花物語 の商品レビュー
このシリーズでは一番つまらなかった。つまらないという言い方はよくないと思うのだけれど、神原は真面目な子だから仕方なかった。世話役貝木が異質。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
真宵メイン回と思いきやタイムトリップパラレルホラーストーリーだった『傾物語』から約3ヶ月、バサ姉が語り部だった猫物語(白)以来となる暦が語り部でないシリーズ第二弾が神原駿河語り部で登場。 ただそれほど違和感がなかったバサ姉の時と違い、明朗快活いつも元気でBダッシュな神原のイメージとは180度真逆といっていい内省的で自虐的な姿が描かれたのは素直に驚きだったし違和感もあったんだけど最後まで読めばなるほどなあと。 とりあえずシリーズの脱線上等な掛け合いが好きな人には不満に思うかもしれないけど、西尾維新の青春系の小説が好きな人には満足できるんじゃないかと。 ちなみに今回美味しいところで絡む暦がほんとに絶妙に良い味出してるんだよね、ま、なんか順調に変態度も増してるようなんだけれども。 以下羅列 ・すっかり伝説になってる阿良々木さんワロタ ・火憐ちゃんが高校生になった途端妹の部屋に半裸で入り浸るようになった変態兄貴ぶりがパないです ・貝木泥舟が狐さんすぎる ・えーともしかして花鳥桜花=沼地蝋花? ・もちろん妊娠云々は関係なく母親を悪魔の足で殺したくなかったのが自殺の原因とか ・ニュービートルへの拘りにはいーちゃんのベスパへの拘りを思い出した人はきっと多いはず ・合格祝いではなく卒業祝いという事はやはり浪人? ・つか下手すると緒事件のせいで受験さえ出来なかったのかも ・羽川さん何やってるんですか>紛争地帯のNGOに参加して、あっちこっちに地雷が埋まってるオフロードで軍用車を転がしてる ・車で朝帰りってどう考えても誤解されてるよなあ ・火憐ちゃんマジピンチ あそうそう、前回のお話的にいってなんで神原がいきなり3年になってんだよ&時系列はいったいな事に関して云えば ・『傾物語』で初登場、その時は女の子だった扇ちゃんが男として登場 ・自称忍野メメの親戚筋らしいけどそんな事どころか人間かどうかさえかなり怪しくなってきたというか>あ、しまった。今は男子だっけ ・先月の終盤(3月末?)に盛大に行われたファイアーシスターズの解散パーティー ・最近生き急いでいる月火ちゃん ・大丈夫。次回作では何食わぬ顔して高三に戻るからby阿良々木暦 ・二学期の始まり、思い出の学習塾が焼けてしまったあの事件 ・卒業直前のあの事件 ・羽川、神原と来てもう一人は?>女子の髪を切るのはこれで三人目だぜ とまあこんな感じにかなりの伏線ばらまかれる事に。 ま、普通に考えれば現在予定されてる残り3編、「囮物語」、「鬼物語」、「恋物語」で二学期の始まりから卒業まで描かれるという事になるはずなんだけどそこは西尾維新だからなあ、さてどうなりますか。
Posted by
基本的にはこのシリーズは、掛け合いの妙を楽しむもので、シリアスはそのおまけぐらいの認識でいるのだが、今までで一番のシリアス度の今作が意外とハマった。 テーマが個人的に合っていたのもあるし、何だかんだ最後の展開は好きだからかな。
Posted by
「するがデビル」、神原駿河が遭遇した新たな事件の巻。 時系列的にはシリーズ中で最も未来にあたる。『化物語』の時は高校二年生だった駿河が進級し、三年生になった春の話となっている。 コメディーが少なくシリアス。 ぞれはいいもだけれども、神原駿河は私にとってあまりワクワクする存在では...
「するがデビル」、神原駿河が遭遇した新たな事件の巻。 時系列的にはシリーズ中で最も未来にあたる。『化物語』の時は高校二年生だった駿河が進級し、三年生になった春の話となっている。 コメディーが少なくシリアス。 ぞれはいいもだけれども、神原駿河は私にとってあまりワクワクする存在ではないらしい。 神原駿河より貝木の登場にワクワクしてしまうw 私にとっては休憩した感のある物語でした。
Posted by
いまだかつて無いくらい、真面目で堅くて意外性も無くて変化も無い話。自分の正しいと思うことで傷つく人もいれば、自分が傷つけようとした行為で救われている人がいる、そういうことを真剣に考えちゃう神原さんのお話。自分で真面目ってわかってるし、しかもべつに「良い人」って思っているわけでもな...
いまだかつて無いくらい、真面目で堅くて意外性も無くて変化も無い話。自分の正しいと思うことで傷つく人もいれば、自分が傷つけようとした行為で救われている人がいる、そういうことを真剣に考えちゃう神原さんのお話。自分で真面目ってわかってるし、しかもべつに「良い人」って思っているわけでもないし、一番「現実味がある人間」だったという。神原さんって「動かしにくい」キャラだったのね・・って、神原さん語り部になってわかりました。お母さんのこともあるし、けっこう伏線張られていたキャラだと思っていたけれど・・・。どのように「手」から解放されるのかと思いきや・・これも案外アッサリと・・・。いきなり暦くんが卒業しているという時系列にはビックリしたけれど。
Posted by
百合っ子神原駿河さん主人公話 あららぎくん曰わく 青春する話 時間軸的には着実に時間が流れ あららぎくんたちは卒業 駿河さん3年生 冒頭の卒業やクラス替えの話は妙になっとく あんまり面白くなかったな〜 神原さんの変態性の面白さはあららぎくんとの絡みで発揮されるんだろうなー
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
神原の化以降の悪魔の腕との向き合い方が知れてよかったです。 真面目で素直で読んでいてスッキリとしました。 やっぱり、”他人”が見た神原の印象ってバカ真面目なんだなあと、語り部神原の花物語を読んで改めて思いました。語り部部分で自分のことを散々「道化だ」と言っていましたが、自身をしっかり分析できているところが素直だなあと。ますます好きになりました。
Posted by
時系列がいきなり変わったから変な感じだった。 駿河ちゃんの過去を断ち切る話、みたいな感じだろうか。 …てか扇ちゃん(くん?)何者だしww
Posted by
語り部が神原な 花物語 の読了。 変態チックな神原先生の言動は相手が暦だから・・・というのもあるのだろうか。 暦達が卒業し神原が3年生になったところからのお話で、変態話をする相手がいないと、常に自分の内面に自問してるようなキャラだったのね。 化物語初期のような会話のやりとりよ...
語り部が神原な 花物語 の読了。 変態チックな神原先生の言動は相手が暦だから・・・というのもあるのだろうか。 暦達が卒業し神原が3年生になったところからのお話で、変態話をする相手がいないと、常に自分の内面に自問してるようなキャラだったのね。 化物語初期のような会話のやりとりよりも「怪異の話」がきちんとされてて、ちょっと懐かしい感じになってみたり。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
するがデビル。 相談解決率100%の「悪魔様」を調べて、中学時代のバスケットのライバル沼地蝋花と出会う。沼地は泥沼ディフェンスで知られていたが、試合中の事故で左足を壊し、学校も変わった。 沼地は不幸蒐集のために「悪魔様」を行なっており、話を聞いて「私が解決するから待っていろ」とだけ言って何もしないが、たいてい時間が解決してくれるというシステム。問題が大きすぎる場合は引き受けない。 沼地と会った次の日、神原の左手は悪魔の左手ではなくなっていた。 学校に突然現れた沼地は、悪魔のパーツも蒐集しているといい、お互いの悪魔のパーツの話をした。 しかし、次の日沼地は3年前に自殺したことを知る。 同時に貝木から悪魔の頭のミイラを託される。 死を自覚していない沼地を助けるため、1on1で勝負する。抜けない沼地に一旦パスすることで隙をつき、ダンクで勝負を決める。 最後は暦に髪を切ってもらい、ひとつの卒業とする。 名前に花があるから花物語?
Posted by