天と地の守り人(第3部) の商品レビュー
ああ、読み終わってしまった。 最後の三部作は話がどんどん広がっていって、楽しくハラハラしながら読めた。 最終巻ということで、続きを読むことができないのが残念。
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- ネタバレ
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とにかく結末を読みたくて、久しぶりに夜更かしして読みました。 途中辛すぎるシーンが多かったけれど、最後はハッピーエンドで読後感は最高。獣の奏者と鹿の王も読んだけれど、終わりかたは守人シリーズが1番好きでした。
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チャグムの人としての生きかたに共感し、バルサの人を思う心の強さに胸を打たれてしまう。天と地の在り方は、このようなものなのだと納得してしまう終わり方だった。
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守り人三部作の最終章は、いよいよチャグムが新ヨゴ皇国に衝撃の帰還をしてからの出来事が描かれている。前作を読んでいる途中から、チャグムが祖国に戻った後にどのような行動が取って、それを周りをどう受け止めるのだろう...というのがずっと頭によぎっていたので良い意味で期待を裏切られる意外...
守り人三部作の最終章は、いよいよチャグムが新ヨゴ皇国に衝撃の帰還をしてからの出来事が描かれている。前作を読んでいる途中から、チャグムが祖国に戻った後にどのような行動が取って、それを周りをどう受け止めるのだろう...というのがずっと頭によぎっていたので良い意味で期待を裏切られる意外なシーンが多く、面白かった。ストーリーは言うまでもなく、上橋先生があとがきに書いていた、この世は生きるに値する世界ということ物語を通して示す、という考えが身に沁みて実感できるような作品だった。
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物語がついに完結。涙なくしては読めない別れでした。完全なハッピーエンドではないかもしれないですが、それがかえって大人も子供楽しめるリアリティがある話になったと思います。チャグムとタンダとバルサ(とトロガイとシュガと・・・)の人生がクロスして離れて、またクロスして…と大河ドラマを見...
物語がついに完結。涙なくしては読めない別れでした。完全なハッピーエンドではないかもしれないですが、それがかえって大人も子供楽しめるリアリティがある話になったと思います。チャグムとタンダとバルサ(とトロガイとシュガと・・・)の人生がクロスして離れて、またクロスして…と大河ドラマを見終わった感覚です。個人的にはヒュウゴの覚悟というか信念みたいなものがぐっと来ました。あとがき(鼎談)でも書かれていますが、この物語には完全な悪者が出てこないで、主人公たちと敵対するからと言って、悪い人なのではなく、国や民を栄えさせたい、守りたい、という自らの想いが大きな筋として通っている点が、感動的なフィナーレにつながっていると感じます。一回記憶を消して、もう一度最初から読みたい!と思うシリーズです。
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ついに完結してしまった。壮大で緻密でありながら、児童文学ということからか明るく複雑すぎないので力を入れすぎずで楽しめた作品。人智の及ばない部分が残り、人と自然が程よく調和している世界が好きだった。そしてその世界に絡んでくる国と国との政治はとても人間くさく、大人でも読み応え十分。 ...
ついに完結してしまった。壮大で緻密でありながら、児童文学ということからか明るく複雑すぎないので力を入れすぎずで楽しめた作品。人智の及ばない部分が残り、人と自然が程よく調和している世界が好きだった。そしてその世界に絡んでくる国と国との政治はとても人間くさく、大人でも読み応え十分。 チャグムの成長に勇気をもらい、バルサとタンダの絆に和んだ。またいつか再読したい。
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どのように最後までたどり着くのか、もう波乱はないのかドキドキしながら読んだ。読み進むにつれて今さらながらなのかもしれないが、新ヨゴ皇国が、昔の日本のように感じた。誰かと意見が異なるのは当たり前のことだけど、それが暴力となって力を持って黙らせる、相手を平伏させるということは本当に無...
どのように最後までたどり着くのか、もう波乱はないのかドキドキしながら読んだ。読み進むにつれて今さらながらなのかもしれないが、新ヨゴ皇国が、昔の日本のように感じた。誰かと意見が異なるのは当たり前のことだけど、それが暴力となって力を持って黙らせる、相手を平伏させるということは本当に無ければ良いと思う。チャグムが言うように、なんのためなのか、なんのために命を落とさなければいけないのかと思う。結局大きな決定を下す人は手を汚さず、自分の手で行わず、現場を見ることはない。それは、国の話ではなく、会社、さまざまな組織に当てはまるんだろうなあ。
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シリーズ最終巻。壮大な物語を、ここまで纏め上げるのは至難の業なのではないだろうか。 バルサとチャグムの物語としての結末の終わりとしては、些か淡白過ぎた感があるが、一応の区切りは着いたので良しとしたい。
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偕成社版がこのサイトで出てこない。最後はハッピーエンドではあるが、チャグムとバルサが出会うことはなかった。バルサが帰る場面で終わっている。続編もできそうな気がする。
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ナユとサユグの時空の並行世界、皇太子チャングムと守り人バルサの身分立場の並行世界。これらがそれぞれに大きな役割を持って物語が紡がれることで、多様な視点が描かれ、飽きさせることのない、そしてありがちでもない、ファンタジーが実現されている。ナルニア国物語やロードオブザリングのような、...
ナユとサユグの時空の並行世界、皇太子チャングムと守り人バルサの身分立場の並行世界。これらがそれぞれに大きな役割を持って物語が紡がれることで、多様な視点が描かれ、飽きさせることのない、そしてありがちでもない、ファンタジーが実現されている。ナルニア国物語やロードオブザリングのような、壮大な日本のファンタジー作品として、本シリーズは大人も子供も読む価値があるように思う。
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