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花物語 の商品レビュー

3.6

184件のお客様レビュー

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    23

  2. 4つ

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  3. 3つ

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  4. 2つ

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2024/02/04

西尾維新の<物語シリーズ>第7作。『猫物語(白)』ぶり、暦以外の視点で描かれる物語。語り部は勿論、表紙の少女「神原駿河」。 暦とひたぎが卒業した直江津高校で、三年生に進級した駿河。高校生活から敬愛する先輩二人が居なくなり、ぽっかりと穴が開いたような日常を、目的も目標もなく無気力...

西尾維新の<物語シリーズ>第7作。『猫物語(白)』ぶり、暦以外の視点で描かれる物語。語り部は勿論、表紙の少女「神原駿河」。 暦とひたぎが卒業した直江津高校で、三年生に進級した駿河。高校生活から敬愛する先輩二人が居なくなり、ぽっかりと穴が開いたような日常を、目的も目標もなく無気力気味に過ごしていたところ、「願いを絶対に叶えてくれる"悪魔様"」の噂を耳にする。願いを叶える"悪魔の左手"を持つ彼女はこの噂を捨て置けず、調査に乗り出すが―――。 「願いを絶対に叶えてくれる"悪魔様"」の噂に関わることをきっかけに、自身と向き合い、"解き放つ"姿を描いた、神原駿河のための物語。『化物語・するがモンキー』の完結編といった感じか。 暦視点でないのもあってか、終始シリアスな雰囲気。このシリアスさが、暦がいない空虚な高校生活や、「他者からの評価(暦視点の駿河)と、自分自身の評価(駿河視点の駿河)の違い」を表しているようで、なかなかに趣があって良かった。(とはいえ、やはりギャグとシリアスの絶妙なバランスを見せる暦視点の方が好みだが。)

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2022/02/15

胡散臭いおじさん代表である貝木泥舟の焼き肉を奢るシーンがお気に入り。美味しい肉を食えば大概の悩みは解決する。

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2021/09/16

阿良々木暦らが卒業したすぐ後、神原駿河が語り手のスピンオフ的な作品。貝木がめちゃくちゃ良い、良かった、、て感想だったけど阿良々木くんの最後、「だってお前は正しいことをしたわけでも間違ったことをしたわけでもないんだから。お前は青春をしたんだ。」で全て持っていかれた。でも長髪の阿良々...

阿良々木暦らが卒業したすぐ後、神原駿河が語り手のスピンオフ的な作品。貝木がめちゃくちゃ良い、良かった、、て感想だったけど阿良々木くんの最後、「だってお前は正しいことをしたわけでも間違ったことをしたわけでもないんだから。お前は青春をしたんだ。」で全て持っていかれた。でも長髪の阿良々木くんは解釈違いです!

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2021/09/12
  • ネタバレ

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神原駿河の真っ直ぐさが前面に出ていて素敵。 生まれ持ったスポーツの才能を途中で諦めなければならなくなった駿河と沼地。沼地は駿河でなければ成仏することはできなかったはず。最後に助けてくれるのはやっぱり阿良々木くんだった、美味しいところは持っていくんだなあ。貝木さんが少し好きになった。

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2020/12/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

お前は青春をしたんだ。という阿良々木先輩の一言よった。 母親の臥煙さんの言葉もよかった。正義の動機は悪への嫉妬。悪の動機は正義への反感。年寄りの苦言は若さへのやっかみ、子供が大人にはむかうのは経験への嫉み、貧乏は金持ちになりたい、金持ちは貧乏人の自由さを欲する。上司は重い責任のない部下を懐かしみ、部下はふんぞり返る上司になりたい。 最後の最後でハードモードを選んで沼地蝋花と戦った神原駿河かっこいい! 終盤のスピード感半端ない。 蝋花の自殺の要因気になるなー。

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2020/03/20

2020.3.20 読了 シリーズ9作目かな? 神原駿河の物語。 阿良々木暦とか なかなか出てこないから なんか変な感じでしたー。

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2019/07/21

図書館で。読み終わった感想としては何が花?という感じ。てかロウカ(だっけ?)ゴッド怖い。超怖い。 図書館で残念なのは外箱が取っ払われてしまっているので表紙の絵が見れないことです。残念。まぁそれを見たかったら買って読めってことなんでしょうが。 確かに他人から見た自分と、認識する自...

図書館で。読み終わった感想としては何が花?という感じ。てかロウカ(だっけ?)ゴッド怖い。超怖い。 図書館で残念なのは外箱が取っ払われてしまっているので表紙の絵が見れないことです。残念。まぁそれを見たかったら買って読めってことなんでしょうが。 確かに他人から見た自分と、認識する自我とは差異があって当たり前なんだよなぁ。面白い人だって変わった人だってその人にとってはそれが当然の行動なのであって別に面白いことしようと思って行動している訳でもないのだろうし。 というわけでストレートフォワードなスポ根解決みたいな感じで好感が持てるオチ。昔馴染みと遊んだだけですよ、は泣かせる。が、ロウカさんが怖くて真ん中あたりはちょっと読んでいて鬱々しました。

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2018/10/20

いつものノリは薄め。だがこの路線だと猫物語の評価が高すぎてどうにも見劣りする。まぁ長いシリーズだとこういう一冊も必要か。

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2018/10/15

悪マーセント趣味で書かれたというだけあって全体的に鬱屈としていて悪趣味な話になっている。アニメではそこまで重く感じなかったけど文章だけになるとことさら重い。物語シリーズは阿良々木君がテンション高めで物語を仕切っているだけで実は話の内容は暗い、重いってのが多い。今回は神原駿河が中学...

悪マーセント趣味で書かれたというだけあって全体的に鬱屈としていて悪趣味な話になっている。アニメではそこまで重く感じなかったけど文章だけになるとことさら重い。物語シリーズは阿良々木君がテンション高めで物語を仕切っているだけで実は話の内容は暗い、重いってのが多い。今回は神原駿河が中学生時代の宿敵と決着をつける話。 「あんたの言うことは正しいが、あんたがそれを言うことは死んでも認めない」という戯言シリーズに出てきた言葉を引用したくなる。 たいていの事は時間が解決してくれるというのは間違ってはいないとは思うけど解決を時間に委ねたくない、できれば自分で解決したいという考え方はまさしく青春なんだろうな。 神原と沼地、お互いを選手と呼ぶのはお互いをライバルと認めてるからかな。 二人が同じ高校に進んで一緒にバスケをやるという未来もあってよかったんじゃないかと思う。この二人は意外とユリユリしい この巻で貝木がただの優しい親戚のおじさんにしか見えなくて笑ってしまった。「焼肉屋に来て野菜とか頼む必要ねーんだよ。野菜が食いたきゃ焼き野菜屋にいけばいいんだ」

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2018/01/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

神原駿河と沼地蠟花、もしくは貝木泥舟? いや貝木泥舟と臥煙遠江? なんかその辺の物語。 時系列的にはこれが後の話。卒業した阿良々木と戦場ヶ原。残された神原。今まで近くにいた一年先輩達がいきなりいなくなったときの喪失感はわかる気がする。そして、あの人だったらこの人だったらと考える…のは、神原だからかな。 人の見る自分と自分で考える自分。たしかに違うんだろうな。そして嫌いな人のことは、結局嫌いというより気になるというかなんというか。そういうことなんだろうな。見方によってはライバルとの爽やかな物語、だが。

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