おおきなかぶ、むずかしいアボカド の商品レビュー
エッセイは普段読んでいる作家の知らない側面が垣間見えるところが良いですね。時代を感じるところも多々あるので、やはりその当時に読んだ方が良かったと今になって思ってしまう。やれやれ。
Posted by
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
おおきなかぶ、むずかしいアボカド 村上ラヂオ2 雑誌アンアン連載中の村上春樹のエッセイ。村上ラヂオ1は10年前だそうな。竹蔵雑記をはじめたのが7年くらい前なので、当然このブログには村上ラヂオ1は収録されていませんが、勿論読んでいます。(でも、内容は全く覚えていないけれど・・・) 今回も割と軽めでお気楽なお題が並びます。おおきなかぶの物語のロシア版の紹介が「おおきなかぶ」、ハワイで会ったアボカドの熟し具合当て名人のおばあさんの話が「むずかしいアボカド」。でもそれ以外はどんなことが書いてあったっけ?という位ライトで右から左に抜ける内容です。 かといって、面白くないかと言われると、村上氏独特のユーモアあふれる比喩は健在でとても楽しく読むことができました。大橋 歩さんの版画もより味わい深くなっている気がします。 究極の暇つぶしとして、強くお奨めします。 竹蔵
Posted by
村上春樹さんのエッセイは、他のエッセイとは違う栄養をもらった気持ちになります。 さくらももこさんとか、朝井リョウさんとか、なんか面白いこと起こりそうな方にエネルギッシュに突き進むエッセイも大好きですが、村上春樹さんのエッセイはなんか心がほわっとした気持ちになります。 語尾とか言葉...
村上春樹さんのエッセイは、他のエッセイとは違う栄養をもらった気持ちになります。 さくらももこさんとか、朝井リョウさんとか、なんか面白いこと起こりそうな方にエネルギッシュに突き進むエッセイも大好きですが、村上春樹さんのエッセイはなんか心がほわっとした気持ちになります。 語尾とか言葉選びが優しくて、テンションが一定な感じが心地よく感じるのかな?と自分なりに考えてます。
Posted by
シーザーサラダ無性に食べたくなった。ナイキのランニングコースも気になったけど普段全然運動してないから例外になってしまいそう。 走るのが好きな人って確かにいいな羨ましい健康的だし、お金かからないし、村上さんみたいに色んな国で朝ランするの気持ちよさそう
Posted by
(2012/9/13) サラダ好きのライオン 村上ラヂオ3 が発売になったというので、3の前に1,2を読もうと思って入手。 1は10年前の作品、2は去年のってことで、まずは去年の2を読んだ。 そしたらまあ、村上春樹の小説のイメージと全然違い、楽しい。 (ちなみに村上作品はそれなり...
(2012/9/13) サラダ好きのライオン 村上ラヂオ3 が発売になったというので、3の前に1,2を読もうと思って入手。 1は10年前の作品、2は去年のってことで、まずは去年の2を読んだ。 そしたらまあ、村上春樹の小説のイメージと全然違い、楽しい。 (ちなみに村上作品はそれなりに読んではいるが、あまり理解できていないくちです。1Q84も最初は面白かったけど、 2冊目3冊目はちっとも、というところ。ノルウエーの森は内容に記憶になく、他の作品でノモンハンの皮むきが 妙に印象に残ってるくらい、、、) 実に肩の凝らないエッセイで、いい。 視点がいい。 考え方が柔軟。 無理がない。 こうありたいと思わせる。 どういう意味のタイトルかと思えばあとのほうでちょこっと出てくる。 どうでもいい?テーマを、それなりに楽しく斬るのがいい。 まあ中身はいいですよね。 1時間もあればざっと読めて、何となくふわっとした気分になれる、いい本です。 一応目次。 前書き 村上春樹 2 野菜の気持ち 10 ハンバーガー 14 ローマ市に感謝しなくては 18 パーティが苦手 22 体型について 26 エッセイは難しい 30 医師なき国境団 34 ホテルの金魚 38 アンガー・マネイジメント 42 シーザーズ・サラダ 46 いわゆるミート・グッドバイ 50 オリンピックはつまらない 54 右か左か 58 究極のジョギングコース 62 夢を見る必要がない 66 手紙が書けない 70 オフィス・アワー 74 無考えなこびと 78 やあ暗闇、僕の旧友 82 三十歳をすぎたやつら 86 オキーフのパイナップル 90 まるで豹のように 94 もうやめちまおうか 98 悪魔と青く深い海のあいだで 102 タクシーの屋根とか 106 ちょうどいい 110 新聞ってなに? 114 コミュニケーションって必要なんだ 118 月夜のキツネ 122 太宰治は好きですか? 126 他人のセックスを笑えない 130 本が好きだった 134 携帯電話とか、栓抜きとか 138 キャラメル・マキアートのトール 142 おいしいカクテルの作り方 146 あざらしのくちづけ 150 うなぎ屋の猫 154 ガラスの家に住む人は 158 ギリシャの幽霊 162 お一人様の牡蠣フライ 166 自由で孤独で、実用的ではない 170 おおきなかぶ 174 こっちのドアから入ってきて 178 アボカドはむずかしい 182 スーツを着なくちゃな 186 並外れた頭脳 190 『スキタイ組曲』を知っていますか? 194 決闘とサクランボ 198 カラスに挑む子猫 202 男性作家と女性作家 206 ジューン・ムーン・ソング 210 ベネチアの小泉今日子 214 あとがき挿絵をさせてもらって 大橋歩 220
Posted by
心地の良い文章が綴られていて、サラサラっと読めてしまった。人生経験と知識の豊富さが存分に滲み出ているのに嫌味ではなく、オジサンの小気味いいボヤキのような本。小説では敷居が高く感じてた村上春樹がすこし身近に感じられる1冊。
Posted by
村上春樹さんのエッセイは文章がわかりやすく、楽しい。個人的に合うのかもしれない。三十を超えた人間を信用するなを自分にも適用している、というのが面白く、真似したい…
Posted by
エッセイばかり書くと小説のネタがなくなっていくからとっておく必要があって、でも小説を書きあげた後に結局余ったネタがあるからそれをエッセイにまとめたくなるって話、なんか好きだな だから何だって言われたら困りますけど、みたいなオチのない話が多くて心地いい
Posted by
浅田彰だったか、村上春樹の作品世界を称して「貧乏臭い」と貶したのは。だが、これはある意味春樹の世界の本質を射抜いた「褒め言葉」ではないかとこのエッセイ集を読んで思った。春樹の作品からは、小説は議論の余地もあるだろうがエッセイは「成金」「成り上がり」的なガツガツした欲を感じさせない...
浅田彰だったか、村上春樹の作品世界を称して「貧乏臭い」と貶したのは。だが、これはある意味春樹の世界の本質を射抜いた「褒め言葉」ではないかとこのエッセイ集を読んで思った。春樹の作品からは、小説は議論の余地もあるだろうがエッセイは「成金」「成り上がり」的なガツガツした欲を感じさせないものとしてできていると思う。手作りの「貧乏臭い」牡蠣フライを食べるような、敢えて時代に逆行した儲からないことを楽しむような、そんな楽しみ。それが可能なのは春樹の文章が熟達した技芸によって成り立つ洗練されたセンスに基づくから、では?
Posted by
