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ナニワ・モンスター の商品レビュー

3.4

213件のお客様レビュー

  1. 5つ

    12

  2. 4つ

    73

  3. 3つ

    85

  4. 2つ

    26

  5. 1つ

    1

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2011/06/12

「終章 両雄並び立たず」この章名で気付いたけど、そうか…。 海堂さんの話は事実を基にしていたり、ご本人が医師のためいつでも一本筋が通っていると私は思う。 しかもそれがブレない。 だからか、一つの話の中にずんと重く響く言葉が何個もある。 ジェネラルしかり、ジーンしかり、ブラックペ...

「終章 両雄並び立たず」この章名で気付いたけど、そうか…。 海堂さんの話は事実を基にしていたり、ご本人が医師のためいつでも一本筋が通っていると私は思う。 しかもそれがブレない。 だからか、一つの話の中にずんと重く響く言葉が何個もある。 ジェネラルしかり、ジーンしかり、ブラックペアンしかり。 ナニワモンスターでは、もちろん大きなテーマは別にあるんだけど、今の情報社会においてこの言葉が私にはずんと来た。 「司法と官僚の過ちを、新聞、テレビといった大メディアは糾弾しない。彼らは現代日本における真の権力者が誰か、よく熟知している。大メディアは権力批判という牙を抜かれた従順な飼い犬だ。刃向かってこない弱者にだけ、齲歯だらけの歯で一方的に噛みつき、あたかも正義の雄たけびを上げているようなフリをしている。」 今の状況がまさにそうなんじゃないかな、と。 これだけ情報があふれているから溺れそうにもなるけど、そこから情報を掬いあげて、取捨選択をする力をこちらがつけなきゃいけないと、思う。 享受することに慣れてしまってはダメなんだ。

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2011/06/10

新型インフルエンザが浪速市で発生して・・・ なんだかんだ言って、いつもの展開でAiネタへ。 もう飽きたよ、と思いながらも普通におもしろいから困る。

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2011/06/09

新型インフルエンザ「キャメル」が発生。 その裏で進む浪速府対霞ヶ関、彦根対斑鳩。 医療問題から道州制まで話しが広がり、AIへ。 今回も面白かったです。最近の海堂作品は終わりがすっきりしない、海堂ファンは楽しめるがそれ以外の人はどうかな。

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2011/06/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

読了 あ・・あれ?新型インフルが浪速で蔓延! その裏には厚生労働省が・・・てな話ですが 政治取引だけでお話が終わってしまった。 ここから話が広がって行きそうなので 次のお話に期待 しっかし、この作者AI好きですねぇ

Posted byブクログ

2011/06/04

彦根メインの話は長期なので広げた話が一冊で終わらないのはしょうがないとしか言いようがない。シリーズの中の一話として読んでるから良いが、単発で読んだらどうなんだろうと思った。

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2011/05/26

簡単にまとめちゃうと「大阪 vs 霞ヶ関の闘い」というストーリーはお話としては確かに面白いんですけどねぇ。ただ、霞ヶ関が大阪に仕掛けた理由というのが荒唐無稽でおよそ現実的とは思えないし、途中からはお得意のAi論になっちゃって「やっぱソレね」とウンザリ感いっぱいです。それにしても「...

簡単にまとめちゃうと「大阪 vs 霞ヶ関の闘い」というストーリーはお話としては確かに面白いんですけどねぇ。ただ、霞ヶ関が大阪に仕掛けた理由というのが荒唐無稽でおよそ現実的とは思えないし、途中からはお得意のAi論になっちゃって「やっぱソレね」とウンザリ感いっぱいです。それにしても「医療による、司法制御」って、Aiは万能ツールかよ(笑。

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2011/05/26

前半はパンデミックだが、後半はこれは政府というかある官からの陰謀であって、最後には海堂尊でお馴染みのAiが関わってくる。首尾一貫、これほどAiの話が出来るとは感心する。 桜宮を飛び出して、日本という国全体の話になって来た。次の展開が楽しみです。

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2011/05/25

一昨年のインフルエンザ騒ぎを思い出して、ひょっとしてそういうことだったの?!って思ってしまいました。一見論理的な説明も裏を返せば…なんてこと色々ありそうですね。

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2011/05/24

Aiの位置づけがはっきりしてないためか、作品自体もどっちつかずにーの中途半端な結論でしかなかったよう デビュー作のようなエンタメに特化したような作品が久しぶりに読みたい

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2011/05/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

海外で発生した新型インフルエンザウイルス、通称キャメル。 それは、とうとう日本にも入ってきてしまい、政府は水際作戦を開始し、蔓延を防ごうとする。 しかし、そのウイルスは弱毒性であり、それほど脅威というわけではなかった。 それでも、メディアや専門家はそのウイルスを強毒性のものと前提して扱い、騒ぎを大きくしようとしていた。 その裏には、官僚の不祥事を覆い隠す目論見があったのだった・・・ ・・・と、いうところまでは何とか理解できたのですが、第三部のドラゴンからは話が掴みにくくなってしまい、うまく整理ができませんでした。 ただインフルエンザが蔓延してえらいこっちゃという話ではなく、その裏にある企てを追究する場面は面白い展開だと思いました。 この本は、まるで現実の日本医療の人手不足、財源不足を映し出しているようでした。

Posted byブクログ