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官僚に学ぶ仕事術 の商品レビュー

3.4

110件のお客様レビュー

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2022/11/22

主旨:霞が関の仕事をこなす中で培った仕事術の紹介です。質の高い仕事をこなすために必要と思われる人脈術、読書術、営業術を合わせて紹介とあります。 限られた時間の中で、インプットと、最大のアウトプットをするための試行錯誤が紹介されていると感じました。 気になったことは以下です。 ...

主旨:霞が関の仕事をこなす中で培った仕事術の紹介です。質の高い仕事をこなすために必要と思われる人脈術、読書術、営業術を合わせて紹介とあります。 限られた時間の中で、インプットと、最大のアウトプットをするための試行錯誤が紹介されていると感じました。 気になったことは以下です。 ・国会答弁 政治家に説明するための時間は、3分。1枚紙と呼ばれる要点を簡潔に記載した1ペーパーを用意している。 ・締め切り時刻が過ぎると、意見がないとみなされる。つまり、アウトプットゼロになってしまう。 ・やるべき仕事リストを作ったら、自分で完結する仕事か、他人が絡む仕事かを確認して、他人が絡む仕事を優先的に処理をする ・午前中はできるだけ頭のつかって考える仕事をする(この人が朝タイプなので) ・上司や幹部、関係者のコンセンサスを得ていく過程で選定理由について自分が説明責任を負う ・資料は、可能な限り文字量を抑え、一目みてわかりやすい資料をつくる。残りは添付するが、それも最小限に情報を押さえる。 ・官僚の基本は、文書作成、答弁資料だけでなく、原稿、省内配布資料、報告書。大臣が良く使う、大臣ワードを混ぜておく ・まずもとめられるのは、量、次に質、仕事の質は失敗なく処理できる程度 ・大量の仕事は、まず時間内に処理することしかも、できるだけ早く。 ・ポストは、早ければ半年、多くても2年で異動していく。 ・出世する人の特徴、忙しい人。それは、できるから。人より処理能力が高いから、多くの仕事、重要な仕事を任せてもらえるから。 ・たとえ、どんなにいそがしくても、できる人は、余裕を失わない。 ・上にいけばいくほど、専門的な人とのやり取りが多くなるから、インプットが欠かせない。たくさんの本を厳選しながら読んで予習をしておく。読書家でないと務まらない。 ・まず、マストな内部人脈をきっちりかためる。そして、仕事の幅を広げるために、ベターな外部人脈をつくっていく。 ・元上司、元部下には、異動しても気軽に連絡をとりあうようにする。何気ない情報が相手にとって有用な場合も。 ・人を良く観察し、分析しておく。冗談が言える仲に。上司の性格を把握しておく。論破しない、説得しない。関係を有効に保つこと。 ・霞が関は、浪花節。挨拶回りや、近況報告も。 ・普段はメールでも、急ぎや重要であれば、メモや、電話やFAXもうまく使う。 ・話や本の内容で感動したら、相手に会おう。 ・速読 スキミング ・新聞はよまない。速報性にかけるので。 ・一次的なフロー情報よりも、深いストック情報。書籍を読む時間を確保する ・自分の中に、情報を取捨選択できるモノサシをもつ。アンテナをもつ。 目次 はじめに 第1章 霞が関で求められる仕事術 第2章 キャリア官僚の人脈術&コミュニケーション術 第3章 トップ1%になる官僚の読書術 第4章 世界の現場で通用する英語術 第5章 仕事に充実させる官僚のプライベートライフ 第6章 本当に豊かな人生を送るために おわりに 参考文献

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2021/04/28

若手公務員向けの本ですね。 民間と霞ヶ関の両方を経験した私の視点で見ると、霞ヶ関の仕事は、超短期知識詰め込み、定型的なアウトプットが特徴。話し方も書類も手続きも交渉も配慮も、霞ヶ関and永田町のお作法があり、それに沿う必要がある。 霞ヶ関のできる人は、そのお作法に沿って、猛ス...

若手公務員向けの本ですね。 民間と霞ヶ関の両方を経験した私の視点で見ると、霞ヶ関の仕事は、超短期知識詰め込み、定型的なアウトプットが特徴。話し方も書類も手続きも交渉も配慮も、霞ヶ関and永田町のお作法があり、それに沿う必要がある。 霞ヶ関のできる人は、そのお作法に沿って、猛スピードで動ける人。彼らはそれこそ東大受験の勢いで、突発的に飛んで来るものを、驚くべきスピードで捌く。 そんな中で生き延びたい人はこの本を読むとよいだろう。 民間企業はもっと柔軟でクリエイティブ。最後は利益を出せればよく、その過程はかなりショートカットしたり、自分の色を出したり、新しいことを試したりできる。こちら側の人は 安宅さんの「イシューから始めよ」とかを読む方がずっと役に立つだろう。 それから、うーん。。。内容が鼻持ちならないですね。霞ヶ関にはこういう人がいる。本人は誠実に話をしているつもりであり自慢する気は全くないけど、東大京大であることが普通の世界なので、経験値や偏差値が普通レベルの一般人が抱く嫉妬や劣等感に対する配慮がない。 民間の清濁への経験値が低いので、歳のわりに勝間和代系なのもちょっとイタイ感じが、、 結果として、書かれたものが、読者の(私の?)共感を得ない浅い成功術、成功談、自慢話ばかりに見え、おもしろくはない。 すごそうに見える自分だが、実はこんなにバカだ、とか、こんな大失敗をした、とかいう話があればおもしろかったのにな。 でも、ま、学ぶところはあります。 ・上司と友達になる ・全てを知ることはできない。全ての資料を読むこともできない。アウトプットに必要なものを勉強する。 以上

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2020/06/18

キャリア官僚が、自分の経験を綴ってその学びをまとめた本。所々に意識高い感じが出ていた。 参考になる部分はあったが、一般的なことの羅列の気がした。

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2019/03/30

珍しい現役官僚の本。 意識高い系の本だが、自己啓発的な内容について、書いてあることは凡庸。 むしろ現役官僚がどのような仕事をし、生活を送っているか…というのを知るための本。 「人と会う前に十分に予習をすることについては、霞が関の公務員はよく鍛えられている。なぜなら、永田町の国会...

珍しい現役官僚の本。 意識高い系の本だが、自己啓発的な内容について、書いてあることは凡庸。 むしろ現役官僚がどのような仕事をし、生活を送っているか…というのを知るための本。 「人と会う前に十分に予習をすることについては、霞が関の公務員はよく鍛えられている。なぜなら、永田町の国会議員会館に呼び出されることが多いから。」 などというのは、なるほどな、と思った。 法案作成については、 「法案作成の作業というのは、条文の一語一語を丹念に詰めていく作業。そして、その一語一語について、内閣法制局という、政府提案の法案すべてを担当する役所から深夜に及ぶ審査を毎晩頂いた上で、書き上げていきます。法案を書き上げ、何百問者もの質問を各省協議と言われる折衝の中でこなして、閣議決定まで持っていくのが第一の山場。さらに、国会の衆議院、参議院の各委員会の質疑をこなすのが第二の山場。」 という。何百問もの質問というのはすごいな。このような各省協議を経て、ようやく国会。だが国会は国会で当然、議員からの質問があり、それに深夜残業で答弁案を作らなければならない。。 あと、参考になったのは(自己啓発的だけど)新聞やTVはフロー情報で、書籍はストック情報ということ。物事の背景や(背景を踏まえた)将来の予測などにはストック情報が必須であり、フロー情報を見ているだけではダメだ、ということ。

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2018/04/30

日本でも断トツに忙がしいであろう霞が関の現役完了が書いた仕事術。仕事の切り分けかた、読書術、英語勉強法など参考になる。忙がしい人はできる人で、より多くの仕事や重要な仕事を任されるからさらに忙がしくなるわけで、テクニックも大事だが、忙がしいことに前向きに余裕を持って取り組む姿勢が重...

日本でも断トツに忙がしいであろう霞が関の現役完了が書いた仕事術。仕事の切り分けかた、読書術、英語勉強法など参考になる。忙がしい人はできる人で、より多くの仕事や重要な仕事を任されるからさらに忙がしくなるわけで、テクニックも大事だが、忙がしいことに前向きに余裕を持って取り組む姿勢が重要なのだと思った。

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2017/09/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

エリート官僚の仕事術について書かれた本。新書サイズで読みやすく、内容も専門的なことなどはないため、大変読みやすい。 個人的に参考になると思った部分をいかにメモ。  官僚の当初大事な仕事は「必要な情報の判別」「自分だけで解決できるか否かの判断」「タスクをいかにさばくか」「省内のキーマンについて知っておくこと」「コミュニケーションの方法(メール、対面、電話など)」  人脈づくりのポイントは「相手をよく知る」「仕事以外のコミュニケーションが大事」「論破しない」  読書は最も費用対効果の高い投資1500円程度で他人のスキルを得ることができる  英語の勉強はリスニングを中心とした慣れ  テレビは時間の無駄だから見ない  プライベートを充実させることが大切 いわゆるエリートの生活を知るのにいい。 勝間和代などにアレルギーはあるけれど、レベルの高い社会人の普段の生活などを知りたい方にはお勧め。

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2017/08/20

朝は頭を使う仕事をする インプットにはまりすぎないよう気を付ける 情報を取捨選択する上での基準を持つ フロー情報は良質なストック情報に触れることでより深く理解することが出来る プレゼンテーションは予習あるのみ 英語はリスニングから。 目標を設定して、弱点をTOEICで ...

朝は頭を使う仕事をする インプットにはまりすぎないよう気を付ける 情報を取捨選択する上での基準を持つ フロー情報は良質なストック情報に触れることでより深く理解することが出来る プレゼンテーションは予習あるのみ 英語はリスニングから。 目標を設定して、弱点をTOEICで 家計簿をつけよう ブーメラン効果

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2020/12/26

内閣府に務める官僚 京都議定書 経産省と環境省の対立 ケンブリッジ大学留学 学生の緩急の付け方 一見遊びに見えることに使う時間、リラックスして人生を楽しむ姿勢→質の高いアウトプット 効率よく仕事してこそ、プライベートに時間を割くことが出来る→質の高いアウトプット 国会答弁 前...

内閣府に務める官僚 京都議定書 経産省と環境省の対立 ケンブリッジ大学留学 学生の緩急の付け方 一見遊びに見えることに使う時間、リラックスして人生を楽しむ姿勢→質の高いアウトプット 効率よく仕事してこそ、プライベートに時間を割くことが出来る→質の高いアウトプット 国会答弁 前日深夜、質問内容が判明→翌日の委員会 課長→部局長→官房総務課→大臣秘書官のチェック 1月から6月通常国会 9月から11月臨時国会 国会会期中 定時18時15分に国会係(官房総務課1年生)から「明日の○○委員会の質問が判明していないため、全面待機とします」 国会答弁作成のプロセスは質問をもらってからではなく、実は質問をもらう前に決まっている。 国会議員への3分説明 官僚1年生のときは自席よりコピー機の前にいる方が多かった。 現在の仕事で求められているもの 質より量、特にスピード 国家公務員 概ね2年で1ポスト 若手は様々な経験1年で異動 中谷彰宏「複業の達人」本当に忙しい人ほど悠々としている。 忙しいポジションについても余裕を失わない人がさらに重要なポジションに就いていく。 上司と冗談を楽しめる関係を構築するポイント ①上司の性格分析(資料の細部にこだわるか、こまめな報告が必要か…)②エレベーターで二人になったときの会話の糸口つかむ③絶対譲れないポイント以外は譲る(てにをは=上司の好み。こだわっても何の意味もない) メール→相手から見たかどうかの電話の前に→「承知しました」だけでも送る。 霞ヶ関で絶対的な存在を誇る事務次官→世間一般には何の関係もない→狭い霞ヶ関のなかだけで仕事をしていたら、非常識に飲まれてしまう→異業種交流会へ ビジネス書、業界関連諸 年間200冊から300冊は本を読む。→本はドラクエの攻略本と同じ 2009年のビジネスマンの読書 平均3.1冊 フォトリーディング講座 尽力舎 山口早貴子先生 難解な本、まともに読む気にならない本ほど速読効果が高い。 内容が分かる、全て記憶できるのではない→めくった本から必要なキーワードがすばやく見つけられる技術 テレビを見ない 読書量増加 新聞は読むな→一時的なフロー情報より深く分析されたストック情報 英語 相手の名前をきちんと覚える あったらにこっとする。 TOEICは日本、韓国のみで認知 900点突破技術①実際に受ける②弱点把握③弱点を中心に対策④再び受験 の繰り返し リスニングから行う→×自己流の読み方で単語暗記→読み方を再度学習する時間のムダ 英国 ブレア首相の育児休暇 英国の官庁18時退庁が通常 軽井沢でのんびり 上野から1時間 スポーツジムに行くな→お金をかけなくても運動はできる。 欧米 19時過ぎまで仕事→仕事が出来ない奴だ 英国 カスタマーサービスの質が低い→働く労働者にとっては、高いサービス、レベルは求められない→快適な労働環境 日本 消費者満足度と引き換えに労働者の時間と労力を犠牲にしている。 世界に好影響を与えている国 隣国関係ではトラブル 英仏 アメリカとメキシコ テレビは百害あって一利なし 若者のテレビ離れ(51%の人が不要と回答) 黒船、戦後 日本人は危機になると急激に力を発揮して奇跡に近い力を発揮する。

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2016/02/15

元内閣府官僚(本書執筆当時は現役)の仕事術。 官僚の仕事・人脈・コミュニケーション・読書・英語・プライベートなどなど。 フォトリーディング・速読については個人的にあまり手が伸びないので、これを読んでも懐疑的だったけど、それ以外はこれからのイメージとして結構参考になった。仕事を進め...

元内閣府官僚(本書執筆当時は現役)の仕事術。 官僚の仕事・人脈・コミュニケーション・読書・英語・プライベートなどなど。 フォトリーディング・速読については個人的にあまり手が伸びないので、これを読んでも懐疑的だったけど、それ以外はこれからのイメージとして結構参考になった。仕事を進める順番とか、リマインダーの活用、上司との付き合い方とか。社会人なら結構やってるんだろうけど。 自己啓発本って効果が怪しかったり胡散臭かったりして敬遠してたんだけど、こう論理的に自己啓発のメリットを説明されると、ちょっと手を出してみようかな、という気になる。さすがに「1分間読書法」的なのとかは敷居が高いけど、読めそうなのから他も読んでみよう。 能力を身につけるための努力を惜しまず、そこで得た高い能力を以って、機会があれば物怖じせずにすかさず飛び込んでいける、そんな思い切りの良さとか、そうやっていろいろできる人だから成功できてるんだろうな。 霞ヶ関の公務員の仕事内容や働きぶりが垣間見えたのも興味深い点だった。

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2016/01/31

英語の章を除き一日であっという間に読破した。 官僚の仕事術、読書術、社交術全て目からウロコだった。 仕事術は、ここに書いてることを心がけて職場で実践しよう。 読書術は、まずはフォトリーディングが改めて重要だと感じた。 社交術は、身近な人間関係を大切にすることから。 それから、日本...

英語の章を除き一日であっという間に読破した。 官僚の仕事術、読書術、社交術全て目からウロコだった。 仕事術は、ここに書いてることを心がけて職場で実践しよう。 読書術は、まずはフォトリーディングが改めて重要だと感じた。 社交術は、身近な人間関係を大切にすることから。 それから、日本人として自信を持つことの重要性も再認識させられる本だった。 さぁ頑張ろう。

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