自分をいかして生きる の商品レビュー
働き方研究家である著者が、「働く」を哲学する一冊。なかなか難しい内容でしっくりとは来なかったが、稼ぐことと働くことを同一視していた自分に気がついた。
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サクッと読めたし本質的なことが書いてあったが、何となく自分の中に既に答えを持っている内容だった気がする。 前半はそれを言語化してかれていておもしろかったが、後半はあまり頭に入ってこなかった。
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人が心を満たしやすいのは、自分の存在を認められたときというのがグッときた ただただ仕事をするんじゃなくて、"自分"とちゃんと向き合って自分を大切にし、仕事をするというのが良さそうだ
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仕事というものに対して非常に示唆深い一冊だった。貨幣経済の奴隷になることなく、労働ではなく仕事をする。というのが自分なりの要約と学びである。言葉の選び方もハイセンスで含蓄に富み、著者の聡明さが随所に感じられた。
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評価が高いのは納得。 働く意味とか働くことで得られる生き甲斐みたいなことを考えたい時には大変良い作用を起こしそう。 蕎麦屋さんが好き過ぎたなー。 糸井さんがまさか出てくるとは思わず嬉しくてニヤニヤしてしまったし(笑) 後半はみなさん社会の奴隷になってますよー的な警鐘が多くて、少...
評価が高いのは納得。 働く意味とか働くことで得られる生き甲斐みたいなことを考えたい時には大変良い作用を起こしそう。 蕎麦屋さんが好き過ぎたなー。 糸井さんがまさか出てくるとは思わず嬉しくてニヤニヤしてしまったし(笑) 後半はみなさん社会の奴隷になってますよー的な警鐘が多くて、少し飽きちゃったのでマイナス1。
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『自分をいかして生きる』 自分自身と社会の間を取り持つ自分という存在。 自分が1番生命力(=よりよく生きることを求めて発現する力)を発揮するような生き方とは?というような問いをずっと持ちながら読んだ。 1番ハッとしたのは、 私たちは職業を入り口に自分の進む道を考えるが、私たちは美容師や、看護師や、デザイナーになりたいのではなく、結局は《自分》になりたい。より《自分》になれるしごとをさがしている。という指摘。(p.53) なにがしたいかというより、それを通じてどんな自分でいたいとか、どう在りたいかといったことの方が本人の願いの中心に近いんじゃないか。 また、クリエイティビティとは仕事の内容よりむしろ、やり方やそれに対する姿勢、在り方に関するもの、という指摘。 あとは仕事の対価としての「ありがとう」について。 「すごいね」とか「新しいね」は仕事そのものに向けられるものであるのに対して、ありがとうは「有難う」。あなたの存在、あり方に対して向けられるものである。という指摘。 心からありがとうと言われる仕事がしたい、とずっと思っている私が大切にしたいもの。
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働くこと、生きること、存ることなどについて著者が考えたり想っていることを言語化したもの とても多くの示唆を含んでいる。 読み易い言葉で、とても深くて熱くて大切な部分を扱っている。 現代社会の表面的な生活や仕事について考えさせられる。
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悩みや葛藤は自分そのものだ それは自分の仕事に通じる扉にもなる できていないことが可能性でもある 悩みはこうありたい。自分とそうではない。現実のギャップから生まれる。 まるで望ましくない自分の有り様にも価値はあって、それは自分の望みや求めのありかを示してくれることだと思う 口に出してみた気持ちや、自分が語った言葉の余韻が再び自分に揺さぶりをかけて、それが次の場所へと向かう足がかりになってきた感覚がある 余韻として、心に響くような言葉を発するには、相手や機会がいる。他者がいると言うのは本当にかけがえのないことだと思う。 ーーーーーーー 望ましくない自分の有り様は自分の望みの在処を示してくれているのだと。 私なんて…と不必要に自分を否定してしまう癖から脱却するために一歩前進できたように感じた。
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「仕事」とは? 「働く」とは? 「生きる」とは? 働き方研究家である著者が、仕事や働き方について綴る3部作の第2弾。 終始、読者へ静かに語りかけるような、自問自答のような文章で、堅苦しい雰囲気でもなく、やたらと煽ってくるような類の本でもなく、 だからといって、難解な哲学書のよう...
「仕事」とは? 「働く」とは? 「生きる」とは? 働き方研究家である著者が、仕事や働き方について綴る3部作の第2弾。 終始、読者へ静かに語りかけるような、自問自答のような文章で、堅苦しい雰囲気でもなく、やたらと煽ってくるような類の本でもなく、 だからといって、難解な哲学書のような文章でもなく、さらりと読める本でした。 個人的に、特に心がざわついた表現は、 「選べないことが貧しさになってしまうのは、選ぶことを課せられたゲームの中での話だ。 そもそも与えられた選択肢の中から選ぶことが、豊かなのかどうか。」 「自分に合わせて選んでいるように見えて、実は自分を与えられた枠組みの方に合わせているような事態が頻繁に生じているんじゃないか。」 「出題に引用されるような文章を、自分の物語として丸ごと書き下ろしてゆく方が面白い」 あとは、「自分」と「自分自身」と「社会」の関係性についての考察には納得感がありました。 全体的に思想に関する内容で、明確な答えがない分野の読み物としてとても面白かったです。 とはいえ、現状の社会に対するややもすると批判めいた一部分が、なんだか問いを投げっぱなしのようにも受け取れて、少しもやもやとした気持ちもありました。
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Twitterでおすすめしている人がいたので読んだ。 序盤は言われてみれば確かにと頷きながら読めるような内容だが終盤でだれてくる。
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