ナニワ・モンスター の商品レビュー
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明らかに鳥インフルエンザ騒ぎをベースとした、キャメルインフルエンザ騒動。故意に恐怖を煽り、マスコミで浪速の封鎖を唱える本田准教授。それに対し、インフルエンザの弱毒性を訴える検疫官の喜国と毛利。 これが本線かと思いきや、背景には中央からの独立を目指す村雨府知事と、それに対抗する厚生労働省および警察庁の斑鳩の政治的な対立。 さらに村雨らを誘導するスカラムーシュ彦根の姿が。 村雨は彦根と鎌形を手元に置くが、浪速大のAiセンターに対しては、2人の意見が異なり... 医療と政治のあり方を考えさせられる。
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海堂ファンならずとも相変わらず引き込むパワーは抜群です。 今回は田口・白鳥コンビものではありませんが例のごとくキャラクターの繋がりはあります。 詳しくはもったいないので書きませんが…。 地名も実際の地名と異なりますが、どこを示唆するのかはすぐに判ります。 ナニワ→...
海堂ファンならずとも相変わらず引き込むパワーは抜群です。 今回は田口・白鳥コンビものではありませんが例のごとくキャラクターの繋がりはあります。 詳しくはもったいないので書きませんが…。 地名も実際の地名と異なりますが、どこを示唆するのかはすぐに判ります。 ナニワ→大阪、のように…。(笑) 海堂作品を未読の方には、本作を読む前に「ゲリラ」と「アリアドネ」の既読をお勧めします。
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中盤、読み流していまいました。 作者である医師がつたえたいことを登場人物に語らせていて、 でもインフルエンザのパンデミックだけならまだしも、 政治がそこへ絡んでいて、その部分がおもしろくなかったです。
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浪速府に新型インフルエンザが発生!!実は浪速府を経済封鎖に追いこむ陰謀。最初はインフルエンザが流行っている時に読んだ事もあって、ぐいぐい引き込まれたけれど第二部で失速してしまった(--;) 新型インフルエンザの話だけでも充分だったのに…
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「チームバチスタの栄光」があまりに面白く、そのご予約しても半年は本が来ないほどの人気。3/4までは、新型インフルエンザの恐怖や官僚主義、地方自治の問題をパロっていて、本当にありそうな気がしてくる。しかし、期待が大きすぎたせいか、結末が次への伏線を張っているようで若干残念。
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浪速を舞台に右往左往する 新型インフル・キャメル 。 何故、渡航歴もない浪速の小学生から新型インフルが? 浪速が日本からの離脱を巡り、霞ヶ関が先か、浪速府が先かの攻防戦。 サイレント・ドッグ斑鳩は出てくるし、火喰い鳥白鳥も出てくる。 浪速府がミニ日本を作る。 ついに 桜宮vs霞ヶ関 だけでは飽き足らず日本全国を巻き込んでいく。 今回の浪速(浪速市)、北海道(極北市)、東北(万台市)、九州(太宰市)。 流石の海堂氏。スピード感あり過ぎ(^^;) 彼方此方でのリンク、時系列、楽しかったです。 これからどう絡んでいくのか楽しみで仕方ないです。
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図書館で予約して6か月程度待ってから読むことができました、著者は「チームバチスタの栄光」で有名な海堂氏です。 この本は小説(フィクション)なので、ここに書かれていたことが起きていたと信じるのはどうかと思いますが、一昨年(2010年)4月の新型インフルエンザ騒ぎを思い出すと、なん...
図書館で予約して6か月程度待ってから読むことができました、著者は「チームバチスタの栄光」で有名な海堂氏です。 この本は小説(フィクション)なので、ここに書かれていたことが起きていたと信じるのはどうかと思いますが、一昨年(2010年)4月の新型インフルエンザ騒ぎを思い出すと、なんかきな臭いものを感じたのも事実でした。 また、この本では巷で言われている道州制は州間の格差が大きすぎて成功する可能性が少なく、その代りとして、現時点でのGDPをほぼ等分に振り分ける、関東州・東日本州・西日本州(各々200兆円)3つの共和国にした方が良いという提言もなされています。 日本の将来像の一つを占う読み物としても楽しませてもらいました。 2012年1月9日作成
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Aiからぶれないのは作者らしくて嫌いじゃない。それだけ訴えたいことなのだろう。 前半には凄く引き込まれたけどAiの分後半間延びしてしまった感がある。
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前半は面白かったんだけどなぁ、後半でちょっとくたびれちゃったよ。 AIに命をかける、海堂さん。今回も全然関係ないと思わせておいて AIだった。 ちょっと、お腹いっぱいだな。 最初面白かったのになぁ。新型インフルエンザに翻弄されてしまうところなんて、2年前を思いだした。
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◆途中まではテンポもよく、引き込まれる感じで読めましたが、村雨知事の出張部分で少し興味が薄れてしまいました。 ◆最後も、結局村雨知事がどういう選択をしたのか(どのように考えたのか)がよくわかりませんでした。 ◆読みやすさという点では、海堂作品ということで良いです。
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