絶対貧困 の商品レビュー
旅行中、乞食にはお金をあげないほうなのだが、この本を読んであげたほうがいいのかもと考えさせられた。 1日の収入、その組織等がすごく詳しく書かれている。 中国の乞食についての記述が少ないのが残念。 ストリートチルドレンはいないにしても。
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貧しく悲惨な中でもたくましく生きるひとたちの現状。 それをわかりやすく読みやすい文体で伝えてくれる本。 石井さんの人柄からくるものだろうか、時々くすっと笑えるエピソードがあたたかい視点でつづられている。 『性の国際化』を読むと、2020年の東京オリンピック時はどうなるんだろう、...
貧しく悲惨な中でもたくましく生きるひとたちの現状。 それをわかりやすく読みやすい文体で伝えてくれる本。 石井さんの人柄からくるものだろうか、時々くすっと笑えるエピソードがあたたかい視点でつづられている。 『性の国際化』を読むと、2020年の東京オリンピック時はどうなるんだろう、と考える。
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スラムまで入り込んだ渾身のレポート。スラムが決して恐ろしいところではないというのは、この筆者だから言えることだろう。
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実際に体験して、体験に基づいて考えられたことはなにより強い。 わかりやすくてスッと入ってくる。 知るって今までと同じ見方はもうできなくなるってことだ
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なんとなくバラバラと古本で購入したら、物乞う仏陀と同じ著者だったので連続して読んだ。前者よりはるかに落ち着いて、彼らの社会に飛び込んだ経験を自身の言葉で語っている。非常に興味深かった。オカマが主人公の章では、彼女という代名詞を使っているところに著者の温かさを感じる。
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世界の貧困をスラム、路上生活、売春と3つに分けて紹介している。著者の取材は徹底していて、あるときは路上生活者と寝起きを共にするという。日本ならまだしも外国のそれも貧民窟での生活は想像を絶するものがある。趣旨は違うかもしれないが藤原 新也の『全東洋街道』などはまだ甘い、それを人は...
世界の貧困をスラム、路上生活、売春と3つに分けて紹介している。著者の取材は徹底していて、あるときは路上生活者と寝起きを共にするという。日本ならまだしも外国のそれも貧民窟での生活は想像を絶するものがある。趣旨は違うかもしれないが藤原 新也の『全東洋街道』などはまだ甘い、それを人はションベン旅行という(笑
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著者が扱ってきたことを広く浅く(?)講演形式で伝えてくれる。 つくづくこの著者の本に触れると、自分の想像力の貧困さに愕然とする。 「相手の立場」を慮ることは大切だが、その相手の世界にまでどこまで想像力を働かせることができるか。 それを培うには、ひとつでも多くの世界にダイレクトに触...
著者が扱ってきたことを広く浅く(?)講演形式で伝えてくれる。 つくづくこの著者の本に触れると、自分の想像力の貧困さに愕然とする。 「相手の立場」を慮ることは大切だが、その相手の世界にまでどこまで想像力を働かせることができるか。 それを培うには、ひとつでも多くの世界にダイレクトに触れるしか無い気がする。
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タイトルから勝手に想像する内容からは良い意味で裏切られる。きれいごとでも、ことさら悲劇を煽るわけではなく、「貧困」の中で生きる人々と同じ視点から同じ景色を見た著者の真摯なルポルタージュです。その内容の重さとは裏腹にかなり軽快な語り口で書かれていて、それがかえってリアルで生々しく、...
タイトルから勝手に想像する内容からは良い意味で裏切られる。きれいごとでも、ことさら悲劇を煽るわけではなく、「貧困」の中で生きる人々と同じ視点から同じ景色を見た著者の真摯なルポルタージュです。その内容の重さとは裏腹にかなり軽快な語り口で書かれていて、それがかえってリアルで生々しく、「貧困」の問題の根深さについて考えさせられます。これまで(浅い知識しか持たない)私が見聞きしてきた「世界の貧困」というのが、どれだけ豊かな国で暮らしている私たちの一方的な価値観で語られてきたかということに気づかされた気がします。まずは「知る」ことから始めなければ。この本はその最初の一歩なのかな。
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日本に住んでる我々から見た貧困を貧困そのものと捉えると見誤るね。貧困、障害者=Pureで可哀想な人、というのは間違い。どこから見るか、ということですかね。
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この本で語られるものは、日本でいう貧困とは大きく異なる印象。日本で貧しいとされるものが、あれらの国々と比較するとまだまだ恵まれている気はする。 もちろん先進国における貧困も別の面で厄介なことがあるだろうが、貧困を語る際にはこの本の内容を一度思い出す必要がある。
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