ジェノサイド の商品レビュー
圧倒的迫力の小説であった。最初は専門用語が多く読むのが大変だったがアメリカVS新人類の対決構図になり、ストーリーの素晴らしさに惹かれいった。 今年度最高のエンターテイメントだと思います。
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今年読んだ本では間違いなく№1です。 テーマ、ストーリ共に壮大で尚且デティールまでしっかり書かれています。 登場人物も各自に個性を持たせてあり、読んでいくずつ物語に引き込まれていきます。スリルもあり読後感もよく大変満足出来ました。 今年の『このミス』大賞はこれで決まりかな?? ...
今年読んだ本では間違いなく№1です。 テーマ、ストーリ共に壮大で尚且デティールまでしっかり書かれています。 登場人物も各自に個性を持たせてあり、読んでいくずつ物語に引き込まれていきます。スリルもあり読後感もよく大変満足出来ました。 今年の『このミス』大賞はこれで決まりかな?? ってちょっと褒めすぎ??w
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極上のエンターテイメント!戦争、諜報活動、新薬開発、進化論、あらゆる要素を自然な形で織り込み、息もつかせぬ展開の中で、際立つのは親子の愛(特に父と息子)、友情、そしてか弱きものへの「愛」である。また、このままの世界のあり方に、警告を発してもいるのだと思う。
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化学を専攻する大学院生古賀研人に死亡したはずの父からメールが届く難病に効く薬を作るよう指示されていた.そして人知を超えた’GIFT'という創薬のソフトを与えられる.研人は韓国人留学生と共に新薬の開発に挑む.一方米軍特殊部隊出身のイエーガーの子供はまさにその難病におかされ...
化学を専攻する大学院生古賀研人に死亡したはずの父からメールが届く難病に効く薬を作るよう指示されていた.そして人知を超えた’GIFT'という創薬のソフトを与えられる.研人は韓国人留学生と共に新薬の開発に挑む.一方米軍特殊部隊出身のイエーガーの子供はまさにその難病におかされ余命いくばくもなかった.彼は医療費を捻出するために戦乱のコンゴに潜入.ピグミーの一団を抹殺する任務を引き受ける.傭兵は日本人も含めて4人.しかしこの任務には謎が多かった.人類滅亡の可能性や、かなり詳しい分子生物学的な話も出てきて真実味がありどんどん読ませる.
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早くも2011年No.1エンタテイメント小説の呼び声も高い『ジェノサイド』。高野和明氏、四年ぶりの新刊である。創薬、超人類、虐殺をテーマに、日本、アメリカ、コンゴの三地点をつなぎあわせた壮大なストーリー。著者が構想に20年もかけただけあり、500頁を超える分量をもつが、息もつかせ...
早くも2011年No.1エンタテイメント小説の呼び声も高い『ジェノサイド』。高野和明氏、四年ぶりの新刊である。創薬、超人類、虐殺をテーマに、日本、アメリカ、コンゴの三地点をつなぎあわせた壮大なストーリー。著者が構想に20年もかけただけあり、500頁を超える分量をもつが、息もつかせぬ展開で一気に読み上げることができる一冊である。 ◆本書の内容紹介 ※ジェノサイド公式HPより引用 急死したはずの父親から送られてきた一通のメール。それがすべての発端だった。創薬化学を専攻する大学院生・古賀研人はその不可解な遺書を手掛かりに、隠されていた施設実験室に辿り着く。ウイルス学者だった父は、そこで何を研究しようとしていたのか。 同じ頃、特殊部隊出身の傭兵、ジョナサン・イエーガーは、難病に冒された息子の治療費を稼ぐため、ある極秘の依頼を引き受けた。暗殺任務と思しき詳細不明の作戦。事前に明かされたのは、「人類全体に奉仕する仕事」ということだけだった。イエーガーは暗殺チームの一員となり、戦争状態にあるコンゴのジャングル地帯に潜入するが・・・ 父の遺志を継ぐ大学院生と、一人息子のために戦い続ける傭兵。交わるはずのない二人の人生が交錯する時、驚愕の事実が明らかになる。それは、アメリカの情報機関が察知した、人類絶滅の危機--- 現生人類に最も近いとされているネアンデルタール人が、約2万7000年前に絶滅を迎えた要因には諸説ある。気候の変化、現生人類との戦争、現生人類との交配による吸収・・・。いずれにしても、おそらく同時代に存在したはずの現生人類が、ネアンデルタール人との共存共栄を目指さなかったということは、歴史が証明している。 超人類というと、絵空事のような印象を受けるむきもあるかもしれないが、ネアンデルタール人にとっては、現生人類こそが超人類である。進化論の系譜に沿って考えると、いつの日か現生人類を上回る超人類が誕生するのは、必然と考えるのが妥当であるだろう。その時に、我々こそが、ネアンデルタール人のような存在になるということである。その時に我々を待ち受ける運命は絶滅なのか、はたまた共存なのであろうか。 このように、われわれ現生人類をピラミッドの頂点に置くのではなく、「超人類から見た現生人類」という新たな視点を提示しているのが、本書の大きな見どころの一つである。その視点から描かれる現生人類は、まるで下等動物のようでもある。国境という縄張りを巡り、愚かな殺戮を繰り広げ、お互いがお互いを潰し合う。しかし、その不完全さの中にも、残酷さと良心とが絶妙なバランスを保つことよって、現生人類は滅亡せずに、これまでの道のりを歩んできた。それは、奇跡のようなことである。 死んだはずの父親からのメールにて幕を開けた物語は、同じように父親からのメールで幕を閉じる。そのメールの内容こそが、人類全体へ向けたメッセージであり、それが実にすがすがしい読後感を与えている。著者の筆力に思わず脱帽の、超弩級エンタテイメントである。
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普段なるべく薬を飲まないようにしているけれど、薬を作った人の思いにまでは気付かなかった。物語の中では、さまざまな困難があってもどんなにあくどい奴が出てきても、最後に善が勝つんだけど、現実の世の中はそうはいかないと考えてしまう、東電原発事故だけれど、原発推進してきた御用学者に読ませ...
普段なるべく薬を飲まないようにしているけれど、薬を作った人の思いにまでは気付かなかった。物語の中では、さまざまな困難があってもどんなにあくどい奴が出てきても、最後に善が勝つんだけど、現実の世の中はそうはいかないと考えてしまう、東電原発事故だけれど、原発推進してきた御用学者に読ませて聞いてみたい、「ここに出てくるコガ親子のことをどう思う?」って、菅おろしをやっている自称政治家の人々にも、「この本に出てくるアメリカ政府を見てどう思う?」って。
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専門的な話については理解できない部分もあったけど、それでも文句なしに面白かった。 こういう多方面・多学的・多次元的な壮大な話を読むと思う、その作家の頭ん中どうなってんの…。 興味がある程度じゃどうしようもない専門的分野の莫大な知識量と理解力。そしてそれらをわかりやすく物語としてま...
専門的な話については理解できない部分もあったけど、それでも文句なしに面白かった。 こういう多方面・多学的・多次元的な壮大な話を読むと思う、その作家の頭ん中どうなってんの…。 興味がある程度じゃどうしようもない専門的分野の莫大な知識量と理解力。そしてそれらをわかりやすく物語としてまとめあげる総合的な思考力。 物語としても現実的な未来の話としても、がっつり入り込みました。 面白かった!すごい!
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早くも私にとっての今年ナンバー1かもしれません。 一気に読み切るには長いのですが、それでも 久しぶりに時間を惜しんで読みました。
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面白い、一気に読める小説ですが、オヤジが死んであれだけ気をつけるべき時に息子が気楽過ぎて、危機感なさ過ぎて、ちょっとイライラしながら読む事になりました。でも、今年のベスト5には間違いなく入る小説だと思います。ちょっと力の差がありすぎて、最後にハラハラ感が減少したのが残念。
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読み始めは化学や薬学系の専門的になっていくのかと、心配もしたけど、その辺りは分かりやすく書いてあり、どんどん読めてしまった!久しぶりに内容の濃い一冊が読めました。残虐なシーンは読むのが辛かったデス。 気持ちよく読み終わりました。
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