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ナニワ・モンスター の商品レビュー

3.4

213件のお客様レビュー

  1. 5つ

    12

  2. 4つ

    73

  3. 3つ

    85

  4. 2つ

    26

  5. 1つ

    1

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2011/05/21

ナニワの小さな診療所で日本に入ってきてるはずのない新型インフルエンザキャメルウイルスが見つかった。 感染発症によりナニワ経済は大打撃を受けて崩壊寸前! そこに登場する某知事を彷彿とさせる村雨知事。 実はこの騒動の裏には霞ヶ関の陰謀があった。 そして村雨知事のフィクサーにはスカラム...

ナニワの小さな診療所で日本に入ってきてるはずのない新型インフルエンザキャメルウイルスが見つかった。 感染発症によりナニワ経済は大打撃を受けて崩壊寸前! そこに登場する某知事を彷彿とさせる村雨知事。 実はこの騒動の裏には霞ヶ関の陰謀があった。 そして村雨知事のフィクサーにはスカラムーシュ彦根が暗躍してた。 これだけでも十分面白いの検察の問題、厚生労働省の問題、司法vs医療といろいろと詰め込みすぎてちょっと難しくなってしまったかなっと思った。 でも医療を切り口に実際に起こった事件をうまく絡ませながら桜宮ワールドを展開させていく力は流石です。

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2011/05/20

少し以前に話題になり、なかば狂騒状態ともなった新型インフルエンザ騒動。うわわ、まったくそのとおりですよ。なんとも皮肉に描かれていますが、これは確かに現実でした。さて、これがさらなるパニックを巻き起こす物語かしら、と思っていたら。 ……うーん、予想したウィルスパニックな状態よりも、...

少し以前に話題になり、なかば狂騒状態ともなった新型インフルエンザ騒動。うわわ、まったくそのとおりですよ。なんとも皮肉に描かれていますが、これは確かに現実でした。さて、これがさらなるパニックを巻き起こす物語かしら、と思っていたら。 ……うーん、予想したウィルスパニックな状態よりも、ある意味恐ろしいかも。裏で蠢くさまざまな企み。食えない人物ばかりが暗躍し、しかしこのキャラってどっかで見たような気がしないでも?(笑) すかっとするエンターテインメントではないけれど。考えさせられることは多いですね。 海堂作品おなじみのキャラも多数登場。そして行き着く先は、やはりAi論議。現実に役立つかどうかとお役所的な有用性は、両立しないんでしょうかね。記念撮影になっちゃうとは、たしかに意味がない。

Posted byブクログ

2011/05/20

2011.5.14読了。 インフル騒ぎから、浪速知事の浪速の独立なんていう政治の話が出てきたと思ったら、やっぱり基本は医療の話でした。そしてやっぱり桜宮が出てくる。

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2011/05/18

数年前に日本で話題になった新型インフルエンザの話がモチーフとなっています。 その新型インフルエンザを取り巻く厚生労働省や、国、地方自治体の動きをミステリアスに描いています。 正直読み出しはかなり引きつけられるものはあったのですが… 物語に冒頭に出て来た登場人物は後半全然出て...

数年前に日本で話題になった新型インフルエンザの話がモチーフとなっています。 その新型インフルエンザを取り巻く厚生労働省や、国、地方自治体の動きをミステリアスに描いています。 正直読み出しはかなり引きつけられるものはあったのですが… 物語に冒頭に出て来た登場人物は後半全然出て来ず、前半と後半は全く別の物語になってしまった感はありますね。 前半の物語に若干含みを持たせたまま終わってしまっているのが残念。

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2011/06/03

「よくわからなかった」というのが正直な感想。新型インフルエンザの発生から物語が始まり、色々と展開していくのですが、その広がりに私の理解力がついていきませんでした。個人的にはもっと医療色の強い話が好きです…

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2011/05/15

これまでの海堂さんの本は、幾重もの太い伏線があって、なるほど~あれがこうなるのか…と、とても面白く読み進められたのだが、これはちょっと肩すかしっぽかった。 現在の世情を組み込みすぎの感が強く、伏線はあるものの細く、章ごとにブチブチ切れているようだった。 一番のお気に入りキャラクタ...

これまでの海堂さんの本は、幾重もの太い伏線があって、なるほど~あれがこうなるのか…と、とても面白く読み進められたのだが、これはちょっと肩すかしっぽかった。 現在の世情を組み込みすぎの感が強く、伏線はあるものの細く、章ごとにブチブチ切れているようだった。 一番のお気に入りキャラクターのムク鳥さんの出演ページも少なかったし…な。

Posted byブクログ

2011/05/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

海堂尊「ナニワモンスター」読了。浪速(大阪?)に舞台を移す。浪速を襲う新型インフルエンザに隠された陰謀があった。 いわゆるスピンオフものだが、最後までいくと、田口白鳥シリーズに強くリンクしていると気付く、特に「アリアドネの弾丸」。AIに繋がるものはほとんどだろう。したがってこれらを読んでなければ面白さは半減する。しかし今回は話題の実際の事件を巧みに絡めて、医療を通し、中央官僚の体質が日本を蝕んでいる実体を明らかにしている。 暗いだけでなく、未来の構想の光もある。きわものキャラと思っていた彦根が活躍したので驚いた。

Posted byブクログ

2011/05/11

関西最大の都市・浪速で新型インフルエンザ「キャメル」が 発生した。 経済封鎖による壊滅的打撃、やがて仄見える巨大な 陰謀。 ナニワの風雲児・村雨府知事は、危機を打開できるのか? 一体どこまで世界を広げるおつもりか・・・。 もうこの世界を閉じる気はないのではないかと思いましたね...

関西最大の都市・浪速で新型インフルエンザ「キャメル」が 発生した。 経済封鎖による壊滅的打撃、やがて仄見える巨大な 陰謀。 ナニワの風雲児・村雨府知事は、危機を打開できるのか? 一体どこまで世界を広げるおつもりか・・・。 もうこの世界を閉じる気はないのではないかと思いましたね。 きっと私が生きている間この国は変わらないだろうから、海堂さんが描くネタも尽きることはなく・・・。 完結を期待するのはやめて、ずっと読み続けられることを期待するほうにシフトしたほうがいいのかも。 と思ってしまった今作。 新型インフルエンザのパニックを思い起こさせる、「キャメル」騒動から始まり。 霞が関の暗躍に彦根・村雨の逆襲。もちろん「司法VS医療」と日本の未来まで。 彦根に語らせる、海堂さんの主張てんこ盛り。 いつもの医療制度云々から、一歩突き出た印象。 政治的な、国家的な視点が付加された感じ。 官僚批判もより鋭くなり、加えて医療崩壊に一市民が加担しているという現状についても警鐘を鳴らしていました。 うまいこと実在の人物や事件を思い起こさせるように書いてあるから、かなりリアルに感じたりして。 すれてなかったら全てが真実だと思ってしまったかもね。 でもこれはエンターテイメント。面白く読ませていただきました。 物語的には、やっぱり尻切れトンボな印象が残念。 ポンタ姫とジュンジュンのコンビがフェードアウトしてしまったのも納得いかないし。 ラスト、せっかくの成果がこの決断で安泰でなくなってしまったのも気になる。 これだけあちこち手を広げてて、「ナニワ」の続きは書いてくれるんでしょうか? 全ての物語が1点に収束される日はくるのでしょうか?

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2011/05/05

さすがは海堂さん、な面白い作品でした。 微妙に現実とリンクしている分、みるみる膨らんでいく話にドギマギしてしまいます。 スピード感と面白さは申し分ないのですが、この一連の物語、ちゃんと収束するのだろうか?とほんの少し心配になったりも。

Posted byブクログ

2011/05/05

海堂Aiサーガに、ちょっとエンタテインメント要素が戻ってきた。そして、物語は再加速した感じ。 さて、事実は小説より奇なり。2011.3.11の震災を、この作者ならば反映させるかもしれない。今後の展開に期待しよう。

Posted byブクログ