最後の証人 の商品レビュー

柚月裕子【著】

2020/10/22

よくまとまってて面白かった、途中で美津子らの企みが何となくわかってきて、どう佐方が暴くのかと考えるのも面白かった。
テレビドラマにしやすそう。

2020/10/01

元検察官の佐方貞人は刑事事件専門の敏腕弁護士。犯罪の背後にある動機を重視し、罪をまっとうに裁かせることが、彼の弁護スタンスだ。そんな彼の許に舞い込んだのは、状況証拠、物的証拠とも被告人有罪を示す殺人事件の弁護だった。果たして佐方は、無実を主張する依頼人を救えるのか。感動を呼ぶ圧倒的人間ドラマとトリッキーなミステリー的興趣が、見事に融合した傑作法廷サスペンス。　一気読みでした。何度かページを読み返してあれ？と思っていた所が当たったのが嬉しかったかがそういう事をしなければもっと楽しめたろうなと思った。この作者さんの作品をしばらく読んでいこうと思う。最後のシーンはいいなぁ。

2020/08/17

佐方貞人シリーズの第1作目。復讐完了!!息子を車で轢き殺された犯人を息子夫婦がどうにかして犯人に復讐する壮絶・悲壮感漂うストーリー。私はかつてこんなに劇的な復讐本を読んだことはなかったかなぁ。最後の裁判では「誰が被告人？」と、ものすごーく引っ張られ、被告人が分かった瞬間一気に靄が一掃された。美津子の人生の最終幕の散り際、悲しいが達成感を持ったのではないか？美津子の達成感を一緒に共有し、涙してしまいました。とても斬新な展開に一気読みでした。柚月さん、初読みですが、また読みたい本が増えてしまいました。

2020/08/14

読み終わって思い返し、「ああ、久しぶりに どんでん返し だった」と気づいた。いかにもジャーン！ではなくて、スッと静かに出された どんでん返し。
こういう仕掛けをする作家さんとは思ってなくて無防備に読んでたら…。静かな驚きに、数秒間思考が止まった。

佐方、真生、筒井。それぞれのバックグラウンドをもう少し深く知りたいけど、それは今度明らかになっていくのかな？

2020/06/16

検察側の最終論告で「被告人」の名前が読み上げられたところでずっこけた。この本、4分の3くらい読んでしまっているのに、ここにきてまさかの展開。どこか読み飛ばしているのではないかと、もう一度最初から読み直すことになったが、結局は自分が被告人を思い込んでいただなのだけど…事件の背景も登場人物の描かれ方も、さまざまな証言も、くっきりとシーンが思い浮かぶような描写で引きつけられた。検察官佐方貞人に会いたくて手にとったけれど、彼はすでに弁護士になっていて。だけど、罪を正しく裁くことにおいてはその魂は失われておらず、鮮やかな逆転劇が清々しく思えた。

2020/05/04

思わず目頭が熱くなる場面もちらほら。左方の飄々とした雰囲気や彼を取り巻く人物たちの軽快な絡みからは想像できないほどの重い事件、重い結末。面白いけど次巻を読むのを躊躇してしまう。

2020/04/12

弁護士と検察官の法廷対決的なストーリーかと思って読み始めたが、行く末の深さに先がきになり一気に読んでしまった

登場人物たちの繊細な心の動き、立場と良心の葛藤が読んでいて心に響いた
真実とは時に残酷なものだけれど、やはり追求されるべきものだと思った

2020/03/15

うーん…面白かった。
途中で気づいちゃった。これは、仕掛けに気づかせようとしている？あまりにも被告人の描写が無いことが不自然だよね。映像化難しそう。
面白かった。

2020/03/08

佐方弁護士の活躍。飲酒運転の末、無罪となった事件から物語は始まります。3.5点くらい4未満。だけど面白いと思います。

2020/04/20

被害者家族の納得のいかなさ。嘆き。
実際の被害者家族の声が頭に浮かぶ。

なんとなくもやっとしてた箇所にもそういうことかと通ったときの、そのスーッとした感覚が気持ちいい。
やっぱ法廷もの、好きだなあ。

店でのシーンはちょっとハードボイルド、かな。