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柳井正の希望を持とう の商品レビュー

3.9

95件のお客様レビュー

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2021/08/21
  • ネタバレ

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ユニクロ=ファストリ創業者の仕事論。 個が強く出ている人かと思ったが、むしろ一人一人の強みを生かす経営を志向している点が改めて確認できた。 また、店舗を頂点とした経営論・仕事論の展開は、実はけっこうユニーク。その思想のもとにスーパースター店長制度がある。 若いころから書籍を読むことが好きな点もやや意外ではあったが、自分にとっては、励まされる。星野社長などとも通じるものがある。 以下、ポイントの引用 ・売ることとは常に新鮮な提案をすること、変わることにある。 ・「モノが売れない。商売がうまくいかない」とは、実は大前提なのだ。 ・いちばん厳しいお客様になったつもりで、自分の店を点検する。 ・私は店長の仕事でいちばん大事なのは、部下に作業を割り当てることだと思っている。誰にどういった仕事をまかせて、どういう成果を出すか、本人に仕事のゴールをちゃんと自覚させているかどうか。 ・「本部が優秀で、計画立案の責任者である。店舗はその実行部隊だ」と思い込んでいる人間は時代錯誤も甚だしい ・競争がない環境とは自分だけの世界だ。競争がないと思って安心したら、周囲の人に関心がなくなるのではないか。悔しさや劣等感も感じない代わりに愛情も感じないだろう。そうして自分だけのことを考えて育ってきた人は相手の気持ちをわかろうとしない。しかし、相手のことに関心をもたない人が目の前のお客様にモノを売るなんてできるはずがない。商品を売るとはコミュニケーションだ。自分が誇りに思った商品を買っていただくことは、自分たちの気持ちを相手に伝えることでもある。自分のことばかりに気が行っている人はお客様のほうを向かない。そういう人が会社という組織に属してしまうと、お客様よりも、組織にいること、上司にほめてもらうことが大事だと思い込んでしまう。 ・本質的な社会の仕組みは、みんなで働くことにある。仲間、上司のことも考える。考えたうえで、仲間、上司に対しても、要求を出す。相手に何も要求しない人は、自分にも要求しない人だ。自分がやるべきことや、やれるだけのことをやっていないから、周りにも要求できないのだ。それでは成長するわけがない。 ・「ひょっとしたら自分の仕事は失敗の範疇に属するのではないか、今やっていることよりも、さらにいい方法があるのではないか」自分自身にそう問いかけながら、仕事をしてほしい。そうでないと、慢心するし、少しの成功に甘んじてしまう ・同じチームに属しているのだから、上司と部下は互いの仕事上の強みや弱みをどう理解し、どうしたら成果を上げられるかを常に議論する必要がある ・上司は自分にも厳しく、部下にも厳しくないといけない

Posted byブクログ

2020/09/21

正当派、努力の人の仕事論。 たまに振り返りのために読み返すと良さそう。 興味のあった場所をいくつか引用 人より少しでも得意な部分を必死で探し、一生懸命に磨いていく。そうすれば必ず活路は開ける。 最後の自分の味方は自分でなければいけない。 日本は経済敗戦した。 まずは明確にそ...

正当派、努力の人の仕事論。 たまに振り返りのために読み返すと良さそう。 興味のあった場所をいくつか引用 人より少しでも得意な部分を必死で探し、一生懸命に磨いていく。そうすれば必ず活路は開ける。 最後の自分の味方は自分でなければいけない。 日本は経済敗戦した。 まずは明確にその認識を持つ。私たちは経済敗戦と震災を乗り越えて、もう一度世界へ向かって挑戦していく。それには腹をくくり、自らの考え方、構造、体質を変えなくてはならない。今、持っているものを捨てて、新しい目標を作ることだ。 不安、悩みといったものは、正体がわからないから悩んでしまうもので、中身がわかったら、「なんだ、こんなことだったのか」というケースが大半なのだ。 小手先のローカライズでは無駄。ローカライズよりも世界で売れる商品力。世界に通用する商品およびマーチャンダイジング、マーケティング、サプライチェーンを確立すること。 わかることとは身に沁みることです。 上司は自分にも厳しく、部下にも厳しくないといけない。そうでなければ、チームとして仕事で成果を上げていくことなど不可能である。自分に厳しい人間が、部下に変に甘くてもダメだし、自分にも部下にも甘い上司は完全に失格である。

Posted byブクログ

2019/09/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

【気になった場所】 人は希望がなければ生きていけない →希望を持つには、人生の主人公が自分だと信念を持ち、自分に期待すること 希望とは →理想や人、社会のためという崇高な思い 景気は気持ちの問題 日本人の問題点 ・程度を超えた自粛や自主規制 ・最初にやろうとしないこと 日本企業が生き残る条件 ・海外へ出て行くこと ・新商品の開発 危機的状況な企業がやること →人員を3割減らして、1.5倍働く 長所と短所は表裏一体 →自分の長所や短所を考えるだけでなく、自分が下した判断に一喜一憂しないことが大切 Be daring, Be first, Be different →勇気を持って、誰よりも先に、人と違ったことをする 現実の延長上にゴールを設定しないこと →本当の経営とは、最終的な目標を明示して、その実現のための方法を規定し、組織全体で実行していくこと 売れる商品=お客様が選んだもの →価格でなく品質が重要 ヒット商品の共通点 ・これまでに無かったものor価格が高くて一般人の手に入らなかったもの ・売る側が信じて売っているもの ビジネスの基本=モノやサービスを売ること →ビジネスの最前線の現場=営業や販売 売れる店長と売れない店長の違い →お客様のほうを向いているかどうか ビジネスマンの基礎として必要なものは ・仕事の現場から学ぶこと ・目的を持って人と会い、教えを請うこと ・本を読むこと 成功する人とは →失敗を重ね、楽観的に前進していく人 →失敗の認識を持ちながら、自分の仕事を点検することが重要

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2019/06/12

今回の本はタイトルから推察するよりも経営やユニクロ自身の思いや経験から学んできたこと、考えがまとめられてる気がします。著者自身の苦労も垣間見える本に仕上がってると思います。

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2018/12/30

1.この本をひと言でまとめると  志を持ち、危機感をもって、自分に鞭打って、黙々と働け 2.お気に入りコンテンツとその理由を3から5個程度 ・まえがき  →メッセージに対するものすごい力強さを感じた。 ・不安は持たなくてもいいけれど、危機感は常に感じていなくてはならない...

1.この本をひと言でまとめると  志を持ち、危機感をもって、自分に鞭打って、黙々と働け 2.お気に入りコンテンツとその理由を3から5個程度 ・まえがき  →メッセージに対するものすごい力強さを感じた。 ・不安は持たなくてもいいけれど、危機感は常に感じていなくてはならない。(p29)  →不安と危機感を区別する事が重要。自分はこれまで混同していたように思う。また、不安は実はたいしたことではないこともわかった。 ・ビジネスは人と人が作りだすものだから、人の気持ちがわからない人間に経営はできない。(p106)  →経営者に必要なのは人間性を高めるということ。様々な本を読んできて最近そのように感じる。 ・人脈は仕事を通じてしか築けない(p115)  →その通りだと思う。私自身が異業種交流会みたいなものに行く気がしなかった原因を、わかりやすく表現してもらえた。 ・成功は若い頃から準備をしてきた人だけが勝ち取ることができる(p188)  →まず大きな志を持つこと。それに対して足りないことを学ぶようになるということ。自分には志が足りないと感じた。 3.突っ込みどころ ・「日本の変革」のところは単なる評論家のように聞こえました。 ・UNIQLOの経営理念や年度方針の記載の部分は、ほかの著書で同じようなことが書かれているので新鮮味がなかった。 ・あとがきは本文とつながりがなく、後から継ぎ足した感があり、浮いている。 4.自分語り ・若い人に向けたメッセージが多いように感じた。 ・震災直後に書かれているのでその時に読んでいればもっと心に響いていたと思う。 ・読書を肯定的に書かれていたのが良かった。 ・企業家・経営者向けの本はあまり手に取らなかったけれど、今後もっと読んでいこうと思う。

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2018/11/06

会社から貰った。感想文を提出。 今は経営者になるためのノートを渡されている人がいるかも。 初めてのビジネス本。震災直後の内容が書かれている。 思っていたより、良かった。

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2018/10/15

ユニクロの歴史もわかる。 何かを成し遂げようとする意識、目標を持つ。 なかなか厳しいこともあるが、 なにかを実行しなければ先はない。」保守や維持では先はない。

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2017/07/26

・どういう業種であれ、日本企業に必要なことは「海外へ出て行くこと」と「新商品の開発」だ。 ・海外の経営書で影響を受けたのが、「プロフェッショナルマネジャー」と「成功はゴミ箱の中に」 ・「奇跡の人材育成法」

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2017/02/06

人口14万の山口県宇部市にあった小さな洋品店2軒から、今やグローバル企業のファーストリテイリング帝国の頂点に立つ柳井氏による一冊。 やはりというか、目標からの逆算で落と込み、実行ってのは、鉄板なんですね。 現場主義とも見える柳井氏、経営者でありながら、商人としてのスタンスを重...

人口14万の山口県宇部市にあった小さな洋品店2軒から、今やグローバル企業のファーストリテイリング帝国の頂点に立つ柳井氏による一冊。 やはりというか、目標からの逆算で落と込み、実行ってのは、鉄板なんですね。 現場主義とも見える柳井氏、経営者でありながら、商人としてのスタンスを重要視している。 東日本大地震の直後に書かれた部分と、暫く時間が経ってからの部分が、文体があまりにも違いすぎて、やや違和感を覚えたが、日本人の行き過ぎた自粛ムードについての件は非常に共感できました。 実行力という面では、素晴らしい人ですね。

Posted byブクログ

2016/07/10

柳井さんは最近とても気になるビジネスパーソン。 特に朝早く仕事をして早く帰る、さらに夜の会合にはあまり出ないというところが興味深い。 それでこれだけの業績を出せる。 サクッと読みやすかった。

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