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哄う合戦屋 の商品レビュー

3.8

66件のお客様レビュー

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2015/12/03

信州のある合戦屋の物語。 いつの世も、男は女に命を賭すか。 まあ、ありがちな設定だが、キャラもしっかり立っているし悪くない。 勧善懲悪。 日本人受けするストーリー。

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2014/08/02

時は戦国時代後期、土豪が群雄割拠する、中信濃にヒタヒタと忍び寄る武田信玄の影。明日も分からぬ時代において、なんと武田に抗い、名も無き土豪を押し立て天下を取らんとする野望を持つ、孤高の天才合戦屋がいた。。最近流行りのエンタメ歴史小説。富や名声よりも、己の夢を優先するストイックなまで...

時は戦国時代後期、土豪が群雄割拠する、中信濃にヒタヒタと忍び寄る武田信玄の影。明日も分からぬ時代において、なんと武田に抗い、名も無き土豪を押し立て天下を取らんとする野望を持つ、孤高の天才合戦屋がいた。。最近流行りのエンタメ歴史小説。富や名声よりも、己の夢を優先するストイックなまでのキャラにより、史実と創造をうまく融和させ、物語に躍動感を与える。読了後清涼感漂います!

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2014/02/27

『のぼうの城』『早雲の軍配者』などは、個人的には「イマドキ歴史小説」というカテゴリーに入っています。 この小説もその中に入るかな。 信州一の剛の者であり、戦略家としても第一級の石堂一徹。 たった一人の従者を連れての流浪の身であったが、遠藤吉弘を主君にふさわしいと見込み、その家臣...

『のぼうの城』『早雲の軍配者』などは、個人的には「イマドキ歴史小説」というカテゴリーに入っています。 この小説もその中に入るかな。 信州一の剛の者であり、戦略家としても第一級の石堂一徹。 たった一人の従者を連れての流浪の身であったが、遠藤吉弘を主君にふさわしいと見込み、その家臣となる。 一徹には胸に秘めた野望があった――というお話。 キレ者でありながら武骨な一徹の人物像はなかなか。 でも、若菜というお姫様はちょっと出来すぎの感があります。魅力的にしすぎ、というか。 娯楽性もあって楽しんで読めるし、あまり難しくもないし、気軽に手に取れるイマドキ歴史小説です。

Posted byブクログ

2014/02/24

読ませる力半端ない。戦略や恋模様も充分魅力的だけど、主人公達の言外の会話が秀逸です。 こりゃシリーズ全部読まなくては!

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2014/02/18

戦国時代中期、信濃国を舞台に国人衆達の生き様とそこに合わぬ器を持ってしまった石堂一徹の物語。最初の合戦が百人前後なのに、最後には双方合わせて数千人という大合戦に成り上がってしまった国人衆遠藤家の成り上がりとその崩壊がただ一人の男によって成された事で彼の凄さと孤独が見事に書かれてい...

戦国時代中期、信濃国を舞台に国人衆達の生き様とそこに合わぬ器を持ってしまった石堂一徹の物語。最初の合戦が百人前後なのに、最後には双方合わせて数千人という大合戦に成り上がってしまった国人衆遠藤家の成り上がりとその崩壊がただ一人の男によって成された事で彼の凄さと孤独が見事に書かれている。そして、それを使う遠藤吉弘の人間ぶりに凄く納得。目に見える世界がすべてであって、彼らには天下どころか国すらないのだろう。これこそが国人衆だよなぁ。だからこそ、少ししか出てこないのに武田信玄への凄みがかえって増している。お勧めの一冊。

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2013/11/10

友人の薦めで読んでみた。 登場人物に魅力があり、面白かった。 最後、主人公の孤独さに虚しかった。

Posted byブクログ

2013/11/01

奔る合戦屋のその後。 どっちから読んでも大丈夫。 普段、上司がバカだけどいい人で意見通るからいいか。と思ってる人オススメ。戦後時代モノだけど読みやすい。

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2013/07/29

久しぶりに歴史もののエンターテインメント小説読んだ。 深みみたいなものはないけどおもしろくて一気に読んでしまった。

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2013/07/17

読んでいて、誰のセリフなのかよくわからなくなることがあった。 歴戦の勇者が、単に戦闘をするのではなく、戦術、戦略が真であるという視点は新鮮。絶対的な戦略で、主の所領を短期間に8倍にしたが、最後の大戦で、想定外の敵の動きに対峙するという。。。。。主人公が信州の片田舎生まれではなく、...

読んでいて、誰のセリフなのかよくわからなくなることがあった。 歴戦の勇者が、単に戦闘をするのではなく、戦術、戦略が真であるという視点は新鮮。絶対的な戦略で、主の所領を短期間に8倍にしたが、最後の大戦で、想定外の敵の動きに対峙するという。。。。。主人公が信州の片田舎生まれではなく、東海道のどこかで生まれていたら などと 書かれてもいない事を想像してしまう。

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2013/06/07

《本文より》 「わしがそなたの父を討たなければ、そなたの父がわしを討ったであろう。だが、そうわ言ってもそなたの恨みは晴れない。今は生きるすべてを込めて、このわしを恨むがよい。思えば、互いに因果な業を背負うて生きているものよ」 「今は生きる力の全てを込めて、このわしを恨むがよい」 ...

《本文より》 「わしがそなたの父を討たなければ、そなたの父がわしを討ったであろう。だが、そうわ言ってもそなたの恨みは晴れない。今は生きるすべてを込めて、このわしを恨むがよい。思えば、互いに因果な業を背負うて生きているものよ」 「今は生きる力の全てを込めて、このわしを恨むがよい」 この男には一つ一つのいくさが独立したものではなく、あの厚い胸板の中には将来に対しての確固とした目標と、その目標を達成するための綿密な日程があり、それに沿って今月はこれ、来月はあれと、一段づつ着実に階段を登りつつあるのではないか。 「武田の武勇も知略も、それだけなら少しも恐れに足りませぬ。拙者はただ、武田晴信の大志のみを恐れております。」(大志あるもののみが大業をなす)と固く信じます。

Posted byブクログ