黄泉坂案内人 の商品レビュー

仁木英之【著】

2012/07/31

ひとつひとつが感情移入できる短編で
大変楽しく読ませていただきました、が、
最後が残念でした。

んー...無理にまとめなくても
良かったんじゃないのかなぁ。

2012/07/25

おじいさんのお話で号泣しました
戦時中の離別にとても弱いです
もっとハヤくんたちの活躍が読みたかったので
急に終わってしまった感じが非常に残念

2012/07/21

タクシーの運転手の速人は、現世での存在を失くし、入日村に迷い込む。そこで、未練を残した魂を助けることになる。

連作短編でおもしろかった。が、最後が残念。
シリーズものとして長く続けた方が良かったのに。

2012/06/21

タイトルにひかれて図書館で借りる。
ある日突然、あの世とこの世の間に迷い込んだら。
それを受け入れられるのか。
速人は、タクシードライバーという仕事が与えられたからこそ、この中途半端な世界で生活することができたのかもしれない。
死者の心残りを解消させる役割でもあるのだから、やりがいがあるというのも重要ということね。
第4話の『空手形』が印象的だった。

2012/06/19

設定も物語も面白かったんだけど…。
１巻で終わっちゃうのが勿体なさ過ぎなのかな？
せっかくこれだけの世界を描いておきながら、何だか後半は駆け足過ぎたような気がします。
“人の死と未練”がテーマなだけに、切ないお話が多くて（主人公のハヤさんが一番切ないんだけど）、もう少し妖怪たちとの軽いやりとり（僕僕先生みたいな）があると良かったかな。

2012/06/17

はじめて読む作家さんの1冊。

会社をつぶしてタクシー運転手になった磐田速人。

気が付いたら、おかしな村に居て、この世とあの世の中間を行き来するタクシーの運転手の仕事をすることになる序章。

私はこういうファンタジーっぽいものが好きなようで、ハヤくんと彩葉のコンビがいくつかの迷える魂をあの世に導く3編は良かったです。

一見平和に見えた村のおかしさみたいなものが見え隠れし始める4編から、彩葉と妖たち、速人と娘の雪音の結末の最終話まで一気に読み終わりました。

良いお話でした。笑いも涙もありな、おもしろい1冊です。
今日は「父の日」ですが、ハヤくんの気持ちにもぴったりです。

2012/05/17

心が温まる切ないお話

死ぬ時に未練がない人なんてほとんどいない
誰しも家族を思い、今までの事を思う
その未練を無くす手助けをすることになった磐田速人

どのお話も胸に来るものが…
今までより人に優しくなれる気がしました

2012/04/21

途中まで楽しく読んでいたのに、最後なんだかとっても端折られた感じ・・・。設定もキャラクターもしっかりしてるのに。もうちょっと楽しみたかったなぁ。

2012/04/15

主人公は現世では、会社経営者だったが、落ちぶれた生活を行っている。しかし、あの世とこの世との中間に落ち込んでしまって、そこでは、改めて人間らしい生活をおくり、少しずつ心を取り戻す。しかし、結末は主人公がいなくなり、そうきたか！！という展開で面白かったです。妖怪ものが好きだし、表紙にもそそられた。

2012/03/13

現世とあの世のはざまに迷い込んだタクシードライバーの速人。現世に戻れなくなった彼は、迷える魂の未練を解きほぐし、あの世へと案内する仕事を請け負うこととなるが――。　人生レベルの大きな未練にそれぞれの魂が向き合う姿は、丁寧に描かれていて泣けました。だから、きっとラストももっと丁寧に描けたのでは・・・！もうひと押し！