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花物語 の商品レビュー

3.6

184件のお客様レビュー

  1. 5つ

    23

  2. 4つ

    60

  3. 3つ

    62

  4. 2つ

    10

  5. 1つ

    3

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2013/03/28

阿良々木は卒業後、どうしているのか気になった。ちゃんと大学に通えたかな。 あまり大きな戦いもなく、駿河の手が元に戻ってよかった。 ライバルである沼地とのやり取りが、なかなかよかった。 阿良々木の言う通り、駿河は沼地とバスケをして、青春したのだろう。

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2013/03/29

何かを成す時、大義名分がしっかりしていると格好良い。けど、それはともすれば胡散臭く見えるものかもしれない。むしろ格好つけないで、「ただ自分がそうしたいからそうする。」と、割り切った人は格好良く見える。 本書のシリーズの登場人物は、一貫してそんな割り切った、腹を括った人ばかりなの...

何かを成す時、大義名分がしっかりしていると格好良い。けど、それはともすれば胡散臭く見えるものかもしれない。むしろ格好つけないで、「ただ自分がそうしたいからそうする。」と、割り切った人は格好良く見える。 本書のシリーズの登場人物は、一貫してそんな割り切った、腹を括った人ばかりなのが、読んでいて気持ち良い。 自らが犯してしまった結果、背負う事となった業を、あっさりと取られてしまったらどうだろうか。素直に喜ぶべきなのか、それとも取り返すべきなのか。労せずして叶う願いに、価値はあるのだろうか。物語を通して様々な価値観が議論されるのが面白いです。

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2013/03/22

『花物語』 ちょっと独白させすぎて、距離感がありますね。 もうちょっと主人公ヒロインは奔放であったとイメージを持っていたものですから。 ボクはまだ、この主人公ヒロインのことをまだ知らないのかもしれない。むしろ、ダークサイド側の対抗ヒロインの方が際立ってしまったかもしれません。他...

『花物語』 ちょっと独白させすぎて、距離感がありますね。 もうちょっと主人公ヒロインは奔放であったとイメージを持っていたものですから。 ボクはまだ、この主人公ヒロインのことをまだ知らないのかもしれない。むしろ、ダークサイド側の対抗ヒロインの方が際立ってしまったかもしれません。他のシリーズを読み、また一つ西尾ワールドに踏み入っていこうと思います。シムシティのように西尾シティがボクの中に出来つつある。 今は旅の途中、行き着く先に彼女の答えがある。 (END)

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2013/03/07

悪魔 不幸 宿敵 貝木 母 卒業 青春 正義 誰かにとって憎むべき人であっても、誰にとっても憎むべき人ではない。 人には色々なキャラがあって、それぞれ無意識のうちに使い分けている。 この視点がおもしろかった。

Posted byブクログ

2013/02/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

神原視点。羽川さん視点のときも思ったけど、視点によって随分いろんなことの印象が変わるから面白い。 阿良々木くんがかっこよく見えるなんて!神原まじっく! いや、かっこいいのは知ってましたが、なんというか「頼りになる」かっこよさは今作で初めて感じた。 誰も困ってないわけじゃない、お前が困ってるだろ。とか。他人なんか気にすんなしたいようにしろ。とか。(うろ覚え) そりゃああんなふうにタイミングよく現れてくれたら、信奉してしまうよ。

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2013/02/18

もっと!阿良々木君との!かけあいが!ほしかった! 神原が好きな一番の理由だったんだって気付いた。 腕を手に入れるほどの深い闇と、 阿良々木君との面白おかしいかけあいが、 神原だと思っていた。 沼地と話し合う姿で、その単純さがよく伝わって、 もっと好きになった。それこそ一番の理...

もっと!阿良々木君との!かけあいが!ほしかった! 神原が好きな一番の理由だったんだって気付いた。 腕を手に入れるほどの深い闇と、 阿良々木君との面白おかしいかけあいが、 神原だと思っていた。 沼地と話し合う姿で、その単純さがよく伝わって、 もっと好きになった。それこそ一番の理由も変わるほど。 あと!読む順番など!関係ない!あとは!恋物語で!一区切り!

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2013/02/04

神原駿河が語る,彼女の手のその後の物語。既に暦やひたぎや翼は卒業している。 駿河という子は見かけや言動とは裏腹にかなり思索的な子なのではないかと,するがモンキーの頃から思っていた。私にとって彼女は,アニメで見るより本で読む方が楽しい。初めて読む彼女の語り口だったわけだが,期待を裏...

神原駿河が語る,彼女の手のその後の物語。既に暦やひたぎや翼は卒業している。 駿河という子は見かけや言動とは裏腹にかなり思索的な子なのではないかと,するがモンキーの頃から思っていた。私にとって彼女は,アニメで見るより本で読む方が楽しい。初めて読む彼女の語り口だったわけだが,期待を裏切らないものだった,私が頭の中に描いていた神原駿河だった。『花物語』の「花」は沼地蠟花の花だろうか。おそらくほとんどの人間が心の奥底に持っている暗く汚い部分をえぐり出すような物語。駿河が語ると真面目な物語になったわけだが,同じ内容をもし暦が語ったのなら,きっと軽々しく明るいものになったのであろう。

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2013/01/22

 シリーズの中では雑談やギャグが少ない話だったけど、個人的には一番好きな話です。 阿良々木くんとはエロトークしかしないけど、ひとり内に抱える闇や思春期の悩みに共感できましたし、西尾維新さんの人間論もちょっと好きです。  だけど、一番好きなところは最後の台詞です。この言葉に神原の悩...

 シリーズの中では雑談やギャグが少ない話だったけど、個人的には一番好きな話です。 阿良々木くんとはエロトークしかしないけど、ひとり内に抱える闇や思春期の悩みに共感できましたし、西尾維新さんの人間論もちょっと好きです。  だけど、一番好きなところは最後の台詞です。この言葉に神原の悩みも解決できたと思いました。最後の台詞にこの物語全てが収束されてると思いました。

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2013/01/14

前作の「傾物語」を読んだのが11年の5月w。 かなりの時間を空けてしまった故、ストーリーの 細部をかなり忘れていましたが、思いのほか すんなりと入っていけた事に安心しつつ、 やはり一気読み。 まさかの語り部が「駿河」さんで、100% 駿河の青春物語でした。もの凄く形としては 変...

前作の「傾物語」を読んだのが11年の5月w。 かなりの時間を空けてしまった故、ストーリーの 細部をかなり忘れていましたが、思いのほか すんなりと入っていけた事に安心しつつ、 やはり一気読み。 まさかの語り部が「駿河」さんで、100% 駿河の青春物語でした。もの凄く形としては 変形ですが、ある女子高生の挫折と苦悩と 成長と卒業のストーリーのように感じます。 そしてスポコンのような熱いバスケも なんだか異質なのに妙にストーリーに 溶け込んでいて...。ちょっとだけ違和感。 やはり怪異や悪魔や幽霊なんかが登場して この物語のラインは外していませんが、 ある種今作の立ち位置は...特殊かもですね。 自分的にはあれこれ考え、立ち止まり、 という青春特有の病感がビシビシで青臭くて... キライじゃない作品です。 そして...まさかの阿良々木くんが...免許を 取ってるなんてw!!!

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2013/01/06

意外なことにこのシリーズは時間をちゃんと流すらしい(行きつ戻りつはしそうだが)。みんないつまでも高校生かと思っていたが。 他人から見える自分と、自分が思う自分像。思春期にはたぶん重い命題なんだろうけれど、思春期に入る前にそこにキリがついちゃった人間にはみんな大変だな程度にしか思え...

意外なことにこのシリーズは時間をちゃんと流すらしい(行きつ戻りつはしそうだが)。みんないつまでも高校生かと思っていたが。 他人から見える自分と、自分が思う自分像。思春期にはたぶん重い命題なんだろうけれど、思春期に入る前にそこにキリがついちゃった人間にはみんな大変だな程度にしか思えない(怪異が憑く隙もないかも)。だからこういう題材を扱い続けるだろうこのシリーズで主人公の卒業は意外だったのだ。 しかし、高校の卒業記念にフォルクスワーゲン(一応外車だぜ)を買ってもらえるって、どういうことよ。家もでかいし、娘2人は私立に通わせて、共働きとはいえ新潟の警察勤務ってそんなに高収入なのか??

Posted byブクログ