最後の証人 佐方貞人シリーズ 宝島社文庫

柚月裕子【著】

• 販売会社／発売会社: 宝島社
• 発売年月日: 2011/06/04
• JAN: 9784796683647

商品レビュー

2025/02/06

…また、騙されてしまった。
先入観持って読んだら駄目だと、あれほど自戒したのに(苦笑)
お話としては、なんともやるせない話でした。
あまりにも酷い話なので、読むの止めようかと、
前半で数回は思いました。
実際の世の中でもこんな風な権力持った屑に捻じ曲げられた話ってあるんだろうなと、憤りながら読みました。

それはさておき、主人公の左方が、カッコよくてツボでした。
こういうくたびれた感じの主人公が活躍する話大好きなんですよね。
この人が主人公の話、シリーズ化してるみたいなので、また読んでみたいです。

2024/11/04

7年前の事件が起こした事件
警察の保身によって起こされた事件でもあった。

なぜ美津子が自ら死を選び
どんな気持ちで光治がそれを見守ったのか
事件の終わりが真っ当なものになって欲しいと思った

2024/10/22

7年前に交通事故で息子を失った夫婦が復讐を企て行く。そのため、7年前からの経緯と現在が複雑に絡み合って展開して行く。
夫婦は警察によって揉み消された事件に関わり、同様に佐方弁護士は検察によって揉み消された事件でヤメ検となった。
復讐するための工作が最後の法廷で明かされる。何となく方向は見えていたが、そう来たかと大きな仕掛けに驚いてしまう。あっという間に読み終えてしまう。
やはり不正は正すべきと切に思う。