。このこびりついたものがお茶の味を深くする。ポットは白くてピカピカのときより、何週間か使ってからのほうがお茶をおいしく入れられる。ポットを使ったら水ですすぐだけにして、洗剤を使ってこすってはいけない。

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2014/10/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

◆p.172 どの国の人にどんなジョークが受けるかを科学的に分析しようとした研究があった。それによれば、イングランド人に最も受けるジョークは次のようなものだそうだ。  母親が赤ちゃんと一緒にバスに乗ったら、運転手が言った。「うわ、醜い赤ん坊だな」。母親は料金を払い、席に座った。見るからに腹を立てている。近くにいた乗客がどうしたのかと尋ねた。「運転手にひどいことを言われたんです」と母親は言った。乗客は言った。「それはいけない。ガツンと言ってやりなさい。あんたの猿は私が面倒見ててあげるから」。  このジョークがイングランド人について何を語っているのか、ぼくはずっと考えているけれど、わからない。何か気がついたら教えてほしい。 ◆p.190 1990年代半ばがイギリスにとって大きな宴だったとすれば、今のイギリスはへんてこなものの氾濫に気恥ずかしい思いをしている。「クール・ブリタニア」を宣伝していたことが、今は酔っ払いの大言壮語のように思える。あの時代はたいしたものを生まなかったと今ならはっきり言える。僕らの「若き」首相(トニー・ブレア)は、外国の戦争に首を突っ込むのが好きで、税金の使い道には無責任で、あまり正直ではなかったこともはっきりした。 ◆P.204 「パブリック・フットバス」はすばらしい。イギリスが本当に誇れるもののひとつだと思う。イギリスの田園地帯には、地主に邪魔されずに歩くことのできるフットバス(人道)が縦横無尽に走っている。これは古くに確立された権利で、広い土地の地主はいかに自分の土地であっても、好き勝手に塀で囲むことができない。ぼくたちイギリス人は(したがってイギリスを訪れる人たちは)、車や道路が生まれる前に農村部の人々が歩いた道を歩く権利があるということなのだ。

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2014/10/20

イギリスに住んでたことがあるので、興味深く読めたが、イギリスに馴染みのない人にとってはそれほど面白い本ではない。

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2014/07/21

14/07/13読了 中盤読みづらいところもあったけれど、全編通じて楽しく読み通しました。パブの店名と看板に注目できました。

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2014/01/28

日本人がポカン、としてしまうアメリカン・ジョーク・・・ならぬ、ブリティッシュ・ジョーク炸裂。 本の最後の方に出てきた「モンティ・パイソンを丸ごと一話再現できる人」だとか、マーマイト(有名な発酵食品)のこと辺りで、どうやらこれはその手の「ブリティッシュ・ジョーク」なのだろうと、や...

日本人がポカン、としてしまうアメリカン・ジョーク・・・ならぬ、ブリティッシュ・ジョーク炸裂。 本の最後の方に出てきた「モンティ・パイソンを丸ごと一話再現できる人」だとか、マーマイト(有名な発酵食品)のこと辺りで、どうやらこれはその手の「ブリティッシュ・ジョーク」なのだろうと、やっと気づいた。 多分私が気づいていないだけで、知っている人からすれば抱腹絶倒のギャグが満載されていたのだろう。 イギリス文化も奥深い。 まだまだ分からないことはたくさんありそうだ。

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2013/10/17

ベーシックな話題から、社会の真相に迫る奥深いテーマまで、イギリス人なら誰もが共有している習慣や感覚を、異邦人の目であらためてじっくり観察し、ユーモアたっぷりに解説した本。 この夏にイギリスに短期留学して、とても素敵な国だと思い、もっとイギリス人の感覚を知りたいと思い読みました。ほ...

ベーシックな話題から、社会の真相に迫る奥深いテーマまで、イギリス人なら誰もが共有している習慣や感覚を、異邦人の目であらためてじっくり観察し、ユーモアたっぷりに解説した本。 この夏にイギリスに短期留学して、とても素敵な国だと思い、もっとイギリス人の感覚を知りたいと思い読みました。ほお~~あの人も実はこんなこと思ってたのかもしれないのか!と後から思い出すことも多くて面白かったです。個人的にはパブの名前は実際に「レッド・ライオン」とか見かけたのでそうだったのかと納得。全てが当てはまるのは微妙なところもありましたが、筆者の個人的な意見もあると思うので、さらっと楽しく読みました。

Posted byブクログ