サウスポイント の商品レビュー
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なんとなく懐かしい感じがするなーと思っていたら、大好きな「ハチ公」の続編でした。まさか続編に出会えるとは思ってなかったので、しみじみと読みました。お気に入りの作品です。
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このところのよしもとばななさんの小説は展開が読めてしまう上に、誰がどの作品に登場したのか分からないくらい全員そっくり。 女性陣は辛口で芯をもっていて、だけどとてつもなく深く大きな影を持っている、という… スピリチュアルでついていけません…
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ばななはたまに読むと割と感心するね。 モチーフを丁寧に扱っている。 運命的なものに対する、頭と体のずれ。 亡霊的なものと、土地の記憶。 前者の組み合わせは未来を含む現在で 後者の組み合わせは過去を含む現在だ。 それらを交錯させながら、あくまで現実的な話であるのに、 幻想的な...
ばななはたまに読むと割と感心するね。 モチーフを丁寧に扱っている。 運命的なものに対する、頭と体のずれ。 亡霊的なものと、土地の記憶。 前者の組み合わせは未来を含む現在で 後者の組み合わせは過去を含む現在だ。 それらを交錯させながら、あくまで現実的な話であるのに、 幻想的な空気を作り出している。 そういえば、あとがきで「ハチ公の最後の恋人」の 後日談でもあると書かれていて、ちょうどそれが 僕の最初に買ったハードカバーだったことを思い出した。 いくつになっても甘酸っぱいなぁ。
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昔から、吉本さんの言葉はハッと気付かされるものが多い。誰かを一途に思うことの何とも云えない気持ち悪さを初めて考えさせられた。ハワイが舞台になってることで、腐のぬめりが消えていく。バランスがいい作品だと感じた。
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とくに面白い文章でもなく、想像力豊かな話でもなく、なのになんとなく読まされる雰囲気小説。地味だけど信念があり、ちょっと辛口な文化系女子特有のアレがあり、そんなところがちょっと気持ち悪くて心に残る、不思議な本。それにしても、あいかわらず、よしもとばななは、著者の写真を見てがっかりす...
とくに面白い文章でもなく、想像力豊かな話でもなく、なのになんとなく読まされる雰囲気小説。地味だけど信念があり、ちょっと辛口な文化系女子特有のアレがあり、そんなところがちょっと気持ち悪くて心に残る、不思議な本。それにしても、あいかわらず、よしもとばななは、著者の写真を見てがっかりするNO.1である。
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完全に、表紙に惹かれて選んだ本。写真が綺麗! ハワイとその音楽に想いを馳せます。 手元に置いておいて、また読み返したい。
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珠彦くんがこの人に言葉で伝えた私の全てを、私こそが取り戻したかった。 きっといちばんきれいで輝いていて一途だった私のおろかな初恋の姿を。 『ハチ公の最後の恋人』の続編。 相変わらず刹那的なのに永続的っていう矛盾がすっぽりと収まってる小説だと思う。 号泣するわけじゃないけど、静かにはらはら涙するような世界観がやっぱりだいすき。
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夕方の海の近くの水気を含んだ風の匂いが、基本的には立ち込めている小説です。日本のそれでは、ないんだと思います。こんこんと、好きです。
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これ読んでぐーーんとハワイ島への想いが高まる。観光だけの楽しみではない、なんかうまく言葉にできない期待。オアフだけでなくてビッグアイランドを選択した自分を誉める!
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