ナニワ・モンスター の商品レビュー
途中の国家の闇のような情報が本当にリアリティがあるように見えます。結構信じてます。 世相の真相にズガっと触れて、さらっと終わる感じです。
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新型インフルの話と思いきや、 政治の話が永遠と続き、最後に辻褄合わせになった感。彦根さんがでてくるとなんだかウンザリしてくる。 今回も激しくかき回したあげく なんだか尻窄みだったかも。 登場人物の思い入れ度が低かったからなんだろうか。。。
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医療というよりも政治的要素が強いような感じだった。 最初は、新型インフルエンザのことで医療的な部分が多かったが、後半はスカラムーシュから日本三分の計が出てきて政治色が色濃くなったと感じた。 国見教授と対話の所でちょこっと白鳥が出てきたが、ここでも白鳥節炸裂だった。 新型インフルエ...
医療というよりも政治的要素が強いような感じだった。 最初は、新型インフルエンザのことで医療的な部分が多かったが、後半はスカラムーシュから日本三分の計が出てきて政治色が色濃くなったと感じた。 国見教授と対話の所でちょこっと白鳥が出てきたが、ここでも白鳥節炸裂だった。 新型インフルエンザの部分で、菊間医師親子の対応とかをもう少し取り上げてくれればよかったなと思った。
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Aiをめぐる司法と医療の戦い(?)とかAiベースの理想郷(?)になるといきなり失速する…のは、まあ、そこがたぶん海堂さんの一番 書きたいことだから仕方ないんだろな。
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海堂さんのバチスタシリーズの流れにある「ナニワモンスター」です。文庫版の発売を気に、単行本を図書館にて。 得意の医療ミステリーと思いきや、大きく良いほうに期待を外して、政治色の強い、日本の官僚社会を批判するようなストーリー。久しぶりに、着地点が全く見えない話に、読みながらドキ...
海堂さんのバチスタシリーズの流れにある「ナニワモンスター」です。文庫版の発売を気に、単行本を図書館にて。 得意の医療ミステリーと思いきや、大きく良いほうに期待を外して、政治色の強い、日本の官僚社会を批判するようなストーリー。久しぶりに、着地点が全く見えない話に、読みながらドキドキする小説でした。 キャメル、カマイタチ、ドラゴンの3部構成ですが、時系列では、カマイタチ、キャメル、ドラゴンの順です。 霞ヶ関に関わる部分では、読んでいて自分の位置が行方不明になる難解さがあります。これは私の読書力が不足しているんですが、先を読みたいのに、再確認が必要なのは、歯がゆいです。 本文引用ですが、 「日本の人口は減少に転じ、社会は滅びのフェーズにはいっている。必要なのは拡大文明の背骨を支えた過去のロジックを踏襲ではなく、縮小文明の店じまいルールの新たな構築です。」 これには、正直、シビレました。 バチスタで活躍した白鳥圭介が、キーマンで少し登場。浪速府知事の村雨弘毅は、おそらく当時の橋下さんがモデルですね。 物語の主軸に居る、彦根新吾。この人は、バチスタシリーズのどこに居た人でしょうか?「医療界のスカラムーシュ」と呼ばれる彦根医師の暗躍?も読んでみたい。 バチスタシリーズは、虫食いのランダム読みで、関係性は整理できていないのですが、恐ろしいシリーズですね。 「ナニワモンスター」もお勧めですよ!!
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新型インフルエンザ「キャメル」の蔓延に始まり、どんどん話が大きくなって「日本三分の計」にまで膨れ上がり、チームバチスタのメンバーの登場になる。 何ともつかみどころのない小説だった。
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新型インフルエンザが発生した! 水際作戦が敢行されたが、第一号の患者は渡航歴の無い少年だった。 興味深い展開で面白く読んでいたが、途中から政治的陰謀に話は広がっていく。 新型インフルの、前半の方は読んでいて面白かったが、後半は人間関係も分からない部分があって残念に思った。
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彦根先生のクラッシャーぶりがサイコーです(´Д` )インフルエンザの話かと思ったら、違ってました。やっぱりAIなんですね
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
新型インフルエンザキャメルをめぐって、医療と司法、行政などの思惑が交錯する物語。 桜宮サーガでの時代的な位置づけとしては、イノセントゲリラの祝祭後、アリアドネの弾丸・極北ラプソディの直前にあたる物語で、スカラムーシュ彦根の動向が見えるお話になっています。 恐らく、現在週刊新潮で連載中の「スカラムーシュ・ムーン」が続編に当たると思われますが、ここで、アリアドネの弾丸やケルベロスの肖像の出来事の裏での彦根の動きが描かれていると推察されます。 ケルベロスの肖像終盤で、彦根が警察庁の斑鳩に対し「浪速の件では負けません。」と言っていた意味も分かります。 タイトルのとおり、今回の主な舞台は、桜宮サーガで大阪をモデルとしたと思われる「浪速府」が舞台。 某有名市長をモデルにしているかどうかは不明ですが、浪速府知事として村雨知事が登場。彦根と行動を共にします。 今回のテーマは、新型ウィルスの蔓延をめぐる攻防かと思ったのですが、実はこれは壮大なテーマの枝葉の一つに過ぎず、実際に彦根の描く思惑はあまりに壮大で、今回の物語はその壮大な思惑の序章に過ぎません。 浪速府独立を目指す村雨知事と、当然それを阻止しようと動く国。 更に、道州制とその先の日本三分立・・・。 ここに、今回もAiの権益争いが絡んできます。 安穏と暮らしている自分には想像もつかないけれど、革命とはそういうことなのでしょう。 結果として成功すれば後世で英雄となるかもしれませんが、失敗したら反逆者で終わりです。 きっと、幕府に反旗を翻した坂本龍馬たちも、当時の立ち位置はそんな感じだったのかなぁと思ってしまいました。 そうなると、何だか彦根が龍馬に重なって見えてきた。 いや、船中八策ならぬ機上八策を立てた村雨のほうが龍馬かな? 村雨知事、最後は浪速地検副本部長の鎌形の提案(実際は警察庁の斑鳩の依頼ですが)を受け入れ、浪速大学の死後画像分析(Ai)センターを警察主導とすることを約束してしまう。 キャメルの一件だけは収まりましたが、その他の要素は風呂敷を広げたままなので、これを今後どう収束させていくのか。 村雨知事にAiセンターの主導権について、裏切られた彦根はどうするのか。 やはり、この物語は長い序章に過ぎないと思うのです。 まさかソトゴト(警察庁公安部外事課)まで絡んでくるとは・・・。 斑鳩は相変わらず不気味です。
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数年前の新型インフルによるパニックを思い出した。何かにつけて日本人はマスコミに踊らされすぎだ。 ただし彦根が出てくると面白くなくなるのは私だけ?
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