1,800円以上の注文で送料無料

一鬼夜行 鬼やらい(下) の商品レビュー

3.7

38件のお客様レビュー

  1. 5つ

    3

  2. 4つ

    17

  3. 3つ

    9

  4. 2つ

    2

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2012/08/11

硯の精の過去が哀しすぎる。 買われた付喪神たちを取り返すために、あの手この手を尽くす。 でも、終わりがはっきりしてなくて煙に巻かれた感じ。

Posted byブクログ

2012/06/27

読めば読むほど、登場人物たちに愛着が湧く。 硯の精は、こんにゃくに手足が生えたような、他の妖怪に比べると見た目がなんだか少し間抜け。・・・と実はちょっと馬鹿にしてたかもしれない、ごめん。硯の精の過去を知ったら、馬鹿になんて出来ない。彼と直澄の友情に、涙腺が・・・。たかが硯、され...

読めば読むほど、登場人物たちに愛着が湧く。 硯の精は、こんにゃくに手足が生えたような、他の妖怪に比べると見た目がなんだか少し間抜け。・・・と実はちょっと馬鹿にしてたかもしれない、ごめん。硯の精の過去を知ったら、馬鹿になんて出来ない。彼と直澄の友情に、涙腺が・・・。たかが硯、されど硯。妖怪の過去にも歴史ありだね。ただその後のエピソードが、イマイチかな。 段々とツンデレ気味になってきた喜蔵。よしよし。 次作も楽しみ。

Posted byブクログ

2012/05/30

喜蔵さんがドンドン甘くなってきた。 小春が好き何だなぁ。いや、喜蔵さんはどんなに貶してても相手の事を結構好きだったりするけどね。 喜蔵さんの可愛い一面や優しい一面もてんこ盛り。 多聞が良い位置をキープしたまま終わったので、次の登場が楽しみ。過去や未来、現と幻が交差して、面白かった...

喜蔵さんがドンドン甘くなってきた。 小春が好き何だなぁ。いや、喜蔵さんはどんなに貶してても相手の事を結構好きだったりするけどね。 喜蔵さんの可愛い一面や優しい一面もてんこ盛り。 多聞が良い位置をキープしたまま終わったので、次の登場が楽しみ。過去や未来、現と幻が交差して、面白かった。

Posted byブクログ

2012/05/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

一鬼夜行シリーズ2作目。 硯の精の妖生の話がとにかく良かった。今作の最大の泣き所じゃなかろうか。 しかしながら、今作の騒動の張本人、多聞の目的は結局何だったんだろう。やっぱり暇つぶしの遊びだったのかなぁ、、、。青鬼が小春をわざわざ遣ったわりには、大した騒動になってなかったような。まぁ、結果的に、喜蔵と深雪が一緒に暮らすキッカケになったから良いんだけども。騒動の結末としては少々中途半端に感じてしまった。 すでに3作目が出ているみたい。喜蔵と小春のコンビはもちろん、彼らを取り巻く人物、妖怪たち、皆好きなので、このままシリーズ続行を熱望。

Posted byブクログ

2012/04/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

後書きにもあったが、この作品は人と物の怪の交流を描きながらも、互いの線引きがはっきりしている分、どうにも切なくもどかしい気持ちにさせられる。ただ、それでも確かに存在する人と物の怪の絆はやはりあたたかい。そして喜蔵が少しずつ変わり始めている契機を与えたのが今回の事件であるのなら、多聞は喜蔵の為に登場したのではないかとさえ思えてしまう。それにしても硯の精の過去話が良い。その話が伏線となって終盤のたった5文字で泣かされた。

Posted byブクログ

2012/04/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

上巻で中々厳しい意見を書いたのだが、下巻で素晴らしき巻き返しっぷりを見せてくれた! 本当に上下巻セットで買っておいてよかった。 一緒に買っていなかったら、下巻を読まなかったかもしれない。 下巻では硯の精の今までが語られるのだが、この話がすごく切なくて泣ける。 ベタと言われてしまえばそれまでなのだが、泣けるものは泣ける。 憎ったらしい印象の硯の精だったのだが、下巻でがらりと素晴らしき妖怪に私の中でランクアップした。 さらに、喜蔵が動き出すので物語も大きく進展し、まさに大詰め。 下巻は一息に読み終えた。 仲間外れ巻のあった上巻から一転、すばらしき下巻。 これはもう『一鬼夜行』も買うしかないと心に決めた。 以下、ネタバレ注意。 多聞こと百目鬼はどこまでものらりくらりとしていて、結局真相はわからない。 このキャラはかなり好きなのだが、複雑なことが苦手な私にはどの時代の誰が多聞だったのかいまいち把握しきれなかったのが残念。 入り組んでいるところを確認して読み直すのはやや面倒なので、何となく多聞がいたのねくらいで終わらせている。 ラストの小春のいなくなり方があっさりとしていて寂しくなったのだが、妖怪というのはそういうものだと言われると納得してしまう。 また、帰って来てくれるといいねと思わず喜蔵に言いたくなるラストだった。

Posted byブクログ

2012/03/04

うーん…なんとも中途半端な終わり方。 と、思ってしまった。 いろいろ詰め込みすぎた感がいなめない。 もっと整理して、まとまってればこれ上下なくても良かったんじゃないかと思います。いろいろ書きたかったのは分かる。 書き下ろしだから? 登場人物も世界観も大好きなので、今後に期待し...

うーん…なんとも中途半端な終わり方。 と、思ってしまった。 いろいろ詰め込みすぎた感がいなめない。 もっと整理して、まとまってればこれ上下なくても良かったんじゃないかと思います。いろいろ書きたかったのは分かる。 書き下ろしだから? 登場人物も世界観も大好きなので、今後に期待します。

Posted byブクログ

2012/02/27

相変わらずの喜蔵さんの不器用っぷり。 http://feelingbooks.blog56.fc2.com/blog-entry-847.html

Posted byブクログ

2012/01/29
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

喜蔵のトリッキーさが開花。 硯の精の過去が切ない。 多聞の正体が百目鬼とは。百目鬼自体よくわからん存在だけど、黒でも白でもないグレーさが、余計に生々しく。 小春のおせっかいで、喜蔵の周りが転がる。 喜蔵もね。もう少し素直になればいいのに。って、思うけれど。できないのが喜蔵だよね。

Posted byブクログ

2012/01/09

大好きな「時代モノ+妖怪」という事で、2012年の読み始め(?)に選ばせていただきました。 前作の「一鬼夜行」を読んだ時、面白い!けれど読み足りない!と感じたので、今回は上・下巻たっぷりと堪能させてもらいました。 「妖怪が、妖怪として、妖怪のまま行間を跳梁跋扈する、正統妖怪小...

大好きな「時代モノ+妖怪」という事で、2012年の読み始め(?)に選ばせていただきました。 前作の「一鬼夜行」を読んだ時、面白い!けれど読み足りない!と感じたので、今回は上・下巻たっぷりと堪能させてもらいました。 「妖怪が、妖怪として、妖怪のまま行間を跳梁跋扈する、正統妖怪小説である。」と、帯で京極夏彦氏が書かれておりますが、「妖怪らしい妖怪」も、この作品の魅力のひとつですね。 小春ちゃんはあのままでいて欲しいですが(笑) 是非、更なる続編を読んでみたいです。

Posted byブクログ