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おおきなかぶ、むずかしいアボカド の商品レビュー

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202件のお客様レビュー

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    47

  2. 4つ

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2024/08/27

(2012/9/13) サラダ好きのライオン 村上ラヂオ3 が発売になったというので、3の前に1,2を読もうと思って入手。 1は10年前の作品、2は去年のってことで、まずは去年の2を読んだ。 そしたらまあ、村上春樹の小説のイメージと全然違い、楽しい。 (ちなみに村上作品はそれなり...

(2012/9/13) サラダ好きのライオン 村上ラヂオ3 が発売になったというので、3の前に1,2を読もうと思って入手。 1は10年前の作品、2は去年のってことで、まずは去年の2を読んだ。 そしたらまあ、村上春樹の小説のイメージと全然違い、楽しい。 (ちなみに村上作品はそれなりに読んではいるが、あまり理解できていないくちです。1Q84も最初は面白かったけど、 2冊目3冊目はちっとも、というところ。ノルウエーの森は内容に記憶になく、他の作品でノモンハンの皮むきが 妙に印象に残ってるくらい、、、) 実に肩の凝らないエッセイで、いい。 視点がいい。 考え方が柔軟。 無理がない。 こうありたいと思わせる。 どういう意味のタイトルかと思えばあとのほうでちょこっと出てくる。 どうでもいい?テーマを、それなりに楽しく斬るのがいい。 まあ中身はいいですよね。 1時間もあればざっと読めて、何となくふわっとした気分になれる、いい本です。 一応目次。 前書き    村上春樹    2 野菜の気持ち    10 ハンバーガー    14 ローマ市に感謝しなくては   18 パーティが苦手      22 体型について        26 エッセイは難しい     30 医師なき国境団     34 ホテルの金魚       38 アンガー・マネイジメント  42 シーザーズ・サラダ      46 いわゆるミート・グッドバイ  50 オリンピックはつまらない    54 右か左か           58 究極のジョギングコース    62 夢を見る必要がない        66 手紙が書けない        70 オフィス・アワー      74 無考えなこびと      78 やあ暗闇、僕の旧友     82 三十歳をすぎたやつら    86 オキーフのパイナップル    90 まるで豹のように     94 もうやめちまおうか    98 悪魔と青く深い海のあいだで   102 タクシーの屋根とか        106 ちょうどいい         110 新聞ってなに?     114 コミュニケーションって必要なんだ  118 月夜のキツネ       122 太宰治は好きですか?    126 他人のセックスを笑えない   130 本が好きだった     134 携帯電話とか、栓抜きとか   138 キャラメル・マキアートのトール   142 おいしいカクテルの作り方    146 あざらしのくちづけ     150 うなぎ屋の猫       154 ガラスの家に住む人は    158 ギリシャの幽霊     162 お一人様の牡蠣フライ   166 自由で孤独で、実用的ではない   170 おおきなかぶ     174 こっちのドアから入ってきて   178 アボカドはむずかしい    182 スーツを着なくちゃな   186 並外れた頭脳     190 『スキタイ組曲』を知っていますか?  194 決闘とサクランボ     198 カラスに挑む子猫    202 男性作家と女性作家   206 ジューン・ムーン・ソング  210 ベネチアの小泉今日子    214 あとがき挿絵をさせてもらって     大橋歩  220

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2024/04/03

心地の良い文章が綴られていて、サラサラっと読めてしまった。人生経験と知識の豊富さが存分に滲み出ているのに嫌味ではなく、オジサンの小気味いいボヤキのような本。小説では敷居が高く感じてた村上春樹がすこし身近に感じられる1冊。

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2024/03/05

村上春樹さんのエッセイは文章がわかりやすく、楽しい。個人的に合うのかもしれない。三十を超えた人間を信用するなを自分にも適用している、というのが面白く、真似したい…

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2023/08/03

エッセイばかり書くと小説のネタがなくなっていくからとっておく必要があって、でも小説を書きあげた後に結局余ったネタがあるからそれをエッセイにまとめたくなるって話、なんか好きだな だから何だって言われたら困りますけど、みたいなオチのない話が多くて心地いい

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2023/03/08

浅田彰だったか、村上春樹の作品世界を称して「貧乏臭い」と貶したのは。だが、これはある意味春樹の世界の本質を射抜いた「褒め言葉」ではないかとこのエッセイ集を読んで思った。春樹の作品からは、小説は議論の余地もあるだろうがエッセイは「成金」「成り上がり」的なガツガツした欲を感じさせない...

浅田彰だったか、村上春樹の作品世界を称して「貧乏臭い」と貶したのは。だが、これはある意味春樹の世界の本質を射抜いた「褒め言葉」ではないかとこのエッセイ集を読んで思った。春樹の作品からは、小説は議論の余地もあるだろうがエッセイは「成金」「成り上がり」的なガツガツした欲を感じさせないものとしてできていると思う。手作りの「貧乏臭い」牡蠣フライを食べるような、敢えて時代に逆行した儲からないことを楽しむような、そんな楽しみ。それが可能なのは春樹の文章が熟達した技芸によって成り立つ洗練されたセンスに基づくから、では?

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2023/02/19

村上ラジオ。軽めに読める 村上春樹さんの日常が垣間見える。 大作家なのに、結構のんびりと、何気ない日常を過ごしている感じ。 なんか、自分なりに好きなことをやってのんびりする事を肯定してくれる気持ちになる。

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2022/10/10

するすると読めてしまうエッセイなので、あれこれ言うのは野暮というものだろう。タイトルにも現れているような作者の言語感覚やものの見方を気持ちよく楽しめば良い本。ぬるめのミルクティーを飲むように、疲れた時にちょっとめくってみたくなるひとときの幸せである。

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2022/09/17

食の話、音楽の話、外国の暮らしなどどの話も興味深く読みました。 ちょっと笑えること、考えさせられることのバランスも絶妙でラジオのように気軽に向き合うことができます。村上春樹エッセイやはり大好き! 大橋歩先生の挿絵も好きです。

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2022/04/24

どうでもよいようなことに興味をもって調べて、わかったことを書いたり、レコード収集や海外生活の話などはとても面白いのだが、なぜわざわざ若い女性の読者にこんな話を書く必要があるのか、というようなつまらないアダルトビデオの話や全く理解不能な大きな蕪の話には幻滅した。

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2022/02/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 作者の人となりは作品に関係ないという意見もあるけれど、やっぱり魅力的な作品に触れるとどんな人が作ったんだろう、どういう生い立ちを歩んできたのだろうと気になってしまうのは人間の性なんじゃないかな。だから私は作者の頭の中の一部が垣間見える(気がする)エッセイが好きです。特に村上春樹のエッセイは大好物です。  ananで連載されていたものなので1つ1つが短くて、寝る前に1篇だけ読んだり、軽い気持ちで楽しめました。タイトルにある『おおきなかぶ』に由来するエピソードはなんやそれやったけど。日常の小さな欠片を拾い集める天才!

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