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友達の数は何人? の商品レビュー

3.6

48件のお客様レビュー

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2024/03/09

ダンバー数、友達や組織としての最大人数として150人程度が適切。それ以上だと、人を覚えられない、組織としての機動性などの限界値。 生産力を上げるために、工場を拡張するのではなく、別の場所に工場を新設する。その方が、組織マネジメントが自立するとのこと。これ以上の人数を抱えた組織では...

ダンバー数、友達や組織としての最大人数として150人程度が適切。それ以上だと、人を覚えられない、組織としての機動性などの限界値。 生産力を上げるために、工場を拡張するのではなく、別の場所に工場を新設する。その方が、組織マネジメントが自立するとのこと。これ以上の人数を抱えた組織では、人事部や経理部門など、間接部門を設置せざるを得なくなり、従業員同士の人としての認知、コミュニケーションが低下してしまう。

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2023/06/12
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※このレビューにはネタバレを含みます

刺さった文章。 類人猿は他者の心を理解できると考えてもいいかもしれない。人間と動物のあいだにはルビコン川が流れているが、大型類人猿はかぎりなく私たち寄りだ。もちろん、いくら近いと言ってもせいぜい人間の幼児並みだし、いずれ小説を書けるようになるわけでもない。それでも彼らは、自分が今見ている以外に、別の世界があるのではないか?と想像できる。そんな疑問を抱くことは科学の出発点だ。人間でも日々の生活に追われるばかりで、そんな想像の翼をはばたかせる余裕のない人はたくさんいる。

Posted byブクログ

2023/01/06

人間が一人一人を認識して、親密に一つのチームとしてやっていけるのには、限界があって、それは150人くらい、というのは、しばしば引用される研究です。 その研究者はこの著者のロビン・ダンバー。150人はダンバー数とよばれる。 この数字には、一定のリアリティがあって、なんとなく意識...

人間が一人一人を認識して、親密に一つのチームとしてやっていけるのには、限界があって、それは150人くらい、というのは、しばしば引用される研究です。 その研究者はこの著者のロビン・ダンバー。150人はダンバー数とよばれる。 この数字には、一定のリアリティがあって、なんとなく意識している数になっているので、原典を確認しようと思って読んだ。 ダンバー数の話しはたしかに最初のほうにでてくるのだが、本全体は、進化心理学なる分野での最新(当時)の研究成果を一般の読者にわかりやすく紹介するエッセイ集ですね。 全体として楽しく読んだし、いくつかなるほどな発見もあった。 この分野ももう少し読んでみたい気になった。

Posted byブクログ

2022/07/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

友達の数について、というより内容は主に人間の進化論と脳科学が主であり、なぜ人間がこのように進化したかを脳の構造、フェロモンをもとにして考えている。 最後の方は動物と人間がなぜ違うのか、文化や言語、宗教はなぜできたかを考察している。 内容はしっかりしているが、友達の数と銘打ってはいるが進化論の話がメインなので、個人的にちょっとモヤっとした。

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2022/05/18

読みやすい文章でいて内容もなるほどなということが多く、とてもよい読書になりました。友達の数を数えてドキドキしながら読みました(笑)

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2022/02/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

進化心理学・進化人類学のエッセイをまとめた本。楽しい話題もいくつかある。 ・ダンパー数は150人 脳の新皮質の大きさから推定した人類の集団サイズ。記憶できる友人の数は150人前後ということ。 ・ネットワークは3の倍数で増える 親友は3から5、次に親しいのが+10、友人と言えるのは+30、知り合いは+100 ・さるの毛づくろいはコミュニケーションの手段。人の場合は会話。内容ではなくつながること自体に意味があるので、井戸端会議での噂話は大事。 ・親密になるには触れ合いも大事。エンドルフィンが増加する。笑いや音楽、宗教でエンドルフィンが増加する。オキシトシンが多いと信じることが簡単になる。 ・女性の会話は社会的ネットワーク構築のため。男の会話は自己宣伝。生殖のために遺伝子に組み込まれている。 ・キスや相手の匂いで最適な遺伝子構成を持つ相手を無意識に探している。

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2022/02/17
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

脳は不経済な器官。 脳が大きい種は一夫一婦制。鳥など。 浮気好きな種の脳は小さい。 一夫一婦制を保つのは、脳が必要。 パートナーに合わせて自分の行動を合わせる必要がある。 オスは争う必要がある=新皮質が小さくて大脳辺縁系が大きいのは、闘うため。 メスは社交上手である必要がある。新皮質が発達した。 集団のサイズと新皮質の大きさには関連がある。 人の場合は、150人程度までが集団のサイズ。

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2022/02/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

雑誌に掲載された軽い読み物で様々なテーマについて。 一雌一雄関係の動物は脳が大きい。相手を気遣うからではないか、とのこと。 知り合いの数は平均150人。これをダンバー数としているが、おそらく、命名は冗談であろう(他の研究でも知られているから) ネットワークは内側の円に入る数を足していくと、5→15→50→150人となる。5人とは週1回、15人とは月1回、150人は年1回程度のやりとり。 体内のエンドルフィン濃度(鎮痛作用あり、難解な課題に取り組める)を高めるには、日常的に激しい運動をするのもひとつの方法。

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2021/05/02

ポップな装丁と中身の細かい文字がマッチしない。でも、科学エッセイとも言える内容はきわめておもしろい!著者は「行動、とくに人間の行動を進化面から探る研究の興奮とおもしろさを少しでも伝えたい」と語っている。まさにそんな本。 “気のおけないつながりは150人まで”のダンバー数は、今後何...

ポップな装丁と中身の細かい文字がマッチしない。でも、科学エッセイとも言える内容はきわめておもしろい!著者は「行動、とくに人間の行動を進化面から探る研究の興奮とおもしろさを少しでも伝えたい」と語っている。まさにそんな本。 “気のおけないつながりは150人まで”のダンバー数は、今後何かと意識しそう。COVID-19の感染拡大が止まらない時期的に(2021年5月)、「第12章さよなら、いとこたち(絶滅の罠)」には戦慄を覚えた。 ちなみに本書は、Y形大学のT学長がY形大学生に薦める本。

Posted byブクログ

2021/03/15

運動の重要性、エンドロフィンの働きなど進化心理学という学問を用いてまとめた本。 内容は面白いのですが、タイトルとマッチしないような気がします。何度か読むとしっくりくるのかもしれませんが…

Posted byブクログ