デンデラ の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
異性の老人をかくのってむずかしいんだろうなーという印象。 でも、じじ萌えの女性作家ならそうでもないかもしれない。けど男性読者からしたらねーよっておもうかも。どうなの。 よみながら、どうしても登場人物が老女におもえなくて地味にストレスたまった。 解説でそのへんが言及されてたけど、ええーみたいなかんじ。そんな大層なものかなあ…たんにかけないだけなんj(ry あと「です・ます」調が抗ってもラノベくさい… ラストシーンはすきだった。ぽこぽこ自己犠牲な人がでてくるんだけど、そういうのにむねあつ…ってなる日本人です。 ユヤタンのかく男女はすきだよ!
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容赦ないタッチと、「姥捨て山」をオマージュにこんな話を書いてしまうあたり、やっぱりこの人はすごい。 そして女も歳よりもすごいと思った。 さりげなく、ミステリィだったのが驚きだ。 映画は血糊が足りるのかが心配。
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本心がない。大目標がない。でも死にたくない。 生と死の位置づけを考える。少なくとも表裏にあるものでも対極にあるものでもない気がする。死ぬために生き、生きるために死ぬのかもしれない。 70歳になると“お山参り”をするのが村の掟。平均年齢80.5才のデンデラ。生への固執、死への陶酔...
本心がない。大目標がない。でも死にたくない。 生と死の位置づけを考える。少なくとも表裏にあるものでも対極にあるものでもない気がする。死ぬために生き、生きるために死ぬのかもしれない。 70歳になると“お山参り”をするのが村の掟。平均年齢80.5才のデンデラ。生への固執、死への陶酔。野生との摩擦。欲や人間性から隔離された仮社会。
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全てがメタファに思える内は、ユヤタンの自分語りは脱していない、いつもの覇王の物語。でもそこが好き。 青臭いものは必要なのです。
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このキャッチだけで民話/神話好きとしては気になる。 映画化されるともあって気になって読んでみた。 まず、この世界観の異様さに圧倒される。 たいていの小説に出てくる若い男女の恋愛とか一切無い。 だって婆さんしか出てこないから。 婆さんだけのバトルロワイヤル、、、みたいな印象も...
このキャッチだけで民話/神話好きとしては気になる。 映画化されるともあって気になって読んでみた。 まず、この世界観の異様さに圧倒される。 たいていの小説に出てくる若い男女の恋愛とか一切無い。 だって婆さんしか出てこないから。 婆さんだけのバトルロワイヤル、、、みたいな印象もなくはない。 これは映画気になるなぁ。
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最後に書かれていた解説の通りなんだろうなと思った。 *****メモ***** デンデラに連れられてくるまで、難しい事は一歳考えなかった主人公カユ。 デンデラでの生き方を汚いとののしるくせに、美しく死ぬ機会を失ったからと死ぬこともせず、立場を表明せずふらふらと生き続ける。 その割...
最後に書かれていた解説の通りなんだろうなと思った。 *****メモ***** デンデラに連れられてくるまで、難しい事は一歳考えなかった主人公カユ。 デンデラでの生き方を汚いとののしるくせに、美しく死ぬ機会を失ったからと死ぬこともせず、立場を表明せずふらふらと生き続ける。 その割りには彼女、結構頑張るのである。 周囲の老婆より何倍も頑張って精を出して働き、デンデラを襲う赤背のクマに対抗するのである。 自分の生き方を模索せねばならぬと考えるようになった彼女の目的が「大目的を見つけたい」だったりするのは当然と言えば当然なのだろうか。 彼女がな命を張って生きる事が出来るのが、それを無気力とか倦怠から来る捨て鉢ではなく、マイナスに大きく振り切った「死にたい」という気持ちに起源があるのはやはり佐藤友哉 だなあと思う。 そしてあれほど物語を費やしてたどり着いた結末が結局あれだったのもやはり彼らしい気がする。
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全体として『生きる』ってことをいろいろ書いてる話なのだろうとは思うが。 わざとだと信じたいが、登場人物たちの人となりの描写が小汚すぎて「こういう歳の取り方はしたくないなぁ」などと見当違いの感想を持ってしまう始末だった。 長生きするのなら賢くきれいに歳を取りたいものです。 ただ、...
全体として『生きる』ってことをいろいろ書いてる話なのだろうとは思うが。 わざとだと信じたいが、登場人物たちの人となりの描写が小汚すぎて「こういう歳の取り方はしたくないなぁ」などと見当違いの感想を持ってしまう始末だった。 長生きするのなら賢くきれいに歳を取りたいものです。 ただ、そういう小汚さから来る壮絶な感じも含めて妙な迫力はありました。
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バトル・ロワイアルぽい… いやーな話。 読み終わったあとも、読んでる間も、どんよりした気分になります。 生きるのも死ぬのも、辛くて怖いことが沢山、というやりきれなさが終始。
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意図してのことだろうが、どうにも違和感が抜けなかった。というのは、老女達の使う言葉。村からろくに出たこともない、本を読む 贅沢など許されそうにない住環境の老女達が、愚弄とかそういう言葉を使うのだろうか? 他にもリアリティがあるようでリアリティがないような・・・ それにしても、老女...
意図してのことだろうが、どうにも違和感が抜けなかった。というのは、老女達の使う言葉。村からろくに出たこともない、本を読む 贅沢など許されそうにない住環境の老女達が、愚弄とかそういう言葉を使うのだろうか? 他にもリアリティがあるようでリアリティがないような・・・ それにしても、老女達の強靭さんには脱帽!
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斎藤カユは見知らぬ場所で目醒めた。姨捨の風習に従い、雪深い『お山』から極楽浄土へ旅立つつもりだったのだが。そこはデンデラ。『村』に棄てられた五十人以上の女により、三十年の歳月をかけて秘かに作り上げられた共同体だった。やがて老婆たちは、猛り狂った巨大な雌熊との対決を迫られるーー。生...
斎藤カユは見知らぬ場所で目醒めた。姨捨の風習に従い、雪深い『お山』から極楽浄土へ旅立つつもりだったのだが。そこはデンデラ。『村』に棄てられた五十人以上の女により、三十年の歳月をかけて秘かに作り上げられた共同体だった。やがて老婆たちは、猛り狂った巨大な雌熊との対決を迫られるーー。生と死が絡み合い、螺旋を描く。未だ見たことのないアナザーワールド。 「彼女の選択は、村上春樹『世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド』の終盤、「僕」が「影」の忠告を斥け、虚構の世界に留まる場面を思わせるが、「大目標」を模索するカユがー同時に佐藤友哉がーその結論に満足していないことも明らかだろう。」 佐藤友哉やっぱりすごい。
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