マッチポンプ売りの少女 の商品レビュー

マネー・ヘッタ・チャン【著】

2015/01/27

著者は謎の投資家。この本の基本は庶民がどのように国家や大企業等からなけなしの金を毟り取られるのか、というスタンスを基本としている。内容はマネー防衛の基本的な考え方の一部を面白おかしく学べる点では良いのだろう。出来事は真実を交えてありながらも、割と適当に書かれているのだが、中にはこれを読んで世の中の実態が判ったつもりになってしまう人が出るのではないだろうか。また、原発マネーの流れには一切触れられていないのも気になった。あと、日本ユニセフについて年間183億の寄付金のうち、26億円もの金額が日本ユニセフの経費として自社?ビルの建設や天下役人の給与やマスコミ対策費や豪華な活動報告書などに浪費されているという記載があった。また、日本ユニセフが集めた阪神大震災に対しての寄付金が全て海外の援助に回されていたとも書かれていた。まぁ確かに１４％も経費で使われるとなると無駄が相当多いと思う。私もユニセフに毎月引落しで寄付をしているが、たいそう立派な報告書が届く。しかし寄付などというものは、ある程度自己満足の世界であり、定期的に使い道を報告頂けるのは嬉しいものだ。また、私は阪神や東日本大震災には殆ど義捐金を出していない。というのも被害は悲惨極まりないが、それでもここは日本であり世界一恵まれた国だと思っているからだ。世界には更に悲惨な子供達が溢れている。義捐金を出す先は、現時点でユニセフか国境なき医師団しか選択肢は無いと考える。

2014/12/31

世の中の怖さを教えてくれる本。考えられる対策は、人を見る目と情報の選択。この本で書かれているようにはなりたくないけど、しくみを作る方に頑張るべきと痛感できました。

2014/05/11

前作よりもこっちの方が内容に厚みがあるように思う。
さくっと読めるが、気持ちはどんどん重くなる。

資本経済主義はやはり人間を幸せにしない。

2014/02/18

どちらかというと気分が悪くなる話が多いです。
逆に知っておいて損はない話かもしれません。

文章はわかりやすいです。
1300円も出して読むべき本か……？という気はします。

2013/08/25

内容としては、面白いです。30分もあれば、一気に読めます。

真面目に生きているような人ほど、一度手にとって欲しい本。

毎日ネットニュースなんかを見ている人なら
知っているような話が多いです。

私としては、マンションと保険の話が参考になりました。
ニコニコと笑顔で、お得ですよ～と近寄ってくる人に、
ロクな奴はいないってこと。

2013/04/30

感想は，
『ヘッテルとフエーテル 本当に残酷なマネー版グリム童話』と同文。

イラストは，
前著『ヘッテルとフエーテル 本当に残酷なマネー版グリム童話』の方が
味があって良かった。
同じイラストレーターさんに頼めばよかったのに。

近年は，続編でも，違う出版社から出版している人が多い。
コネクション拡大のため？
それとも単なる喧嘩別れなのだろうか。

2013/04/23

各章のテーマ
・婚活サイトのサクラ
・水嶋ヒロの稚拙な小説でボロ儲け
・ファッションの流行　いま売れてないものを次に流行らせる。
・ユニセフと日本ユニセフは別組織　寄付を募りながら豪華なビル
・マンション
・談合　　
・保険の乗り換えセールは改悪
・天下り
・税理士は、会社のためにまじめに働くと国税庁に嫌がらせされる。
・国家破綻

2013/02/19

世の中のお金や利権について皮肉混じりに物語調で話してくれています。

水主マヒロやアクデスチャンなど、ぼかしきれてない感じがまた良いですね^^

事例は噂の域を出ませんが、物事には裏があると意識すると色々な事が絡んで見えて来ますねー

でもこんな事ばっかり考えてたら心荒みそう…

2013/02/04

知らぬ間にぼろもうけしている人がいる。知らぬ事で損している人もいる。知らない人が多いけど、実は裏側はこんな風になっている的な話を、マッチ売りの少女によるパロディー風な演出で冗談ぽく語る。実際は、ハイパーインフレや保険会社の収益構造に踏み込んだ結構シビレル事実を基にしている。特に、マンションの修繕費を安く見積もって販売している悪徳（でも常識的）手法も、知らない人にとっては愕然とするのではないだろうか。知らぬと損する話は多いので、アンテナは高く、本質を見抜く力を身に付けないといけない。

2012/11/07

社会的にまかり通っているブラックな部分を、童話をモチーフにして紹介した作品。
短編集で読みやすいけれど、話の展開がいつも決まったパターンで、途中で飽きて読むのやめました。
評価が高かったのでわざわざ購入して読んだけど…
気になる人は図書館で借りるのをおすすめします。