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サウスポイント の商品レビュー

4

75件のお客様レビュー

  1. 5つ

    19

  2. 4つ

    25

  3. 3つ

    17

  4. 2つ

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2015/07/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

珠彦くんとテトラの関係、珠彦くんのお母さんであるマオさんの強さに、とても癒されました。ばななさんの作中に出てくる人々の価値観って奇抜だけどあたたかくて好き。 ”じっくりとあきらめていくのは、たまになにもかもが昔に戻ったような、これからなにもかも良くなっていくと錯覚させるような希望の瞬間があるぶん、急にあきらめることの何倍も悲しいということを私は知った。”

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2013/01/24

とてもよかった。 登場人物それぞれがなんとか心にとどめている、きれいな感情もきたない感情が、ハワイのぎらぎらした光のせいで一つ残らずくっきりと浮き上がってしまう、そんな感じ。 よしもとばななのスピリチュアルな要素は、合わない時にはほんとに合わないんだけど、今回はとてもいい具合に設...

とてもよかった。 登場人物それぞれがなんとか心にとどめている、きれいな感情もきたない感情が、ハワイのぎらぎらした光のせいで一つ残らずくっきりと浮き上がってしまう、そんな感じ。 よしもとばななのスピリチュアルな要素は、合わない時にはほんとに合わないんだけど、今回はとてもいい具合に設定に組み込まれていた気がします。 ハワイいきたいな~

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2016/01/13

この設定、どこかで読んだと思ったら『ハチ公の最後の恋人』の続編ということでこちらも再読中。 宗教観・説教臭さが他の作品より薄くてすごく好きな1冊でした。 今の私の心に寄り添ってゆっくりゆっくり焦らずに良いんだと優しい元気をもらいました。 ★2016年再読 やはり好きな本でした。

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2012/09/30

時々、無性によしもとばななが読みたくなる。 大抵、癒されたいときか満たされたいとき。 今回は島本理生さんと山﨑ナオコーラさんがついったでよしもとばななの話をしていてふと読みたくなったのだけど。 ストーリーは予測がつくし、何がどうってことはないのだけど、 「よしもとばなな」の世界...

時々、無性によしもとばななが読みたくなる。 大抵、癒されたいときか満たされたいとき。 今回は島本理生さんと山﨑ナオコーラさんがついったでよしもとばななの話をしていてふと読みたくなったのだけど。 ストーリーは予測がつくし、何がどうってことはないのだけど、 「よしもとばなな」の世界に触れたくなるときってあるんだな、と再確認した。 人生とか生命とか、少し宗教っぽい感じがするのがどうしてもちょっと苦手だな、と思ってしまう。 救いを求めている人にとっては大切な一冊になるのかもな。 「ハチ公最後の恋人」の後日談と知らず、こちらから先に読んでしまった。 山﨑さんおすすめの「ハチ公」は途中で止まっているので、今夜読み切ってしまおう。

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2012/09/13

『ハチ公の最後の恋人』の後日談ということで。 ずっと読みたくてやっとよめました。 表紙の写真が好き。ハワイ行ってみたくなりました。

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2012/09/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

久しぶりに好きなばななだった。 いつもの暗い要素(複雑な家庭、変人の親、変り者の幼馴染の男子、など)はありつつも、あまり神様臭いことも弱くて、よかった。ハワイだから最近の暗さが少し軽減されたのかな。 ユキヒロのお母さんが、ばなな作品によくある、豪快な強いお母さんで、やっぱりこころ強く惹かれる。 ハワイ行きたい!!

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2012/08/27

ハワイを舞台にしたお話。 読んでる途中にこの本が「ハチ公の最後の恋人」の続きのお話であることに気付いた。 私はあの話はあれで終わってしまうことに納得していたのになんだか続きが出来てしまったことにちょっぴり寂しくなったのでした。 よしもとばななが本当に美しくハワイを書いている...

ハワイを舞台にしたお話。 読んでる途中にこの本が「ハチ公の最後の恋人」の続きのお話であることに気付いた。 私はあの話はあれで終わってしまうことに納得していたのになんだか続きが出来てしまったことにちょっぴり寂しくなったのでした。 よしもとばななが本当に美しくハワイを書いているからハワイに行ってみたいな~と思いました。 「変わらないから一生わかりあえないし、変わらないからこそすばらしい彼。」 なんかこの言葉がしっくりきた。 2011.10.2

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2012/08/16

「おめでたいカップルの、おめでたい女の子。好きよ。」 おとなが描く子どもは やっぱり少しずるくておとな。 好きです、ばななさん。 この方の作風が今はしっくりくる。 好きだった男の子。 離れてしまった男の子。 テトラの家族。 珠彦の家族。 キルト。 ウクレ...

「おめでたいカップルの、おめでたい女の子。好きよ。」 おとなが描く子どもは やっぱり少しずるくておとな。 好きです、ばななさん。 この方の作風が今はしっくりくる。 好きだった男の子。 離れてしまった男の子。 テトラの家族。 珠彦の家族。 キルト。 ウクレレ。 そして、ハワイ。 ハワイに行きたくなってしまう。 なんてことない毎日を 喪失を味わった人たちのその後を描いている。 一度離れてしまった二人は、 偶然なのか運命なのか。 珠彦のいちいちが、素敵だった。 それは私が重くてゆがんでるから??苦笑 ドラマでもマンガでも恋愛が成就するのなんて一瞬で、 その後はすぐライバルが登場したり、仲違いしたり。 幸せなのはすぐ去っちゃう。 この作品はそうぢゃなくて、 ゆるやかにしっかりと 空いたトコを埋めていくような。 ドキドキしてしまった。 好きだ。珠彦。笑 そして、 冒頭の夜逃げの場面。 キラキラしてドキドキして夜逃げなのに素敵だった。 「美しいものを集めて、たくさん集めて、ポケットに入れて、  こぼれるほど意地汚くぱんぱんにつめこんで  死んでいきたいと私は思っていた。」 「たわいなくてバカみたいだけれど、私は本気だった。  このままでいい、時間が過ぎたら困る、  だってきっと全てが変わってしまうから、  そういうふうに私は思ったのだ。」 読後が気持ちよかったです。

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2012/06/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ハチ公の最後の恋人の続編、ということで前作も再読してから読みはじめたものの。 途中まで全然、何が繋がっているのかわからなかった。 やっと真ん中あたりで、ああ、あなたはマオちゃんだったのね!!と、急に知らない土地で友人と再会したかのような感動の場面。 私にとっては、今回の主人公たちの恋よりも、前作の離ればなれになったマオちゃんたちのその後の恋の行方を知れたことが大きい作品。 いつもながら、丁寧に言葉が紡がれているから、また読みかえそうとも思う。 よしもとばななは、何回か読んで体に言葉を浸透させてゆく読み方が私には向いているので。

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2012/06/07

久しぶりのバナナさんワールド。 眠いながら毎晩読んで気づいたら寝てた。 パンケーキが美味しそうなのが、印象的でした(^_^)

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