夜の写本師 の商品レビュー
上質なファンタジーの箱庭を眺めるよう。 ゲド戦記のように同じ世界の続編があるようなのでぜひ読みたい。
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面白かったのだけど、ちょっと読みにくい。 人物像をつかみにくかったり、中盤の回想の回想というか、二重になっているところだったり。 ちょっと感情移入しにくいかな。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ファンタジー小説は設定を覚えるのが苦手で読んでいませんでしたが、こんなに面白い小説があったとは!!! 三世代にわたる復讐劇。 魔導師に育ての親、そして前世の自分を殺されたカリュドウが写本師になって反撃する。
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ファンタジーというより、ここは幻想小説と言いたい。正統で濃厚な魔法の香り。 「妖女サイベルの呼び声」を思い出しました。
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右手に月石、左手に黒曜石、口のなかに真珠。三つの品をもって生まれてきたカリュドウ。だが、育ての親エイリャが殺されるのを目の当たりにしたことで、彼の運命は一変する。女を殺しては魔法の力を奪う呪われた大魔道師アンジスト。月の巫女、闇の魔女、海の娘、アンジストに殺された三人の魔女の運命...
右手に月石、左手に黒曜石、口のなかに真珠。三つの品をもって生まれてきたカリュドウ。だが、育ての親エイリャが殺されるのを目の当たりにしたことで、彼の運命は一変する。女を殺しては魔法の力を奪う呪われた大魔道師アンジスト。月の巫女、闇の魔女、海の娘、アンジストに殺された三人の魔女の運命が、数千年の時をへてカリュドウの運命とまじわる。エイリャの仇をうつべく、カリュドウは魔法とは異なった奇妙な力をあやつる“夜の写本師”としての修業をつむが…。
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育ての親と幼馴染を殺されたエイリャは復讐を誓うべく夜の写本師の道を歩む。魔道に本や紙を使うがまあ魔道士と同じようなもの。話は千年前、百年前とめぐる。
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淡々と積み上げられる因果。 イギリスから来たような異世界ファンタジー。 〈夜の写本師〉とか名前からしてカッコよくて、いい設定。 ストーリー面白いんだけど、キャラの掘り下げがあんまりなくて脇役は勿論、主人公にさえそれほど愛着が湧かない。 個人的にはアンジストの奥に秘めた紫水晶、女...
淡々と積み上げられる因果。 イギリスから来たような異世界ファンタジー。 〈夜の写本師〉とか名前からしてカッコよくて、いい設定。 ストーリー面白いんだけど、キャラの掘り下げがあんまりなくて脇役は勿論、主人公にさえそれほど愛着が湧かない。 個人的にはアンジストの奥に秘めた紫水晶、女性を恐れる理由、彼の苦悩や純粋さをもっと書いてくれたらもっと面白いと思えたかも。
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最後にさらに託すべき存在を見出す場面で報われた感じがする。継承する、されるとは、かくも根源的なのか。ジェンダーをめぐる対立が物語の駆動力になっているが、深みまで描けていたか。写本師は純粋にかっこいい。
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これは面白かった。ややこしい生まれの主人公カリュドウ、そのややこしさには理由があり、その理由を1つ1つほじくっていくという魔法話。ヴィランの吸血ならぬ吸力魔道師にもうちょっとたくさん出て来てもらいたいと思った。
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